二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ワンピ×ダン戦-交わる三本の線(オリキャラ募集chu!! ( No.80 )
- 日時: 2012/06/26 19:40
- 名前: 勇騎那 (ID: gwo7dxKL)
ロジャー海賊団に仲間が増えた。
「新しい仲間、アマンダに乾杯だァ!!!」
「「「「「「乾杯!!!」」」」」」
「みんなよろしく!!」
男どもはジョッキをかちあわせ、アマンダと呼ばれた少女は眩しく、爽やかに笑った。
ふと、アマンダは燃えるような赤髪に麦わら帽子をかぶった少年が目に留まった。
アマンダは彼のそばに行った。
「シャンクス、飲む?」
「おぉ、ありがとう」
酒を注いでやり、シャンクスの隣に座った。
座ると座高がほとんど同じ高さだった。
「気を付けた方がいいぞ」
「え?」
「お前はこの船じゃ紅一点だ。ガードが緩いと襲われちまうぞ」
シャンクスの少々偉そうな物言いにアマンダはむっとした。
「あんたに言われなくても自分の身は自分で守ります」
「あぁ、そうか」
挑発的な彼の態度に売られた喧嘩は買ってやらねばと、アマンダはさらに追い打ちをかけることにした。
「じゃあ、あたしが誰に襲われるか言ってみなさいよ」
「おれ?ロジャー船長とかレイリーさんとか」
「シャンクス……いいよ」
「はァっ!?」
アマンダはシャンクスの肩に寄りかかった。
「おまっ……何して……!!」
異性に触れた、触れられた経験など無に等しいシャンクスは動揺を隠せない。
そんなシャンクスの首にアマンダは手を回して指先を絡めた。
「あたしのこと抱けば………?」
どうにでもなれとやけになり、彼女の頬に手を伸ばそうとした。
「ゴフッ!!」
腹部に鈍い痛みを感じた。
拳が突き刺さっていたのだ。
するりとアマンダが離れてシャンクスに残ったのは恥辱と痛覚だけ。
「あんたバカ?あたしの体は高いのよ」
「「「「「ギャハハハハハ!!!」」」」」
品のない笑い声が船室に響き渡った。
酒も入って上機嫌になっていたせいか、テーブルをバンバン叩く者、次のビンを開ける者、様々だ。
「シャンクス!!こりゃ一本取られたな!!」
「いい女が入ったもんだ!!」
「アマンダ!!俺の嫁にならないか?」
「あたしは金ちらつかせられたら足を開くような安い女じゃないの」
飴と鞭をうまく使い分けるアマンダにまたゲラゲラという笑い声がした。
「くっ……」
一方で、シャンクスは恨めしそうにアマンダを見た。
アマンダは彼を見てこういった。
「あんたって、いい男だと思うよ?」