二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.228 )
- 日時: 2012/07/07 09:20
- 名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)
〜もうすぐ参照1000突破記念〜
「不思議の国のアリスならずDグレの国のアリスw」3
「巨大青虫というか、これは青虫用の寝袋をきたコムイさんじゃね?」
そういいながらもアリスは今いたキノコの前の場所ではない反対方向へ歩き出します。
まぁ、巨大青虫が降って来るんだから、よけるのは当たり前ですよね。
急落下し、落ちて来たその巨大青虫は、気絶。
アリスは、それをとことん無視して、また何か手掛かりはないかと違う方面へ向かいました。
しばらく歩いていると、遠くからなにやらたのしげな音が聞こえてきます。
もっと近づいてみると会話まで聞こえてきました。
「うむ、この紅茶はいい香りのする紅茶であるな」
「当たり前だ。俺が買って来たんだから…っておいテメェ!! 全部のんでんじゃねぇよ」
「まぁまぁ、ユウも落ちつくさぁ」
「下の名前で呼ぶなっていっただろ。しかもお前も飲んでんじゃねぇよ! バカ兎!」
「バカ兎とは失礼さぁ! 少なくともユウより知識はあるさぁ!!」
「いつのまにか2人の喧嘩になってしまったであるな。まぁ、わたしに被害は、ないのだから止めなくていいか」
「「止めろよ!!/止めろさぁ!!」」
とまぁ、仲がいいのか悪いのかよくわからない3人組のようです。
最後の2人のハモリで会話はひとまず終わった模様。
アリスは、一歩踏み出して話しかけてみることにしました。
「こんなところで何してんの?」
その声を聞いた3人組はすぐにアリスの方へ目を向けます。
一歩踏み出し、見えた光景は、十人分のイスと、十人分くらいはいってしまう長テーブルが置いてあったのです。
草地の上に。
そのテーブルの上には10人分の皿と、10人分のティーカップ。10人分のフォークやナイフがおいてありました。
「新たな来訪者さぁ! 新たな来訪者! そこで立ってるのもなんだから座るといいさぁ」
アリスを座らせたオレンジ色のウサ耳をつけた青年は、どうやら三月ウサギっぽいです。
紅茶をおいしそうに飲んでいる人は、ヤマネっぽいのできっとヤマネでしょう。
もう1人のパッツンポニーテールは、シルクハットを被っています。
その後ろにもいろいろな種類の帽子があるので、帽子屋か何かなんでしょうね。
「早く座ってお茶会するさぁ〜」
三月ウサギは、来訪者がきてどうやら嬉しそうです。
「こんなことしてていいの!?」
「? 何がさ? いつもこんなんだけど?」
「ほらぁ、任務とかやらないの?」
「任務? ユウによく紅茶買ってこいっていわれるけど、ソレ?」
「いや、違う。。」
「それより早く座るさぁ♪ 紅茶がさめちゃうさぁ〜」
アリスは仕方なく座ることにしました。
すると、唐突に3月ウサギから質問が来ます。
「名前なんさ?」
「やっぱおかしいよ。これ。意味わからない人がいっぱいいるー」
「おかしいのは元からさぁ。それで、名前なんさ?」
「アリス。」
「俺は、ラビ! んで、いつも紅茶飲んでていっつもおいしい顔してんのがクロウリーのクロちゃんね。んで、そこの無口なのが…」
「神田だ」
「あっれぇ? ユウが人前で自分から口出しするなんてめっずらしぃ。まさか、アリスに気でもあるの?」
「ふんっ誰が。ただ下の名前で呼ばれたくないだけだ。」
また喧嘩が始りそうな予感です。。
- Re: D.Gray-man 寄生された右目 ( No.229 )
- 日時: 2012/07/07 09:22
- 名前: 有栖 (ID: vDb5uiaj)
〜参照1000突破記念〜
「不思議の国のアリスならずDグレの国のアリスw」4
続きいきますよぉ!!
「本当は呼んで欲しいくせに、照れるなさぁ」
「っは。誰が名前を呼ばれたくらいで照れるか」
「じゃあ、なんでそんなに否定するんさぁ?」
「さっきからいってるだろ? 呼ばれたくないからだ」
「いってる意味がおかしいさぁ」
少し沈黙が続いた後に、クロウリーが突っ込みを入れた。(敬語疲れた。
「今日の紅茶は、いつもと違くてとてもおいしいのである。」
「「止めろよ!」」
「あのさ、聞きたいことあるんだけど」
アリスは、喧嘩をなかったことのようにスル—して質問をする。
「分かる範囲までなら答えるさぁ♪」
「いつもこんな感じなの? あきない?」
「全然あきないさぁ〜ユウはからかってておもしろいし、クロちゃんは・・・・。紅茶は、おいしいし。」
その言葉にすぐに神田は反応する
「バカ兎が作った紅茶はまずいけどな」
「何さぁ! いくら自分が作った紅茶がうまいからってそれはひどいさぁ!」
「お前のとは、全然違うんだよ。砂糖の量が多すぎ、濃くしすぎ。一度もうまくいったことなんてねぇ」
「それは、ユウの味覚がおかしいんさぁ! クロちゃんは俺の作った紅茶おいしそうに飲むさぁ」
3回くらいこんな光景をみたアリスは、そろそろあきてきてイスから立ち上がった。
しかし誰も気づく様子はない。
ラビと神田はまだ続けているしクロウリーは、紅茶に夢中。
まず、アリスがきたことにさえ気付いているのかも分からないが。
と、その時、急に風がいきおいよくふく。
そこにいたのは、ふわうわしっぽと耳のある猫。
「今日も楽しんでるわね。あら? お客さん?」
声のトーンは、さっき青虫と話していた女の人の声と一緒。たぶん同一人物なんだろう。
「リナリー!! ねぇ、これどうなってるの!?」
「そう、私はリナリー。よろしくね。どうなってるの、と聞かれても見たままの光景よ」
「えぇ、リナリーまで…」
アリスは、すごく落ち込む。
もう、今までのリナリー達はどこかいってしまったんだな。と思いあきらめ始めていた。
「変わった、といったら最近王様が荒れ始めたくらいかしら?」
「王様?」
「えぇ、あの塔の中の支配者よ。」
「…あの塔の中に入るにはどうすれば?」
リナリーは、一度満面の笑みをみせ、こう告げる。
「それは、あなた次第。自分で道をみつけることね。何も人まかせじゃいけないわよ」
「だけど、ヒントをあげる。光があれば影ができる。影がいれば扉は開かれる。」
アリスは、首をかしげる
「ん? それってどうゆう・・・」
「ここからは自分でみつけてね。」
そういってリナリーは、イスに座り紅茶を入れ始めそれぞれのコップに注ぐ。
何度呼んでも、話を聞いてくれそうにないのでアリスは違う場所へと歩いて行った。