二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピ×ダン戦-交わる三本の線 ( No.120 )
日時: 2012/06/30 16:39
名前: 勇騎那 (ID: TxQNEWMH)


わあ———————————!!!

キャ———————————!!!

耳をつんざく悲鳴が遠くでした。

「何だァ!?」
「行こうみんな!!」
「「「「「「うん!!」」」」」」

一斉に駆け出したバンたち。

「しっしっし!!面白そうだ!!」

ルフィは腕をぎゅーんと伸ばし、建物の策をつかんだ。

「ゴムゴムの〜ロケット———!!」

反動で飛んで行った。

「めんどくさいな……」

カイルは口先だけめんどくさがって地を蹴り、宙を蹴り、跳ね返りながら後を追った。

「オレたちも行くか」
「そうだな」

フォークスとゴドリックも宙を跳ね返りながら続いた。

「え!?」
「空中で跳ね返った!?」
「言っただろ?こんなことできる奴がいて当たり前だって」

フォークスはニヒルに笑った。
皆が飛んでいくと、そこにはゴドリックが見覚えのあるうるせェやつらの姿があった。

「お前ら—————!!ここにいたのか!!」
「「「「「「「ルフィ!!」」」」」」」

麦わらの一味が勢ぞろいしていた。

「ちょ、待て!!」
「そのままつっこぎゃああああああああああ!!!」

実験結果、ゴムゴムのロケットの被害者が発生。
特に緑髪の剣士と鼻の長い狙撃手。

「「やめんか!!」」
「す……ぴば…へん………れひた(す……いま…せん………でした)」

フルボッコにされた船長の威厳なんぞどこにもない姿でルフィが横たわっていた。

「ケハハハ!!酷いやられようだなルフィ」
「お前が船長か疑いたくなる」

笑いながらゴドリックとフォークスが飛び降りた。
後からカイルとバンたちが到着した。

「君たちいつ麦わらの一味と知り合いになってたの?」
「「3時間前」」
「具体的な数字はいらないから!!」

カイルが珍しくツッコミを入れた。
これは貴重だ。

「そうだ、お前らに紹介するよ。こいつらは海賊"麦わらの一味"」
「海賊!?何年も前に居なくなったんじゃ……」

バンが首をかしげた。

「こっちじゃ海賊なんて世界中の海にいるよ」

カイルが説明して見せた。
物の言い方は相変わらず気だるそうだが、的確だった。

「あぁ!!僕が今まで進んできた海は色のない寂しい海。しかし、あなた方のように素敵な女性に出会えて、僕の世界は色づいた!!」

サンジは目をハートにして、メロリ〜ンという効果音でランとハルに捧げるポエムを詠みあげる。

「は、はァ……」

ランとハルは苦笑するしかなかった。

「麦わら帽子をかぶってるのが船長のモンキー・D・ルフィ。通称"麦わら"のルフィ」
「よろしくな!!」

二カッとルフィが笑った。

「緑の髪で三刀流の剣士がロロノア・ゾロ。通称"海賊狩り"のゾロ」
「………」
「んで、麗しの航海士ナミ。通称"泥棒猫"ナミ」
「あぁん!!カワイイ!!」

ナミはヒロとジンを見るなり2人に抱き着いた。

「え!?ちょ…///」
「ナ、ナミさん///」

ヒロとジンは美女に抱き着かれて、思わず頬を赤らめた。

「……放っておこう。続いて、鼻の長いこいつがウソップだ」
「誰だか知らねェけど、よろしくな」
「で、こいつがサンジ。通称"黒足"のサンジ」
「お初にお目にかかります。サンジと言います」

サンジはうやうやしく頭を下げた。

「こいつがトニー・トニー・チョッパー。トナカイだけど人間の言葉が喋れるんだ」
「カワイイ!!」

ハルがチョッパーをぎゅうと抱きしめた。

「カワイイなんて、言われてもうれしかねェぞ。このやろう!!」

嬉しくないと言うのは口先だけのようで、頬はにやけきっている。

「嬉しそうだな……」
「それで、少女には出せない圧倒的経験値が出す艶が魅力のこの美女がニコ・ロビン。通称"悪魔の子"ロビン」
「よろしくね」
「「「////」」」

ロビンは優しく微笑んだ。
男子数名が照れるというごくまれではない光景がそこにあった。

「で、もはや怪物のフランキー。通称"鉄人—サイボーグ—"フランキー」
「おう。兄ちゃんたちよろしく!!」
「死んで骨だけのブルックだ。通称"鼻唄"のブルック」
「お嬢さん、パンツ見せ-「「やめんか!!」」ショゲブッ!!!」

ブルックはランとハルに例のセリフを言おうとしてナミとフォークスのヒールに潰された。