二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ポケスペ中世風パロディ【シリアス、ギャグ系】 ( No.8 )
日時: 2011/10/18 17:17
名前: 蒼石緑香 (ID: kI4KFa7C)

第二話 敵と味方
※グロ要素が少し入ってます(本当にほんのちょびっとだけ)

城へ行く時

6人は馬車の中で
会話をしていた

「へー、ホウエンで服を作っているんですか!」
「ええ、まぁ・・・」「すごいなぁ、あんな綺麗な服作れるなんて!」

「あんなに宝石を・・・」
「あ、首飾りとかは宝石ですけど、あとは全部ほぼビーズです」

「ビーズ!?」

「まぁ、ホウエンではそういってるんですよ。ホウエンで取れる・・・なにかカケラみたいな物ですね。ビーズの色や輝きを持った宝石は見たことないそうです」

「そのビーズ、最近話題になってますよね」
「あぁ、ホウエンでは10kg、500円とかですけど他の国では2000円とか、5000円とかするんですよね」「本当高価な物で・・・ホウエンにいけば500円で買えるかな」

「ええ、ホウエンで買えばそれなりに安く。」
「ホウエン行きたいなー!」「でも、僕らイッシュの人だから・・・」

「ホウエンとイッシュは敵対種族・・・なんだっけ」
「そうですね・・・私達、こんなに仲良くなれたけど・・・」

「休戦が終われば、敵にまたなってしまう。」
「休戦中だからって、ホウエンやジョウトは敵対国の人々は入れないんです」

「たしか、今回の式典にはシンオウやジョウトも来るんですよね」
「ジョウト!?カントーの敵対国じゃない!」

「カントーはまた戦を始めないために、分ち合うためにジョウトとかも呼んだとか・・・・」
「でも、皇子はアレですよ?」「あぁ、たしかにな。」
「?何かあるんですか??」「皇子は敵と見做す人々はほぼ眼で殺してしまうんですよ」

「怖っ!?」
「皇子はいつも明るくて正義感あるんだけどなぁ・・・睨まれると殺されそうな気分。」

「うわわわ・・・・」「こ、怖い・・・・・」
「あれさえ無ければなぁ・・・・うーん・・・」

「あ、あははは・・・・」
「城ったいよー」「あ、早い。」

「よし、降りよう」

そうして
6人は馬車から降り、大きな城門前に立っていた

「で、かい・・・」
「はわー・・・」

「じゃあ、入るったーい!」

ギィと門はゆっくり開いた
中に入ると一面、綺麗な景色が広がっていた

噴水やらとなんやらとたくさんあり
高価な物もたくさんあった

「キレー・・・」
「美しい・・・・・」

「式典はすでに始まってるったい!」
「急がなきゃ!!」

城に入り、王宮内はわんやわんやと騒いでいた
色んな人々が居た だが、中には睨みあう人々もいた

「本当に他の国からも来てるんだ・・・」
「うわー・・・・すっげぇ・・・」

「というか、式典って何をするんだ?」
エメラルドがつぶやくと
後ろから声が聞こえた

「ここの式典は平和を祈るための行事だ」
「!?グ、グリーンさん!」「え、この人が・・・」

「本当は、贄が必要なんだけどね」
「生贄!?」「神様にそれなりの物も与えなくちゃいけないんだ」

「あれ、でも今回は居ないんですか?」
「ええ。贄に捧ぐ家系がどっかに逃げちゃってね」

「さすがに贄を変える事は出来ないからな・・・」
「で、今回は生贄無しの式典!」「そんなので大丈夫なんですか?」
「別にいいのよ。だいたい生贄捧げて平和来るなら簡単な物だわ」

「無駄に命が無くなっていくだけだ。人は一体何を考えているんだろうな」

「たしかに」
「贄をもうずっと何千年も捧げているのよ?一向に平和は来ないし、戦争はまだまだ続くし・・・結局、なんの意味も無い行事よ。」
「そうなんですか」「ああ。」

「あ、レッドが出てきたわ」
「え!?どこどこ」
レッドは式典用の服を着て出てきた

綺麗に鏤められた宝石やビーズが シャンデリアの光を浴びてもっと綺麗に輝いていた

「おー、綺麗綺麗。」
「アクアじゃない。たしかにやっぱり綺麗ね」

「たしか・・・」
「あ、僕です」「へー!素敵ね!」

「で、この後どうするんですか?」
「ここで祈りを捧げて終わりよ」「早!」

「でもなぜここなんですか?」
「ここはね、七千年前に崩れた神殿の後に出来たの。」

「だからなんですか・・・」
「まぁね。」

レッドが祈りを捧げ終わると
また騒がしくなっていった

レッドはそそくさとグリーン達の所へ向かった
「あー・・・疲れた・・・」
「おつかれさま。あれぐらいでバテないでよね」

「祈りとかお前には似合わないな」
「自分でも解ってるよ。」「というか城の警備手薄ですけど・・・大丈夫なんですか?」

「さすがに式典中に攻め込む馬鹿じゃないわよ。」
「そうですかね・・・・」「中にスパイとかいたりして・・・」

「ブラック!」「ご、ごめん・・・」
「でも・・・さすがに心配だな。」

「多分、大丈夫だと思うんだけど・・・・」
そう話していると

銃声が外から聞こえてきた
周りの人々は一斉に振り返り 騒ぎ出した

「チッ、言ってる傍からか!」
グリーンは服の中から銃を二丁取り出した

「銃!?」
「行くわよ!サファイア!!」「はいっ!」

そうするとブルーは銃を取り出し
サファイアも剣を取り出し バタバタと外へ行った

「ど、どうするの!?」
「とにかくここから離れちゃダメ!」

「いや、ここに居てもいつか攻められる!他の場所へ!」
そうするとレッドの後ろから声が聞こえた

「お供無しか!?」
後ろから男が銃をレッドに撃ってきた
その服装はタキシードを着ていた

恐らく潜入していたのだろう
「!!危・・・」

ホワイトが言いかけると
レッドは銃弾を避け、金の眼をした少年が男に殴りかかった

「!?」
「やっぱ潜り込んでたのかよ・・・!」

「ゴールド!?」
「レッドさん、早く逃げるっすよ!」

「え・・・ええええ・・・・」
「というか早く別の場所へ移動しましょう!」

「皇子も!」
「え・・・」「早く!!」

「・・・解った!城から森へ通じる出口がある!そこにさっさと行くぞ!!」「はいっ!」

バタバタと廊下を走ると
ルビーが問いかけてきた

「というか貴方は・・・?」
「あぁ、俺はゴールド。よろしくな、ルビー。」

「なんで僕の名前を」
「お前はジョウトでも結構有名だからな!ぺちゃくちゃしゃべってると・・・」

ゴールドはしゃべってると急に後ろを向き
銃を取り出し後ろにいた敵らしき人物の脳を撃った

「やられるぜ?」
「!?グ、グロい・・・・」

「こんぐらいはなれなくちゃぁ、いけねぇぜ!」
「(なんて恐ろしいんだ・・・!)」

また走り出すと
城を抜け、森へ走っていった


続.

ちょっと変な話・・・