二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマGO 足を失った姫 プロローグ更新! ( No.24 )
- 日時: 2012/08/04 11:28
- 名前: 姫佳 (ID: /LylQYeE)
- 参照: 夏休みの宿題全部終わったー!!
第1話「帰ってきた故郷」
アナウンス『まもなく着陸態勢に入ります。シートベルトの着用をご確認下さい。』
機内にアナウンスが流れ、長い空の旅も終わりを迎える。
?「帰ってきたんだ…。日本に…。」
座席に座っている少女は、そう呟いた。
〜空港〜
?「やっと着いた〜!!」
私は大きく背伸びをし、ロビーに向かう。あっ!申し遅れました!私、白炎輝姫!13歳の中学1年生!ドイツから日本に帰って来た帰国子女です!
腰まである白髪のロング、左目が水色、右目が黄色のオッドアイが特徴なの!背は低めかな。
私はロビーで荷物を受けとった。
角馬『試合終了———!!海王学園を降し、全国大会へコマを進めたのは雷門中だ———!!!』
TVから聞こえてくる実況に足を止める。TVの画面では、雷門中の選手達が抱き合って喜んでいた。
輝姫「サッカー…、かぁ。」
私はポツリと呟いた。私はサッカーが大好き。でも、一度もプレーしたことがない。…いや、プレーできない。何故なら…、
「私の足は動かないから」
サッカーができない悔しさで、私はスカートの裾をギュッと握った。
?『輝姫!大丈夫?』
体の中から声が聞こえる。
輝姫(大丈夫だよ。心配しないで。)
私は宥めるように優しく声をかける。
?『良かった…。』
輝姫(心配かけてごめんね。それじゃあ、行こう。)
私は車椅子を押して空港を出た。
輝姫「ここ…、で良いんだよね?」
?『地図にはそう描いてるんでしょ?間違いないよ!』
輝姫「う、うん…。」
私が今いる所…。それは、とてつもなく広いお屋敷の前だった。
輝姫「で、でも、なんか入りずらいなぁ…;」
?「君、家に何か用か?」
私が戸惑っていると、後ろから声が聞こえた。振り返ると、そこには黄土色の髪に綺麗なエメラルドグリーンの瞳をした背の高い男性が立っていた。あれ…?この人、どこかで見たような…。
輝姫「あっ、あの…、」
私は人見知りなので、おどおどしながら声をかける。この人見知りの性格、なんとかならないかなぁ…;
?「君…、確かドイツで会った…、」
輝姫「!!は、はいっ!!そ、そうです!!」
?「そうか、君が…。ようこそ、家に案内するよ。」
男性は微笑むと、私の車椅子を押してくれた。
輝姫「うわぁ…!!綺麗な庭…!!」
お屋敷に入ると、辺り一面に咲き誇っているカーネーションが出迎えてくれた。男性は凄く優しくて、人見知りで緊張していた私もすぐに打ち解けた。
輝姫「あっ、自己紹介がまだでしたよね。私、『白炎輝姫』です。」
?「輝姫か…。良い名前だな。俺h?「コラ———!!!待て———!!!」
男性が何か言おうとした時、甲高い女性の声が聞こえた。直後、小さな何かと金髪の女性が窓から飛び下りてきた。
輝姫「えっ?!えぇっ?!」
混乱している私の膝に、小さな何かは飛び下りてきた。
?「コンッ!!」
私の膝に飛び下りた何かは、「こんにちは!!」と挨拶するように可愛く鳴いた。
?「大丈夫か?」
?「うん!!ありがと!!受けとめてくれて助かったよ〜!!」
そんな会話が聞こえ、私は横を見る。すると、男性が金髪の女性を抱きかかえていた。わぁ…!!これが少女漫画とかでよく見る「お姫様抱っこ」かぁ…!!本物、生まれて初めて見た!!
?「…あっ!!輝姫!!もう来たの?」
男性に下ろしてもらい、女性は私に駆け寄ってくる。
輝姫「うん!予定より早い飛行機が取れたから…。それより…、大丈夫?」
?「何が?」
輝姫「さっき、飛び下りてきたでしょ?怪我とかなかった?」
?「平気平気!!さっ!!中に入ろう!!」
私達はお屋敷の中に入った。
とてつもなく広いリビングには、とても高そうな雑貨や家具が所狭しと並べられていた。
?「まずは自己紹介だね!!」
輝姫「う、うん!初めまして!白炎輝姫です!ティアラ姉とは従姉妹なんです!宜しくお願いします!!」
私は頭を下げる。
?「従姉妹?」
ティアラ「うん!ママの弟の娘!だから、アメリカと日本のハーフなんだよ!」
?「確かに、言われてみればハーフの顔つきだな。」
ティアラ「じゃあ、次は私!!『ティアラ・クラリス』こと『ティアラ・クルーガー』だよ!!宜しくね!!で、こっちはペットの『スカイ』!!」
スカイ「クルッ!!」
スカイは翼をパタパタさせて私に挨拶した。肩乗り鳩、可愛いなぁ。…あっ、ティアラ姉、結婚したんだっけ…。すっかり忘れてたw((エby姫佳
?「さっき、できなかったからな。改めて自己紹介させてもらうよ。『マーク・クルーガー』だ。宜しくな。」
男性は微笑んで私に挨拶する。…ん?「マーク・クルーガー」って確か…!!
輝姫「あのアメリカの強豪チーム『ユニコーン』のキャプテンだったマークさんですよね?!会えて光栄です!!(キラキラ)」
ティアラ「輝姫ね、サッカーのことになると暴走するんだぁ♪」
マーク「そ、そうなんだ…;」
輝姫「ユニコーンブーストとか、グランフェンリルとか、ジ・イカロスとか…、カッコいいひっさつわざ沢山持ってますよね!!FFIのイナズマジャパンとの試合、とっても感動しました!!」
マーク「10年前のことなのに、よく知ってるな…。」
ティアラ「輝姫、サッカーオタクだもんww」
輝姫「Σ…ハッ!!す、すみません!!私ったら…;;」
はぁ…。またやっちゃった…;;
サッカーのことになると、周りが見えなくなるんだよなぁ…。特に10年前のFFIの話題とか。
ティアラ「輝姫、とりあえず部屋に荷物置きに行こう。」
輝姫「う、うん!」
私達は部屋に向かった。
***
姫佳「ついに第1話始まりました〜!!」
ティアラ「やっほ〜!!皆!!覚えてる?!前作のサブ主人公のティアラだよ!!」
輝姫「ティアラ姉、凄いハイテンション…;」
マーク「これは昔からだ。」
ティアラ「ところで、輝姫が話していたって誰?」
姫佳「それはね…、もう少し後で分かります!!…多分」((エ
輝姫「ティアラ姉が追いかけてたあの小さな動物は?」
姫佳「それは次回、明らかになります☆」
輝姫「では、コメント待ってます!!」