二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ中世風パロディ【シリアス、ギャグ系】 ( No.6 )
日時: 2011/10/17 22:36
名前: 蒼石緑香 (ID: kI4KFa7C)

第一話 式典


ここは カントーという場所の
国の式典 朝から城は大忙しだった

「ブルー!これ、どうやって着んの!?」
「それぐらいも出来ないの?まったく、もう!」

「あははは・・・」
「大体、ほぼ毎日帝王学をサボっていたからだろう。他にも着付けや、音楽とか・・・・」

「ああっ、もうその話はいいっての!」
「レッド・・・あんたねぇ・・・」

「大体、今日はイッシュやホウエンから色んな人々が来るんだ。マナーも解っているんだろうな?」「・・・・・」

「無言って事は解ってないみたいね。」

ブルーの言葉にグリーンはレッドに恐ろしい目つきを向けた
レッドはヒッと後ろへ一歩下がるとグリーンが一歩近づいて

また下がると近づいて、下がる、近づく、下がる近づくの繰り返しだった。

それをため息をつきながらブルーは見ていた内心は面白いと思っているけれど、あえて口には出さない

口に出したら自分も巻き込まれるかもしれないからだ

「あんた達ねぇ・・・」
「そ、それなりのマナーぐらい解るから大丈夫だって!」

「・・・・本当だな。」「う、うん!」
「変な事するなよ。」「解ってるって!」

「あれっ、レッド達じゃん・・・・・まだ着替えてないの!?」
「シェル!?だ、だって・・・」

茜色のツインテールと黒いドレスが特徴的な少女
シェルが現れた それと同時にもう一人、タキシードを着た少女が現れた

「レッド!?」
「あら、アクアじゃない。タキシードなのね。」
「ドレス動きにくいじゃん。」「オシャレしましょうよ・・・」

「てかレッド。昨日渡した服は?」
「え?」「昨日渡した式典用の服!あれ着ろって言ったよね?」

「あ・・・」「ったく・・・どうりで部屋にあるから不自然だと思ったよ。ほら、着替えて!」「ごめんってばー!」「誤るのは後々ね!」

「叱る気満々ですか!?」「昨日だって式典の準備中で忙しい時に抜け出して・・・・」

「うっ・・・毎日の事だからいいじゃん!」
「毎日の事だからいけないんだよ!!」「・・・・」

「あ、黙ったわね」
「黙ったな。」

「じゃ、着付けしてくるから。二人は着替えてて。」
「解ったわ」

そういって彼女とレッドは廊下をスタスタを歩いていき
綺麗な宝石みたいな輝きを放つ服を綺麗にたたんで持っていった

その姿を見た事がなかったシェルはブルーに問いかけた

「ねね、あの子誰?」
「あぁ、あの子?アクアっていうの。」

アクア、どこかで聞き覚えのあった名前だった

「アクア・・・?どっかで聞いた事あるよーな・・・ないよーな・・・」
「アクアは元うちの兵士よ。」「元・・・?じゃあ、なんでここに居るの?」

「今はレッドの召使をやっているの。」「えぇっ!?それまた、どうして・・・」
「前までは私やグリーン達と一緒に戦場に立って戦ってきたんだけどね・・・ちょっと諸事情で兵士をやめてしまったの」

「アクアは何も教えてくれないけどな。」
「へー・・・・でもなんで召使に?」

「アクアはそれは優秀な兵士だったわ。国は手放すが惜しかったんでしょうね。」
「それで、召使になったと・・・」「まぁ、そんな所ね。」

「でも、なんでやめたんだろうな・・・」
「知らないわ・・・あまり首が突っ込まない方が良いわ。面倒事に巻き込まれるのは誰でもイヤだからね」

「へー・・・・というか、あの服・・・今まで見てきた服より綺麗だなぁ。宝石でもついてるのかな?」
「一部はターコイズとかの宝石を使ってるけど、ほとんどビーズとからしいわ」

「ほへー・・・あんなに輝いてるのに?」「本当よね・・・」
「さて、俺達も着替えるぞ。」「そうね」

「無事に式典出来てよかったね・・・休戦で助かった」
「・・・・休戦はもうすぐ終わる。あの時・・・平和が終わった時のように。」

「今の幸せを一秒でも早く感じていなきゃ、もったいないわ。私達の平和はとてもレアなんだから」
「・・・・そうだね。じゃ、待ってるから」「ああ。」

そういってシェルも、グリーンもブルーもバラバラになった
そうして午後12時丁度

式典が始まった


そんな頃、市場にホウエンからの外来者が居た——

文字数関係で一旦切ります