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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 未来を知る少女【世界編】 ( No.31 )
- 日時: 2011/05/15 16:53
- 名前: 海穹 ◆EZarcElGGo (ID: UruhQZnK)
第5話 「驚きの対面」
宿舎の玄関を開けると
「円堂君!何処行ってたの!!」
と秋が大きな声で円堂を叱った。凄く怒っているわけではなく、心配していたのもあるせいか優しく怒っている顔だった。
初めは円堂にしか目が行っていなかったようだが、あとから入ってきた氷歌と玲名を見て秋が目を丸くした。
「え!つ、月城さん!?ウルビダさん!?」
大きな声。さっき円堂を叱っていた時よりも大きな声で秋は驚いている。氷歌と玲名はそんな秋を見て面白そうに、でも控えめにクスクス笑っていた。
秋の大きな声を聞いてイナズマジャパンのメンバーが玄関に集まってきた。
「月城!久しぶりだな!おっ……おまえは……ジェネシスの……」
綱海が氷歌を見て笑いながらそう言ったが、玲名を見て少し顔をしかめた。しかし、次の瞬間
「玲名!?何でここに!?」
とヒロトが階段を駆け下りてきた。秋よりも驚いているようで、目を丸くして凄い勢いで階段を下りてくる。
先に来ていたイナズマジャパンのメンバーはヒロトの言葉に少し疑問を持った。玲名とは誰だと言う疑問だ。その他にもどうして氷歌たちがここにいるんだと言うのもあるようだが。
「五月蝿い。相変わらずだなヒロト。」
そんな皆を気にせず、少し笑いながら玲名はヒロトと会話を始めた。
ヒロトは本当に驚いている。どうして玲名がいるのか、どうして代表のジャージを着ているのかと言う皆とは少し違う疑問で頭がいっぱいだ。
「来たか。二人とも。」
後ろから久遠監督の声が聞こえ、イナズマジャパンの皆は振り返った。
「久遠監督。遅れてすみません。」
氷歌はそう監督に謝った。しかし、監督は遅れたのを気にしていないようで
「着いたのならいい。」
と淡々と呟いた。
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