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第２話「クラリス家探索」


輝姫「わぁ！！可愛い〜！！」
ティアラ「気に入ってくれた？」
輝姫「うん！！」

輝姫の部屋は、白とピンクで統一されたラブリーな部屋だった。中でも輝姫は、天蓋付きベッドに目を輝かせた。

輝姫「凄〜い！！お姫様のベッドみた〜い！！」
ティアラ「この部屋、好きなように使ってね！」
輝姫「うん！！ありがとう！！ティアラ姉！！」

輝姫は荷物を片付け始める。ティアラとマークが手伝ってくれたので、早く終わった。

輝姫「ありがとう！ティアラ姉！マークさん！」
？「コンッ！」

その時、可愛らしい動物が部屋に入ってきた。

輝姫「君はさっきの…。また会ったね！」
？「コンッ♪」

動物は輝姫の膝に飛び乗った。

輝姫「綺麗な毛並み…。この動物、フェネックだよね？本物初めて見た！」
ティアラ「うん！今日の午前中に来たばかりなんだ！メスなんだよ！」
輝姫「そうなんだ〜！」
マーク「輝姫、その子の名前を決めてくれないか？」
輝姫「Σえっ？！私が？！」
ティアラ「そうだね！！その子も輝姫に懐いてるし！！」
？「コンッ！！」

フェネックも嬉しそうに鳴いた。

輝姫「そうだな〜…。…リュミ…、ってどうかな？」
ティアラ「リュミ？」
輝姫「フランス語で光のことを『リュミエール』って言うの。この子の毛並み、光みたいに輝いてるから…、」
リュミ「コンッ！！」

リュミは嬉しそうに跳びはねた。

輝姫「決まり！！今日から貴女は『リュミ』！！宜しくね！！」
リュミ「コンッ☆」
ティアラ「良いパートナーになりそうだね！！」
マーク「ああ。」
スカイ「クル〜♪」
輝姫「ティアラ姉！私、この家のことまだよく知らないから、見て回っても良い？」
ティアラ「勿論だよ！！」
輝姫「ありがとう！！リュミ、行こう！！」
リュミ「コン！！」

輝姫「それにしても、広い家…。流石、世界一の大会社クラリス家…。」
リュミ「コン…。」

その時、輝姫はある扉の前で止まった。輝姫は導かれるように扉を開ける。

輝姫「わぁ…！！」

そこは、天窓がついた大きな図書室だった。

輝姫「凄い…！！私、こんなに沢山の本を一度に見たの、生まれて初めて！！」

輝姫は本棚を見つめる。

輝姫「どの本も面白そう！！どれにするか迷っちゃうなぁ！！」
マーク「この場所を見つけるなんて凄いな。」
輝姫「マークさん！！」
マーク「ここは分かりにくい場所にあるから、ほとんどの人が知らない場所なんだ。」
輝姫「そうなんだ…。私、気がついたらここに来てたんです。」
マーク「へぇ…。輝姫は本が好きなのか？」
輝姫「はい！車椅子だと、できることが限られてるので…。」
マーク「そうだな…。この図書室はいろんな種類の本があるから、自分の気に入った本が必ず見つかる。本好きにはたまらない場所だな。」
輝姫「私も丁度、どの本を読もうか迷っていたんです！」

輝姫はこの場所がとても気に入った。

マーク「…『あいつ』も、休みの日はここにいることが多かった。」
輝姫「えっ？」
マーク「…なんでもない。それより、どの本を読むか決めたか？」
輝姫「いえ…。もう少し奥の方に行ってみます。」

輝姫は車椅子を押し、奥の方に向かった。

輝姫「マークさん…、さっき、どうして悲しそうな顔をしてたのかなぁ…？」
リュミ「コンッ！」

その時、リュミが何かを見つけた。

輝姫「これは…、扉？どうしてこんな所に…、」

輝姫が扉を開けようとしたその時、

マーク「輝姫？」

後ろからマークが現れた。

マーク「どうしたんだ？」
輝姫「えっと…、ここに扉があるので、どんな部屋なのか気になって…。ひ、人様の家なのに、勝手なことしちゃってすみません！！」
マーク「…まさか、この扉まで見つけるとはな…。」

マークは驚いた表情でそう呟く。

輝姫「あっ！！この本、面白そう！！」

輝姫は傍にある本を手に取った。

マーク「決まったようだな。」
輝姫「はい！！」

輝姫とマークは図書室を出た。

ティアラ「あっ！！いたいた！！輝姫！！マーク！！」
輝姫「ティアラ姉、どうしたの？」
ティアラ「今から病院に行くよ！」
輝姫「そういえば、そんなこと手紙に書いてたっけ…。」

輝姫達は病院に行くことになった。

輝姫(それにしてもあの扉の向こう…、どんな部屋なのかなぁ？)




＊＊＊
姫佳「まだ２話なのに、参照がもう３００を突破してた！！」
輝姫「えぇっ？！吃驚！！」
リュミ「コンッ！！」
輝姫「ところで…、あの部屋、すっごく気になるんだけど！！＞＜」
姫佳「それは、ホーリーロード編の後半で！！次回は病院に行きます！！」
輝姫「ようやく物語が本格的に動き出すんだね！！」
姫佳「うん！！新キャラの『リュミ』も宜しくです！！」
リュミ「コンッ♪」
輝姫「では、コメント待ってま〜す！！」