二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブンGO!!〜雷門ラプソディー〜 ( No.10 )
- 日時: 2011/05/11 17:12
- 名前: 悠里 (ID: 8hgpVngW)
第四話
あれから半年が過ぎた。
私と綾香は話をして孤児院に入った。
それからたまに貸してもらうパソコンとかであの「修也」という人について調べた。
綾香も毎回パソコンをのぞきこんでくる。
そして今、情報を手にした。
「お姉ちゃん、あの人サッカー選手だったの?」
パソコンに映るのは、FF、FFIのその「修也」という人の記録。
「「豪炎寺修也」っていうんだあの人・・・」
そこには驚愕の真実が書いてあった。
FF優勝校雷門中エースストライカー豪炎寺修也
FFI優勝国イナズマジャパンエースストライカー豪炎寺修也。
「こんなにすごい人だったんだ・・・」
綾香も息を呑む。
「ますます会うのが難しそうね・・・」
そう。美香たちは決断をしたのだ。あの日から。
自分たちの命の恩人、豪炎寺修也にまた会う・・・
そのために豪炎寺修也について調べていた。
「ねえ!いいこと思いついた!」
綾香がひらめいたように言う。
「何?」
「私たちもサッカーやってみようよ!そうしたら少しは近づけるんじゃ!?」
「たまにはいいこと言うじゃない」
「たまにはって何よたまにはって!」
「はいはい。黙ろう。・・・でもそれある意味いい考えよ綾香」
くるりと綾香を振り返る。
「どんくらい上達するかわかんないけど・・・やってみる価値はあるわ。早速やってみましょう」
「うん!」
それから一ヶ月。
彼女たちは初心者とは思えないほど上達していった。
才能かもしれない。
もう大人クラスの相手など楽勝だった。
そこである人が言った。
私たちを見ていた赤いメガネと青い髪のセミロングが特徴的な人だ。
もう大人だろう。
「ねえ、雷門中サッカー部に来てやってみない?サッカー」
「・・・え?」
「あなたたちには無限の可能性を感じるの」
にっこりとその人は笑う。
「でも私・・・孤児院でお金なんか・・・」
「あなたたちはまだ小学生よね?たまに来てくれるだけでいいの」
美香と綾香は顔を見合わせた。
学校なんて、なんて懐かしい響きだろう。
今更になって思ったが「普通」というのはどんなに幸せなことだろう。
きっとそれが、何よりの幸せだと思う。
「「やりたいです」」
「じゃあ地図を渡すわね。暇なときにでも着て頂戴」
その人は地図を私たちに渡すと去っていった。
「雷門中・・・サッカー部・・・」
雷門中は、あの豪炎寺修也が通っていた中学だ。
「あそこにいけば何か手がかりになるようなものがあるかもしれないし」
「サッカーも上手になれる!」
「まさに一石二鳥!」
「よっしゃ!楽しみになってきたわ!!」
こうして2人の雷門中行きは決定となった。
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