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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ワンピ×ダン戦-交わる三本の線 ( No.168 )
- 日時: 2012/07/07 20:03
- 名前: 勇騎那 (ID: 91aqF6nT)
第五章 人間が人形になる瞬間
「知ったところで何にもならないとは思うが、話してやる。オレは過去に、唯一信じ愛した人間を目の前で人間に殺された」
「「「「「「……!!」」」」」」
フォークスの突然の告白に一行は驚きを隠せない。
ゴドリックは眉一つ動かさず、レイの表情には射がかかった。
彼はそんな皆の心境を知ってか知らずか、淡々としゃべり続ける。
「カイルも同じような境遇だ。あいつの父親は魚人、母親は人間で、絶世の美女と謳われた人だった」
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〜10年前 "新世界"〜
「レジーナ!!今日こそはゆるさねェ!!」
短い若草の髪に漆黒の綺麗な瞳を持った少年は恰幅のいい少年に追いかけられながらこう言った。
「許さない?何を許さないの?」
————天は君の味方じゃないみたい。
レジーナと呼ばれた少年がさした空は灰色の衣をまとっていた。
「"天術"電気分解!!」
「ぎゃあああ!!」
レジーナを追いかけていた少年は落雷に撃たれて感電した。
その場に倒れこんだのを見たレジーナは性悪な笑みを浮かべ、家へと駆けて行った。
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