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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ワンピース-王子嫌いな円卓の騎士 ( No.3 )
- 日時: 2012/06/13 20:05
- 名前: 勇騎那 (ID: NfhnPAqv)
見上げるほどに高い酒場。
ゴドリックとフォークスはむさくるしい海賊たちの中で酒を飲んでいる。
「本戦は明日だろ?」
ゴドリックがフォークスに問うた。
「あぁ。けど、明日はおれたちの出番はなさそうだな」
「ま、いいだろ。弱い奴らには勝手に潰し合ってもらえばいい」
「なァ、姉ちゃん」
毛がごわごわに生えた恰幅のいい男がフォークスに話しかけた。
「(口ぶりからしてフォークスを女だと思ってるな)」
ゴドリックはこの男を哀れに思った。
そして、胸の内で合掌した。
「こんな奴はほっといておれたちのところに来い。可愛がってやるからよ」
「こんな奴?」
フォークスはおもむろに立ち上がった。
2mの美女に見下ろされてその男はわずかにたじろいだ。
「あなた、こいつが誰だか知ってるの……?」
「知らねェな。こんな無名な海賊」
「そう……。この名前聞いたことない?"剣嬢"フィオレータ・ゴドリック。"消失人魚"アルヴィット・フォークス」
「「「「「「!!!」」」」」」
その男だけでなく、周囲にいた者たちまで驚き、ゴドリックとフォークスに注目した。
「それと……、おれは男だ。ゴドリックは女だ」
「おれたちを侮辱したら、恐ろしい円卓の騎士が直々に斬りに行くぞ」
ゴドリックは左腰に差してある画にルビーが埋められた剣を抜いた。
そして、男が逃げる隙も与えずにぎりぎり死なない程度に斬りつけた。
「おれたちを……」
ナンパするのはやめておけ
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