二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピ×ダン戦-交わる三本の線 ( No.172 )
日時: 2012/07/07 21:42
名前: 勇騎那 (ID: 91aqF6nT)

「お母さんただいま!!」

元気に家の門を開けたレジーナは若草色の髪に紫—アメジスト—の目の黄色いかんざしに黒い着物と青い帯がよく似合う美しい女性に抱き着いた。

「お帰り、レジーナ」

困ったようにその女性は笑った。

「今日も目いっぱい遊んできたの?」
「うん!!電気分解しちゃった!!」
「あら、悪い子ね」

この女性はカイル・シェリーという。
我が子の悪行も軽く受け流せる気性は元海賊の性だろう。

「シェリー!!レジーナ!!」

一目でチョウザメの魚人だとわかる男がシェリーとレジーナに手を振っていた。

「お父さんお帰り!!」
「お帰りなさい、ライチョウさん」

いたずら好きな一人息子のレジーナ、温厚柔和な母シェリー、笑顔が素敵な父ライチョウ、どこにでもある家族風景だった。

「今日は海王類の肉が安く手に入ったから、久しぶりに生で食べましょう」
「「よっしゃ————!!!」」