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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ナビ・ルナ&ムスビ ( No.254 )
- 日時: 2011/10/15 17:13
- 名前: ルルにゃん ◆8/MtyDeTiY (ID: 86FuzJA.)
ムスビは、いつみの流されたところよりも、さらに20〜30m先で、かわらに這い上がって気を失っていました。
「スネリ!」
ムスビを見つけたルナが、スネリを呼びました。
「いつもの肉球で何とかして。わたしは、莉々ちゃんといつみちゃんを癒せるか、やってみる。」
言うや、ムスビをスネリの前に横たえ、いつみたちのいるところへ走っていきました。
「いつみちゃん、大丈夫?」
いつみのひざは、今はもっけが買って来てくれた包帯で止血してありますが、これでは冒険には行けません。まして、戦いなどは言うまでもありません。
「今から、いつみちゃんも莉々ちゃんも傷を癒してあげるから。」
ルナはそういって、ステップを踏み始めました。
- Re: ナビ・ルナ&ムスビ ( No.255 )
- 日時: 2011/10/17 17:36
- 名前: ルルにゃん ◆8/MtyDeTiY (ID: 86FuzJA.)
「天柱、天任、天英……天逢、天内、天衝……天任、天英!!」
ルナが4回ステップを踏み終わるころには、ひどかったいつみの傷も癒え、莉々なんてそこらを駆け回っていました。
いつみたちはしきりにすごい、すごいと褒めますが、ルナにとっては大きなダメージではありません。
「ムスビは?」
いつみが、ずっとムスビに寄り添っていた玉ちゃんに問いました。
「それが……ねぇ。ふふっ。」
玉ちゃんが指差す先には、鬼ごっこをして遊ぶ莉々とムスビがいました。
「さ、さすがはスネリさんだね。完全回復して。」
「それが違うの。流されて気を失っていたんじゃなくて、サカナに噛み付かれたって。笑えるよね。」
だぁ、変な心配させやがって。
ま、それがムスビ、か……。
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