二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 螺鈿細工の黒十字 イナズマイレブン二次創作 ( No.43 )
日時: 2011/04/16 20:09
名前: 水野ミミ (ID: W3Oyo6TQ)

お相手発表!(シオンver.)

『恋歌 —マドリガル—』
  (シオン&エドガーside)

「……日本って、本っ当につまらない。」

夜の2時を回った頃に、目が覚めた私は呟いた。
何も今、来ることは無かったんじゃないかな、って、いつもいつも思う。
せめて、大学を卒業してからでも遅くはなかっただろう。

「おじさんに、呼ばれさえしなければ……。」

こうなると、嫌でもおじさんの事を考えないといけなくなるから、嫌なんだけどね。
ちなみに、おじさんといっても、親戚って訳でもない。

「こんな所に来ると、嫌でも自分の小ささを思い知らされるな……。」

でもね……でもでも、こんな小さい私(これこそちなみに身長は高い方)
にだって、できることがあるんじゃないだろうか?

せめて、あの人が私の気持ちに気付いてくれるまで。
気付いてくれるまで……。

「エドガー、君に気付いてほしいから……。」

私は、貴方に恋歌マドリガルを歌い続けるよ、エドガー?

—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—☆—


「……たった1人の人が私自身の前から少し居なくなるだけのことで、何故ここまで寂しさを感じるのだろう?」

午後5時を少し過ぎた頃、自分の部屋に居た私は、窓の外を眺める。
特に変わりは無いのだが、心の中の『何か』が無くなってしまった様な気がする。
変わった事といえば、学校から帰るときの話し相手が1人減ったこと位だ。

「……シオンがあの人に呼ばれさえしなければ。」

呼ばれさえしなければ?
一体、その続きはどうなるのだろう?

机に置いた携帯を手に取ろうとして、途中で止めた。
日本は今、午前2時過ぎのはず……。
きっと、シオンも寝ているだろう。というか、普通、寝ていないとおかしいだろう。
そんな時に起こしてしまったら……。
これも考えかけて、止めた。
思い出すのが少しだけ怖いから。

とある旋律が蘇る。

「彼女が好きな、ピアノ協奏曲……。」

作曲者が誰だかは訊いていないけれど、今は別にいい。

「これは、彼女の恋歌マドリガル……?」



—fin—

要するに、

シオンの相手=エドガー☆
って事だ♪

ちなみに俺の好みだから←