二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re バカテス 三年生編 ( No.14 )
- 日時: 2012/08/31 10:34
- 名前: 液体修正 (ID: E4SfFOIY)
「公平、ここが食堂だよ」
「大きすぎますよね」
食堂へ公平を案内していくと公平はあまりの大きさにツッコミをいれた。確か、食堂は1500人分のイスがあるからそれなりの大きさがある。そのため、食堂は二階立てになっている
「公平。慣れれば別に大丈夫だよ」
「そうですね。では、俺は明久の分も買ってきます」
「えっ?別にいいよ」
「いえ。色々と教えてもらったのでこのぐらいしておかないと」
本当にすごいなぁ。僕も見習おうっと。将来役に立つからね
「わかったよ。じゃあ、親子丼お願い。僕は飲み物を買ってくるから」
公平に料理を言って、僕は自動販売機に向かった
『うー。取れないっ』
「あれ?どうしたんだろ?」
自動販売機のところへ行くと女子がしゃがんで何かを取ろうとしていた
「どうしたの、君」
「え、この下に百円が転がって」
そういわれて下を見てみる。奥の方にあるけど、とれないところにあるし
「どうしたものか・・・あ、そういえばどのジュースが欲しいの?」
「えっ?あ、これです」
指で示したのは野菜ジュース。僕は百円をいれて買ってあげた
「はい、これ」
「えっ?いいんですか?」
ちょっと区切ります
- Re バカテス 三年生編 ( No.15 )
- 日時: 2012/08/31 10:57
- 名前: 液体修正 (ID: E4SfFOIY)
「はい、これ」
「えっ?いいんですか?」
「僕もジュース買いに来たからさ、別にいいよ。それに、困った人を助けるのは当たり前だから」
「あ、ありがとうございます。あの、今度お礼がしたいんですけど・・・クラスってどこですか?」
「三年Aクラスだよ。吉井明久っていうんだ」
「そうなんですか!私も同じクラスなんですよ。あ、遅れましたけど渡辺実です」
同じクラスの渡辺さんか。確か僕の後ろの席だったような
「あ、そうだ。僕たちと一緒に食べる?」
「いいんですか?」
「うん。僕と公平だけだからね」
「なら、いかさせてもらいます」
渡辺さんが加わり席へ行った
「遅かったですね。えっと、そちらの方は」
「三年Aクラスの渡辺実です」
「よろしく、渡辺さん」
「はい」
早速、渡辺さんと打ち解けていた公平。関わるのが上手だなー
「あ、明久。親子丼」
「ありがとう、公平。公平も親子丼?」
「うん。そういえば渡辺さんは?」
渡辺さんは弁当かな?
「私はうま○棒ですよ」
「「えっ?」」
- Re バカテス 三年生編 ( No.16 )
- 日時: 2012/08/31 18:52
- 名前: 液体修正 (ID: E4SfFOIY)
うま○棒。それは10円というワンコインで買える駄菓子の代表選手。コーンビーフ、イチゴミルク、ブラックアンドホワイトといった計30種類の味が揃っているのだ。そのためご飯のふりかけとして食べる者もいれば、アイスのトッピングとして付ける者もいるため現在も不動の王様である
「あの、ちなみに何味を買ってるんですか?」
「いつも納豆サラダ味だよ」
納豆サラダ味。あまりの不味さに製造中止とまでなったが一人の消費者がおいしく食べる姿をみてその人の為に作られたとテレビで見た気がする。そして、目の前にいる渡辺さんがその一人の消費者なのか!?
(公平、明日から渡辺さんの為に弁当にしよう。このままじゃ、栄養失調になるよ)
(ですね。では、交代で彼女の弁当を作るというのは)
(いいよ。明日からね。じゃ、僕が作ってくるよ)
今朝、僕直伝のアイコンタクトを使って会話をする。まさか、いきなり役にたつとは思わなかったよ
「どうしたの?二人で見つめあって」
「い、いや!?別にな、何もないよ!ね、公平!」
「え、ええ。決して何も」
感づかれる前にごまかす僕ら。なんだか、去年の姫路さんの悲劇的弁当を思いだすよ
- Re バカテス 三年生編 ( No.17 )
- 日時: 2012/08/31 21:15
- 名前: 液体修正 (ID: E4SfFOIY)
「ふぅー、ごちそうさま」
「「ごちそうさまでした」」
僕と公平は親子丼を食べ終え、渡辺さんはうま○棒を美味しそうに3本を食べ終えた
『誰かと思えばバカ久じゃねえか』
この呼び方はゆうーいや、坂本君しかいない。ちなみに言い直したのは僕は昔の自分に別れを告げたから。つまり、去年までの僕とは関係がないあかの他人ということ
「いきなり、罵るなんて僕にはそんな友達はいないよ坂本君」
「なに言ってんのよ。アキはアキよ」
この声は島田さんだね。たく、馴れ馴れしいよ
「島田さんとはそんな感じで呼ばれる覚えはないよ」
「明久よ。それはどういうことじゃ?」
「僕は昔の自分を捨てた。だから、島田さんにアキと呼ばれる筋合いは全くないし、坂本君にバカと言われる筋合いも無い。それに女子と話してても暴力を受けることなんて無いよ。じゃ、そうゆうことだから。ごめんね公平、渡辺さん。教室に戻ろう」
「あ、うん」
「はい」
僕たちは食堂を出ると教室へ戻った。その時僕は、潔白感と共に後悔もしている。そんな気がしてたまらなかった