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私は最近気づいたことがある。

私のこの心臓。

これは一分間に70回、『生きている』って叫んでいること。

でもね、君と居るときは違う。

君と居ると、70回の『生きている』が、

110回の『愛している』に変わっているの。

『この胸が脈打つ内は君を守ろう』。

その思いは変わってない。

もちろん、生きる意味はそれだけでいい。

それでいいの。

・・・君といると、そう思ってしまう。





「もう一度」、「もう一度」

そういって、何回も心を重ね合わせてきた。

私たちはお互いをどんどん知っていくの。

「ねぇ、未来」

君が言う。

「僕と君が出会えたことに、何か理由ってあるのかな？」

その言葉を聞いたとき、私は君の顔をマジマジと見た。

君にとっては何でも無い様な顔をしているつもりだったのだろう。

でも、私にはわかる。

君の顔に、悲しみの感情が見え隠れしているのを。

「・・・未来？」

君が訝しげに私を見る。

「多分・・・理由は無いよ」

私は君に伝えたくて言ったんだ。

「もしこの出会いが運命だとしても、ただの偶然だったとしても」














「嬉しいことに・・・変わりはないもの」