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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 天国の犬の物語———あなたと過ごせて幸せだったよ… ( No.3 )
- 日時: 2012/03/17 19:07
- 名前: ライ ◆64PzB9jtgM (ID: dXUQaT2.)
「桜の……樹? どうしたの? レイ」
奈々が駆け寄るとレイはササッと木の上に登り、奈々を待っているように見つめる
「あ、そうか。登って欲しいんだね? よーし、行くぞ!」
気に手をかけ奈々はササッと登っていく。
それを待っていたようにレイは嬉しそうに尻尾を振る。
奈々はやっとたどり着いて、レイの隣に座った。
「ニャァー!」
レイは前をまっすぐ見ながら前足を前につきだす
「? あっ」
前足のほうこうを見たら、そこには
「きれーい! レイ知ってたの? だから私に教えてくれたの?」
オレンジ色の染まる大きな空があった
レイはさらに嬉しそうに喉をゴロゴロさせた。
「あーもうっ、レイ大好き!」
奈々は木の上とも関わらずに、レイに抱きついた。
その瞬間にバランスを崩した二人をまっさかさまに落下した
「————————————————…っ」
しかし、何故か痛くは無かった。
二人とも無事だった。
(まぁ…伊達に学校で不死身と言われて無いもんなぁ)
苦笑しながら、起きあがった奈々の目の前には。
「わわわっ! キノコだぁぁああ!!」
「んにゃ?」
奈々は木の根元に生えているキノコを採りながら笑う
毒キノコっぽい、けど…
「キノコだー! わーい! レイ今日はラッキーだねっ」
レイはごろごろと喉を鳴らしながら、奈々に体をすり寄せた
そんな日常がずーっと続くと、奈々は思っていたんだ。
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