二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ワンピ×ダン戦-交わる三本の線(オリキャラ募集chu!! ( No.76 )
日時: 2012/06/25 18:37
名前: 勇騎那 (ID: yZ7ICI8F)

「ロケット——————!!!」
「「「ストップ突進!!」」」

—————ドカァ…ン!!

突然現れた何かに歯止めの鉄槌をゴドリック、フォークス、カイル、3人分を浴びせた。
その何かは地面にめり込んで静止。

「何が起きたの!?」
「分かりません!!」

赤いジャケットに麦わら帽子、これにゴドリックとフォークスは見覚えがあった。
地面からそいつを引き抜いてやった。
予想は見事に的中した。

「何だルフィか」
「"何だ"とは何だ!!失敬だぞ!!」
「そりゃどうも。育ちが悪いものでね」

フォークスに両足をつかまれて、ルフィは思うように動けない。

「離せ!!」
「……」

カイルはルフィの耳を引っ張った。
ルフィは痛がることはなく、耳は伸縮した。

「耳が伸びた!?」

ハルが目の前の現実に驚いた。
その反応に拍車をかけるようにカイルは腕も引っ張った。

「……ゴムみたい」
「ゴムなんだよ!!さっきから何だ!!人の体引っ張りやがって!!」
「本当にゴムなんだ!?あたしも引っ張る!!」
「あ!ランさん!!」

調子に乗ったランがルフィの体に触れようとした時、カイルが引っ張っていた箇所を離し、フォークスが手を放した。
ルフィの体は重力に逆らわずに地面にダイブした。

「ぶへっ!!」
「お前、悪魔の実の能力者か」
「あぁ。そうだ」
「奇遇だな。おれもだ」

ゴドリックはお気に入りのおもちゃを見つけたように狂おしく笑った。
フォークスは彼女を見て必死に喘ぐ心を隠した。

「(その顔をどこで覚えてきやがったんだ。オレはお前をそんな風にした覚えはないぞ)」

フォークスはただ唇を噛んだ。
その表情を見ていたのはカイルただ一人。

「(フォークス、いつかは君の口から真実を告げる時が来るんだよ。僕はその手助けをするだけ。その時まで君は嘘をつき続けるんだ)」