二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブンGO!!〜雷門ラプソディー〜 ( No.5 )
- 日時: 2011/05/10 18:28
- 名前: 悠里 (ID: 8hgpVngW)
まず。
この回にはちょっとグロ表現があります。
苦手な方は戻るをクリックしてください。
第二話
「え・・・?」
一瞬、時が止まったような気がした。
「お、ねえちゃん・・・」
かすれた声で綾香が美香に震えながら寄る。
美香も顔を青ざめて呆然とそこに立っていた。
本当に、本当に一瞬だったのだ。
私たちの目でおいきれなかった。
何で。どうして。
目の前に、血の海が広がっているの?
「おねえ・・・おねえ・・・ちゃん・・・」
綾香はすでに半泣きだった。
そしてその中心にあるのは。
見慣れた父と母だった。
そして。
それを犯したモノは
目の前で
不気味に
楽しそうに
血でぬれたナイフを
なめていた。
「くっくっく。・・・次は君たちの番だよ?お嬢ちゃんたち?」
そうすると目にもとまらぬ速さで綾香に襲い掛かる。
「綾香!!」
美香が綾香をかばう。すると
美香の背中に大きな痕が刻まれた。
「お姉ちゃん・・・」
腰をぬかした綾香をひっぱり、美香はそのまま走った。
怖い怖い怖い。
だけどあのままだったら
確実に。
死んでいた。
それだけでゾクリと何かがわきおこる。
だけど、逃げなきゃ。
「わっ!?」
すると途中で誰かにぶつかった。
「ご、ごめんなさい・・・」
それは自分より大きい、オレンジ色のパーカーをはおった朱色の頭が特
徴的な男だった。
「・・・どうした?」
すると男は美香の異常な様子に気づき、問う。
普段の美香なら言わないだろう。
だが、今は緊急事態だ。
「パパと・・・ママが・・・殺されて・・・殺人者が追ってきてる
の・・・!」
美香の声は震えていた。
すると、男は優しく微笑んだ・・・気がした。
「任せろ」
ポンと頭に手をのせると、向こうへかけていった。
「ねえ、ちょっと!駄目だって・・・!!」
しかしその声は届かない。
やがて男は美香たちの視界から消えた。
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イナズマファンの人はこの人をご存知でしょう。
あれ?何か変な方向に走った気が・・・