二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ポケモン —オカリナの少女— ( No.7 )
- 日時: 2012/04/01 10:49
- 名前: ガリュ (ID: F.VKszn7)
1話【後】
ミュウ達は外に出る。
「フライゴ!飛んでくれ!!」
フライゴンはミュウを乗せ飛び立った。
しかし、飛んでる最中、フライゴンの足にツルのようなものが
引っかかっていることに気付く。
ミュウがツルの先を見るとそこにいたのはツタージャだった。
「ツ、ツタージャ!?なにしてるんだよ!!」
ミュウはツタージャを抱き上げる。
「タジャ!!タジャタジャ!!タージャッ!!」
「え?あの雄叫びをあげているポケモンはジブンを襲った奴だって?」
ミュウが下を見ると、ウインディがゾロアを乗せ、走り、
ミロカロスがピカチュウを乗せ、泳いでいた。
「みんな、ついてきてくれてたのか!!」
そして、ツタージャを襲ったポケモンが顔を出した。
「リ…リングマ!?」
リングマはミュウ達に気付き、雄叫びを上げる。
「フライゴ、【すなあらし】!!」
リングマ達にスナアラシが襲いいかかる。
が、リングマはものともせずにいた。
「だったら…ライ!!【でんきショック】!!」
ライの尾から電流が放たれる。
電流がリングマを囲む。
「ホウエン地方のリラって人がやったのを真似てみたんだけど…。」
すると、ツタージャがミュウに呼びかける。
「ん?なに?」
「タージャ!!タジャタジャ!!」
「え?【すなあらし】を起こさせろ?
わかった。フライゴ!!【すなあらし】!!」
フライゴンは再びすなあらしをひきおこす。
「タージャ!!」
「一斉攻撃?わかった。」
「みんな!!技を放って!!」
リングマめがけて技が放たれる。
そしてドカーンという音がバトルの終わりを知らせた。
「やっ…た?」
煙がはれると、リングマが倒れていた。
「よっしゃあ!!」
ミュウはガッツポーズをした。
「ツタージャ、ありがとう!!」
「タジャ。」
「ん?」
ミュウはツタージャの首にペンダントがかけられていることに気付く。
モンスターボール型のペンダントの裏には、
『ローダ』と刻まれていた。
そしてペンダントを開けると、
女の子とこのツタージャの一緒に撮った写真がはいっていた。
写真の横には『ミライ』と刻まれていた。
「君、ローダっていうの?」
ツタージャはコクンとうなずいた。
「この人は君と一緒だったの?」
またコクンとうなずいた。
「タジャタジャ。」
「ミライは捨てたんじゃない救ったんだ?」
「君を救った…?ってツタージャ、まだ傷治ってないの!?
出血してるよ!!」
「えっと…!オカリナがあった…!」
ツタージャは不思議に思う。それもそのはず、
何故、今オカリナをだすのか…と。
ミュウがオカリナを吹くとツタージャの傷はみるみる内に
治っていった。
「タージャ♪」
「君の名前、ローダだったね。そう呼ばせてもらうよ!」
「タジャ!」
「さ、みんな研究所にもどろう。」
———
「お疲れ様。あら、ツタージャの傷治したの?」
「はい!あの…博士、僕、旅に出たいんです!」
「旅?別にいいんじゃない?」
「ローダのトレーナを探したいんです!!」
「ローダ?この子の名前?」
「だから、でたいんです!!そして、悪い奴をやっつけたいんです!」
「ああ、あのチーム・ダークとかっていうネーミングセンスない
奴らね。」
「じゃあ、ポケモン図鑑もたのむわ〜。」
そう言って博士はポケモン図鑑という機械をミュウに差し出した。
「使い方はわかってるわよね?機械はこわしても
メモリーのは壊さないでね。じゃ、いってらっしゃい!!」
「はい!!」
こうして旅は始まった。