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「ごめんなさい、ごめんなさい」

女性は嘆いた、それを支える様に男性は女性の体を抱きしめて俯いた。
二人の目の前には、一人の赤ん坊が手を離された親を呼んでいた。
女性と男性の腕には、もう一人赤ん坊が居た。泣きもしないまま地に降ろされた赤ん坊を見つめている。

“何故ーー離された？”

女性と男性は赤ん坊を抱きかかえて、別の場所へと向かってしまった。
置いて行かれた赤ん坊は親を求め、泣き叫ぶ。

“存在意義というのも知らずに何故自分はのうのうと生きている？”

泣き叫んでいる、赤ん坊をそっと何かが抱きかかえ赤ん坊と共に空へと舞った。
赤ん坊は空を飛び、喜びに笑みを浮かべるが突如

自分が放たれた場所が一瞬にして滅びた。


“生きている事は、存在している意味があるから…其所に存在する意義を持とう”



FAIRY TAIL〜音と星の導きを〜