二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: inzmGO【音は1つになり、空にはばたく】-spr ( No.71 )
日時: 2012/04/16 16:38
名前: 風風 (ID: 7ZyC4zhZ)


        《王様の言う通り♪》



 「先輩、俺人気投票で一位になったんですよ。てことで先輩、お祝いしてください。」

長くうんざりとした学校の授業が終わり、ついに楽しみの部活が始まるためユニホームに着替えているという途中。
グラウンドに出ようとしとしていた霧野だが、狩屋によって止められた。

 「人気投票?でお祝い?なんのだよ」

またなにか企んでいるんだろう
と考え霧野は呆れた顔をしながら振り返ると、霧野の目の前には狩屋の顔面が超度アップで写っていた。


 「えーと....そうですね.....」

 「その提案は却下する。」

狩屋が言おうとするまえに嫌な予感がしたのか霧野は否定をする。
すると、狩屋が
 えー.....
とブーイングを出したため、霧野は一瞬顔をゆがめた。

 「ひどいですよせんぱーい」

 「たまにはいいじゃないか霧野」

 「し、神童まで.....」

狩屋が残念そうにしたのを真面目に受け入れたのか、神童は動揺を隠せず、霧野と狩屋の合間に入りこんだ。
神童の加入で霧野は更に顔を歪ますが、幼い頃からの神童の言葉には反論することが出来ず、 なんだよ
そう呟きながら狩屋から距離をとり身構えた。

受け入れてくれたことが嬉しかったのか、神童の単純さを改めてわかったのか、狩屋は小さく笑みをこぼした。

 「霧野先輩。じゃあ、王道の女装でどうですか?」

 「はぁっ!?何が王道だよ、普通じゃないだろ!」
思わぬ答えに霧野は目を見開き交誼をする。
霧野の隣には、何か良からぬ事を考えたであろう神童が顔を真っ赤にして霧野の名前を小さく呟いていた。


 「霧野先輩が女装ですか!?」

 「ちゅーか、絶対、女みたいになるよな!」

 「おっ!なんか楽しそうだな」

狩屋と霧野のくだりを黙って聞いていた部員達だが、霧野が女装となると興味を持ちはじめ、今では2人の周りを囲んでいた。


 「ほら、皆さん楽しみにしていますよ!!やりましょうよ!!」

顔を歪ませ困っている霧野に狩屋が更に追い撃ちをかけていた。


霧野は心のなかで、助けて

と小さく呟いていた。





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まとめて、

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物語10話

突破記念小説

狩屋マサキくんが、アニメージュの人気投票で二ヶ月連続で一位になったのでつくらせていただきました。


リクエストが貰えたら
次の突破で続きを書きます。


ありがとうございました
これからもヨロシクお願いします。