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「ん〜・・・ふわぁ・・・」
私は、起きた。
朝はニガテだ。布団から出たくない。
でも、今日はナニカが違う。
そうだ、彼が起こしてくれない。

「んもぉ〜、起こしてくれないの〜・・・浩太っ！・・・あれっ？」
幼馴染の彼—武藤　浩太—が居なかった。
「浩太・・・？」
オカシイ。浩太が居ない。
出掛けるなんて聞いてない。
ふっと横を見ると、簡易黒板に




『お散歩　すぐ帰る』




と、書かれていた。
紛れも無く、浩太の字だ。

ほっと安堵したが、すぐに疑問がわき上がってきた。
こんな朝早くに？
ナニカあったのかな？
キミの奇行ビョーキは理解できないときがあるし・・・。




探しに行こう・・・—————




そうして、私—夢藤　遊羽—は飛び出した。


まずは・・・情報を集めなくちゃ—————