二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *花うた*[銀魂]_オリキャラ募集中_ ( No.5 )
日時: 2012/02/19 15:59
名前: うさぎ (ID: Q9sui1jr)


*3[見た目より中身が大事、…とかいうけどやっぱ見た目も重要]



「…どうしよう」


飛騨ひだかは、先ほど飛び出してきた家(万事屋)の前で固まっていた。
何故なのかというと、命の次に大事な鞄を置き忘れてきたからだ
別にあの鞄、もとい武器なんかなくても手刀でどうにかなるが、やはり無ければ困る

というわけで啖呵切って出て行ったのだから入り方が分からなかった
つまり、喧嘩して謝ろうと思っても相手の事が気になってどうも言いだせないうやむやな
気持ちと同じというわけだ(意味不明)


「い…っよし、仕方ない」


ぐるぐるとその場を歩き回っていたが立ち止まってチャイムを鳴らそうとした
その時


ガララララッ


勢いよく扉が開いて銀時が焦って飛び出してきた


「おわっ!!お前…って、とりあえずちょっと話聞かせてもらうぜ?」

「はぁっ!?ちょっ!引っ張るな!!」


そう言うと長い手錠から伸びている鎖を引っ張ると、家の中へ強引に連れて入った
飛騨はされるがままになり銀時の後ろ姿を負いながら小走りで中へついていった



**


「で?お前は指名手配犯な訳だが…何したんだ?」


コトン


湯気が立っているお茶が新八の手によって、目の前に置かれる
とりあえず鞄だけもって帰ろうとしたが、そういうわけにもいかず
事情を聞かれる羽目になった

[…面倒だなぁ、やっぱり鞄なんて気にするんじゃなかった…。]

「オイ、聞いてんのか?」


ぐいっと手錠についた鎖が引っ張られる、事情を話すまで帰させないとか言われ
逃げないようにと、銀時が手綱のように鎖を握っているのだ
流石ドSというべきか、とても似合っていr(((


「く…分かった、話す、話すから私をペットのように扱うなっ」


仕方なさそうに鎖を離すと、飛騨はゆっくりと話し始めた




「私は…昔神威という名の団長の元で働いていたんだ」



聞き覚えのある名前に二人(神楽はお妙の元に預かってもらってる)はびっくりして
目を丸くし、二人同時に聞き返した。神威という名について



「…!知っているのか?まぁ…吉原の1件で団長も有名人だからな


 まぁ、それは置いておいて…、分かるだろ?団長の元で働くって事は私も夜兎、


 そして、裏の仕事だってこと……、暗殺業みたいなものだってこと」



言いにくそうに口をもごつかせているのを見て罪悪感が二人に芽生えてきた


「それで…、ヘマをしてな。捕まってこの様だ」


自分の手についている手錠と首に付いている首輪を見せると
今度は少し寂しそうな顔をしてまた話し始めた


「逃げることなんて簡単だった

 だけど…、………家族が…



 私の代わりに……狙われて」


そこからうつむいて飛騨は何も話さないようになり、
丸めたこぶしの上に一粒の涙がこぼれた。
そんな様子を見てか新八が銀時を諭し、やっと銀時が口を開いた



「悪かったな、無理やり聞いたりして」

「何か、僕たちにできることはないですか?」


銀時が頭を掻きながら謝ると新八が手伝えることはないか尋ねた
すると飛騨はすくっと立ち上がり非常に単調な言葉でこう告げた




「放っておいてくれ」




それだけ言うとスタスタと歩きだし、聞こえるか聞こえないかほどの声で
びっくりするような言葉を放った




「まぁ、嘘だけど」





**


「いたたたたた!!!離せッ!!何も全部嘘とは言ってないだろ!!」


縄でぐるぐる巻きにされ身動きを取れないくらいに何重にも巻かれ
ただわめくことしかできないかった


「じゃぁ、半分は本当なんですか?」


新八が、縄でぐるぐる巻きの飛騨を見て少し同情しながら聞くと
飛騨は少しそっぽを向いて告げた


「あれだ!団長の元で働いてて私が夜兎のとこまで本当だ!」


「じゃぁ肝心なとこほとんど嘘じゃねぇか!
正義の味方の銀さんから逃れられると思うなよ!!」


そう言い終わると同時に縄を結び終わり、
よくみるとだるま状態だった



「よし、真選組にでもつきだすか、懸賞金でも貰えんだろ」

「やった、今日はすき焼きですね」



涼しそうな顔をした二人に、飛騨の言葉もむなしく
ずりずりと引きずられていった


 to be continued.

ちょ、神楽出るとこないじゃんw
あー、次でだせたらいいなっ


てか、どうやったら駄作から抜け出せるんだろう…
やっぱ下書きとか必要なのかな。。