二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【スマブラX小説】The Promise ( No.134 )
日時: 2013/01/03 18:45
名前: SHAKUSYA ◆fnwGhcGHos (ID: 4HUso7p7)
参照: 第五篇/Fight after Supper (虚像は実像を越え得る)

 「……あ゛」
 そしてすぐに私達は気付く。
 「不味いぞ、この状況は……」
 フォックスの肩に身を寄せる、傷を負ったマスターの存在に。
 ドクターの腕と、リュカの最大回復量を誇るPSI『ライフアップΩ』を以ってしても、マスターの腕は三日ほど経たないと動かせないと言うのだ。腕が動かないと言うことは魔法が使えないと言うこととイコール、そして魔法が使えないと言うことは、あの二人が壊したものを直せないと言っているに等しい。
 つまりはそう言う状況なのだ。マズイ状況とは何なのか。
 「マスハン! ミケに治してもらったんでしょ!? 魔法使えないの、ねぇ!?」
 事態を察知してカービィがマスターに質問をぶつけたものの、当の本人は黙って首を横に振るばかり。じゃあ左手でどうにかできないの、と勢い込んで聞いたピンク球を、バカ、と言ってネスが軽く叩いた。
 「ちょっとネスー! 何するんだよぅ!」
 「亜空軍襲来の時のこともう忘れたのカービィ!? 最後の闘い! マスター左手で無理矢理魔法使って、全然制御出来ずに左手なくしたでしょ!? こんな状態でまた無理させたら、ホントに死んじゃうよ!」
 ネスの発言をそのまま解釈するなら、マスターの左手はもしや義手!? なんと言うことだ。
 「そ、そうだったね……でもこのままじゃ、お屋敷まで壊れちゃうよう!」
 カービィはネスが上げた凄まじき声に気圧され、納得して、そして泣きそうな声で叫ぶ。
 「どうするってんだよ、おい。屋敷を壊さずにあの二人をってなあ、おれも無理だぜ」
 「っ——!」
 「…………」
 メンバーの間にうっすらと絶望が漂い始めて、私は心を決めた。

To be continued...

実力者二人が喧嘩とかマジ勘弁。
徹夜からの更新とかマジ勘弁(私事)