二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピ×ダン戦-交わる三本の線 ( No.111 )
日時: 2012/06/29 20:46
名前: 勇騎那 (ID: TxQNEWMH)

第四章 〜蘇る本当の記憶〜

バン君!!

聞き覚えのある声が我が名を呼び、バンは振り返った。
黒髪にメッシュを入れた親友の海道ジンと、江連尚志、大林直輝が駆けてきた。

「ジン!!尚志!!」
「やっと会えたな」
「バン、久しぶり」

ここ数日間はぐれてしまっていた仲間の姿にバン、ヒロ、ラン、ハルは心底安心した。

「ゴドリック!?フォークス!?…あとは誰だ?」
「何でお前らはおれたちのことを知ってるんだ?おれたちは知らねェのによ…」
「本当に知らねェのか!?」
「僕たちは何度か会ったことがある。LBXバトルだってした」

ジンや直輝に言われてもゴドリックは全く分からなかった。
オレンジの髪に飽きて紫の目に金髪にした。

「ルフィ、そういえばお前、仲間はどうした?」

フォークスがルフィに聞いた。

「いや〜、ここに飛んでくる途中ではぐれちまってよ!!あっははははは!!」
「「笑い事じゃないでしょ……」」

馬鹿笑いをする麦わらの男にカイルとハルが呆れた。

「うっ………!!」

焼けるような頭の痛みにゴドリックが頭を押さえた。

「あ!ゴドリックさん、もしかして時の蜃気楼—クロノ・ミラージュ—が発動したんですか!?」
「なぜ……それを……!!」

お前が知ってるんだと言い終わる前に意識が蜃気楼の中へ飛んだ。

長い銀髪に黄金の目の少女が自分と話している。

「(誰だ……!?)」

ゴドリックにはその少女が誰なのかわからなかった。

「(誰だかわからねェのに、どこか懐かしい………。なぜだ?)」

場面は切り替わり、麦わらの一味、バンたち、自分とフォークスとカイルが派手に暴れまわっているところだった。

そこでビジョンは途切れた。

「(クソっ………!!見せるならもっとよく見せろ!!)」

思うように過去や未来が見れないことにゴドリックはいらだった。