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第七話

「てめぇ・・・・今、自分が何したかわかってんのか？」
「・・・・特に」
やっぱり紗女ちゃん、こんなときでも無表情です。
「と、特に？」
魅鎖兎ちゃんはさらっさらっすぎる返答にガクッときてます。
「こっ」
土方は震えだした。
「こっ？」
「こっこっ」
「こけこっこー？」
「公務執行妨害だろうがァァアアアアア！」
ぎゃー！　土方さん本当の本当にマジギレです。
刀まで抜いてしまいましたよ。
「どォォりゃァァアアアア！」
・・・・あの、あたし、土方さんって、女性に弱かったと思うんですけど・・・・しかも、もっとクールに切りかかる人だったと思うんですけど・・・・（気になった人は最新四十五巻、第三百九十四訓を呼んでみよう！）
「おい！　うるさいぞ、トシぃ」
・・・・いや、ゴリラさん、ここで来られても巻き添えを・・・・
「ぐわしゃァァアアアア」
ほら、言わんこっちゃない。
「何やってんのォォオオオオ！　お兄さん、風で服が飛んでっちゃったんだけどォォォオオオオオ？」
と、ここで今まで観戦していたじゃじゃ馬たちが、言った。
「実はぁ、かくかくしかじかでぇ・・・・」
ぽくぽくぽくぽく・・・・チーン。
「・・・・ってか、最初にやったのトシじゃね！？」
・・・・確かに。
「こらぁ！　トシやめろォォオオオオ！　ここ壊すきィ？」
そのとき、
「ミシッ」「ピシッ」
「「えっ？」」
ごろごろごろごろ・・・・・
「「「うそでしょォォォオオオオオオ！？」」」
ドッシャァァァーン
・・・・・ウソでしょ！？
ま、まさか、ホントに壊れちゃったんですけどォォォオオオオオ！？
「・・・・トシぃ」
ご、ゴリラは・・・・涙目です。
ま、このおかげで二人の戦いは中断されたんですけどね。
「これ・・・・どうするのォ・・・・？」