二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケスペ中世風パロディ【今更だけど閲覧100突破】 ( No.32 )
- 日時: 2011/11/18 02:10
- 名前: 蒼石緑華 (ID: kI4KFa7C)
第十一話 十七の夜を越して求めたのは
準備を済ませたレッド達は城から出て行った
そうして、先に行くべき場所があった
そこは森 そしていつもの様に穴へ入っていった
そして扉を開いたそこにはルビー達が居た
「お、居る居る。」
「レッドさん、どうしたんです?」
「イッシュまで旅をするのよ」
「え!?」「と、いってもジョウトは抜いてだけどな」
「もしかして、今回の事件についてですか?」
「あら、知ってるのね。ちょっと付いて来てくれる人は居ないかなーって思って」
「あ、じゃあ俺行きます。イッシュなら詳しいし・・・」
「じゃあ僕も。」「じゃあ俺も。」
「何かあったら、面倒っすから俺も」
「ブラックにルビーにエメラルド、ゴールドだな」
「ブラックだけじゃ心配だわ、私も」
「じゃあ僕達は待ってるよ」「私もー!」
「よし、じゃあこのメンバーで行こう!」
「俺に大人数だな・・・・」「ま、いいじゃない仲間は多い方が楽しいし♪」
「よし、じゃあ行こう!」
「僕は待ってますね」「俺は行くよ、姉さん」
「解ったわ。じゃあ準備チャチャっとすませちゃってー♪」
「はい!」
慌てて準備を進めると
少し経った頃 皆、準備できていた
「じゃ、いきましょ!」
「はい、いってらっしゃい。」
「じゃ、行くぞー!」
皆は外に出ると グリーンは時計を確認した
その時ブルーはチラリと見た グリーンの胸元には
あのペンダントがあった大切につけてあった
それを見たブルーは一瞬だけ笑った急ぎ足で港まで行くと
出航前だった ギリギリに到着したレッド達は慌ててお金を払うと
船に乗った その直後船と港を繋ぐ架け橋が外れ出航した
少しバテていた 冬の冷たい風が心地よかった
森から港までかなり距離があったので急ぎ足というよりとにかく走っていた
重い荷物を抱えるとなると少しキツかった 武器だったら話は別だが。
今は昼の2時 そしてホウエンにつくのは朝の8時その間までどうするか話す事にした
とりあえず中に入る事にした 船には部屋がついていた王族とか軍人とかは
普通に取れる値段だった 一般人から見れば結構高いけれど普通の事だった
とりあえず部屋に入った 彼らは荷物を置いた
「よいしょっと」
「広いですねー」
「んー、まあな!」
「色々あるって事は聞いてますけど・・・まさか森が・・・」
「ホウエンは森が焼かれたんだよな」
「酷い事する奴がいるものね」「ホウエンの森には数少ない動物も居たしな」
「森の動物は皆どうなっちゃったんだろう・・・」
「残ってたのは保護したって聞いたわ」
「さてと・・・とりあえずどうします?」
「とりあえず休もう、少し疲れた・・・・」
「そりゃあグリーンは熱下がったばっかだしな」
皆はロビーに出る事にした
ロビーに出ると見覚えのある姿が見えた
「・・・あれ、カスミ?」
「ん?あーっ!レッドじゃない!?しかもブルー達まで・・・」
「あらー、久しぶりねカスミ」
カスミはカントーの港町に住んでいた
レッド達と知り合ったのは、戦後の港でだった
その時仲良くなって以来、結構一緒に居る事も多かった
でもここ最近忙しかったのでまったく会っていなかった
「ま、まさかレッド・・・お供連れて家出したの・・・!?」
「いやいやいや・・・無いから。」「お供って俺達か・・・・」
「でも、なんでカスミがここに?」
「あぁ休暇を取ったのよ。ホウエンへ行く予定よ」
カスミは港町を仕切るリーダーだった
その分、仕事が多かったので終わったあと休暇を取ったらしい
「自然に癒されに?」
「えぇ、それしか無いわよ」
「カスミ・・・ちょーっと、言いづらいんだけど・・・」
「ん、何よ。」「・・・ホウエンの森が燃やされたんだ」
「・・・・・な、なんですって!?」
「お目当ての湖も枯れてるってさ。」
「嘘でしょぉ・・・」
カスミはげっそりとした顔をした
「で、それの手伝いに行くのよ」
「え、そうなの?」「うん、なんか人手足りないらしくて・・・」
「俺達は最後の希望みたいなもんよ!」
「正しく言えば、便りは俺達しか居ないって事だ。」
「もしかして他の所も?」
「うん、そうなんだ。ジョウトの遺跡やシンオウの山とか・・・」
「はー・・・大惨事ね。最後はうちに来るんじゃない?」
「そう思うとぞわぞわするわ。」
「ま、頑張りなさいよ。」
「カスミはどうするんだ?」
「そーなると予定が狂うし・・・あたしも行くわ」
「また人が増えた・・・」「疲れた顔してんじゃないわよ」
「ホウエンについたら、まずはオダマギ博士の所へ行こう。」
「サファイアのお父さん・・・」「博士なら何か知ってるかもしれないな」
「というか・・・知らない人多いわね」「あぁ、そうだったな。」
「この子は私の弟のシルバー、左からゴールド、ルビー、エメラルドで・・・」
「アクア。」「シェルだよーw」
「ブラックって言います!」「ホワイトです」
「・・・・大分、人多いわね・・・・」
「まぁな・・・・」「じゃ、あたし部屋戻るから!」
「じゃーねー♪」
カスミはロビーから離れ、部屋へ向かった
レッド達も部屋へ戻る事にし
部屋に戻ると荷物の整頓を始めた
大分、準備を適当にやったので酷い有様だった
使う物は出しておき、後は入れておいた
そうするとホワイトがレッドに尋ねてきた
「あの〜・・・カスミさんとは仲が良いんですか?」
「うん、結構前から仲いいぜ」「最近会ってなかったけど、ガラリと変わったわねー」
「へー・・・そうなんですか」
「でも、なんで会ってなかったんですか?」
「カスミはカントーの港町のリーダーで色々仕事が忙しいし、俺達も忙しいから最近会えなかったんだ」
「大変ですね」
「でも慣れてるから大丈夫よ」
「あれ、グリーン先輩それ・・・」
「薬。まだ、完全に直ってるわけじゃないしな。」
「あれ、食べ物無くないですか?」「サプリメント。」
「サプリメント!?グリーン、あんた・・・」
「別に死ぬわけじゃないしな。」「・・・ま、いいわ。グリーンがそう言うならね」
「暑い・・・・」
「そんな事言うのレッドさんだけっすよ?」
「え、そうなの。」
「まぁ、そうだな。寒いんだが。」
「良く半袖で居られるわねーw」「え?え??」
「よいしょっと」「あれ、ルビーそれ・・・」
「代わりの服です。同じ服じゃさすがに駄目ですから」
「ちゃんとしてるわねー」
「あはは・・・」「・・・なんだこれ、ピクニックか?」
「ピクニックというサバイバルという犯人探し。」
「半分間違ってないわね。」「犯人探しって・・・・」
そんなグダグダな会話をしながら部屋の中で過ごしていた
続.