二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ポケモン】漆黒の炎に罪を乗せて オリキャラ募集★ ( No.71 )
日時: 2011/12/07 19:29
名前: 愛河 姫奈 (ID: bEtNn09J)
参照: http://id41.fm-p.jp/256/kumakuma8710/

第十六話   −それが僕らの運命なのか


「な…なんだったんだ…?」

「さ…さぁ?」

複数のポケモンが空に帰っていく。
ーあっという間にカントーに付いてしまった。

「ここがカントーのトキワタウン。ジムリーダー呼んでくるわね。」

「あ、はい…。」

その時だった、

「破壊光線。」

「え?」

真後ろで冷静な指示で恐ろしい技が聞こえた。

「…なんてね。」

赤い帽子をかぶった人と、水晶色の髪の毛の人がいた。

「貴方達は…?」

「リリーの…さっきあんたたちを案内した奴の友達よ。シーラって言うの。こっちはレッドさん。」

さっきの漆黒の髪色の女性はリリーさんと言うのか…。
その時だった、

「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

リリーさんの声が聞こえた。

ジムの方から。

「リリー!?」「リリーさん!?」「…何…??」

みんなで急いでジムに入ったら、

頭を抱えて震えているリリーさんがいた、

「リリー!?どうしたの…。」

シーラさんが手を伸ばして触れようとすると、

パシン!!

リリーさんがシーラさんの手を叩いた。

「触らないで!!」

リリーさんは、

「ジラーチの夢…。」

「ジラーチの夢…?」

捕まってしまったのだ、
過去に逃げてると憑かれるあの夢に。

「あれを解くには、鍵が必要なんです。」

「それは何処にあるんだ!?」

緑の瞳の、ジムリーダーらしい人が聞いてきた。

「…それは…彼女が封印してしまってるんです。その鍵を取るためには、彼女の中に入らないといけません。彼女の心の迷宮に。
入れるのはたった一人…貴方です。」

私は彼を指差す。

「俺…?」

緑の瞳の彼は驚いている。

その時だった、彼女の体が光り、

「…助けて…あたしを、このラビリンスから…連れ出して。」

彼女は確かにそう言った。

その瞬間、私は…。

「嘘をついてたんだよ。彼女は隠してたんだ…きっと。」

私は帽子を被った。

「僕は、人を救いたい!!だから…リリーさんを…

          救って見せる!!」

知ってるでしょ?
僕が、諦め悪いことを。


(僕は知ってるんだ。)

(ジラーチの夢は早く覚まさないと、)

(七百年間、眠り続けることになることを。)