二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.2 )
日時: 2012/10/03 22:09
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

 第一話・・・・カミカゼのデュエリスト

 ざわざわ・・・。今日の海戸小は、やたらざわついている・・・。今

日は何か行事があるわけではない。だからといって、何か物騒な事件が

起きたわけでもない。では何が原因なのだろうか。男子生徒の一人が、

近くの席の友人に話しかけた。

「おい、転校生のこと・・・例えば男子か、女子か・・・。とか、聞いたか?」

「いや、聞いてねーな。デュエマ好きってのは聞いてるけど・・・。」

 すると、女子生徒の一人が、

「少なくとも男子だったら、あんたよりは、イケメンだと思うわ。もし

そうだったら、どうしよう!ああ〜、アタシの王子様〜!」

「イケメンとは限らないだろーが!」

 その時、教室の戸が、開いた。担任の、国坂先生だった。教室が静寂

につつまれる。

「はーい。静かにして下さ〜い。おはようございま〜す。それでは、い

きなり、新しいお友達の紹介を、しようと思います。入ってきてくださ

い。」

Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.3 )
日時: 2012/10/06 14:02
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

 第一話の続き
 
 入ってきたのは、ツンツンした髪型と赤いバンダナ

が印象的な少年だった。先生が自己紹介して下さいと

言った。少年は緊張しながら、

「今日から、この5−2に転入することになった、無

頼シントです!趣味はスポーツと、デュエマです!よ

ろしくお願いします!」

 先生の前だからか、丁寧語だった。その時、パチパ

チと、教室から拍手が上がった。

 その日の放課後だった。シントは今日、クラスメー

トから、質問の嵐を喰らっていたため、疲れている。

だが、その顔は、間違い無く、これからの学校生活に

期待を寄せていた。

「楽しみだなぁ。学校生活!いっぱい友達作って、い

っぱいデュエマするぞォ!」

 と、歩いていた路地を、右に曲がった瞬間、シント

には目を見張った。

「3対1で、デュエマしてるッ!?」

 これはどう見ても、仲良しデュエマでは無いだろ

う。しかし、一人で戦っている方の目にはピンチとい

う言葉は当てはまらなかった。

Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.4 )
日時: 2012/11/23 14:02
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

「【騒音機装 DJ・アフロスピーカー】でトドメ

だ!」

「ぐああああ!!」

 勝負が付いた。何と1ターンで3人とも倒してしま

ったらしい。

「この野郎!武闘さんには敵うわけないくせに!」

 といい、3人とも逃げてしまった。

 シントは固唾を飲んだ。ここまで強いデュエリスト

がいるとは思わな

かったからだ。シントも前住んでいた地域では、強い

方だった。だが、この少年は、もっと強い!そう感じ

ていた。その時、少年がシントのいる方を振り向い

た。

「転校生の、無頼だな?」

 シントは思わず、「ああ、そうだ。」と返した。シントと同じ学校の

生徒らしい。シントは、とりあえず、話題を振った。

「さっきの・・・・・・・。すごかったな。」

「・・・・・・・そうか。」

 少年は、顔をしかめた。

「俺は、海戸小5年1組、星目テツヤだ。俺から警告しておく。この街

でデュエルするのは、危険だ。」

「ああ?どういう意味だよ!」

「危険な連中がうろついている。表はデュエリスト養成機関。裏

は・・・・・・・。ぐあっ!」

 テツヤは、急に苦しみはじめ、そのまま倒れた。後ろに荒々しい風貌

の少年が、カードを持っていた。二人の少年は、対峙していた。

Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.5 )
日時: 2012/10/04 16:54
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

 第一話の続き

 少年は、倒れたテツヤを横目に話し始めた。

「ククク・・・・・・・。これで邪魔が一人、失せたぜ・・・。」

「てめえ・・・。こいつになにをっ!」

「お前、リアルカードも知らないのか?」

「リアルカード!?」

 シントは、意味不明な言葉に頭の中をごちゃごちゃにされた。

「太古から存在する、本物の超獣を封じ込めたのが、このリアルカード

だ。この俺、武闘フジの持つこの、『武の頂 マキシマム・ザ・マックス』でこいつの意識に、ショックを与えたのだ。」

 シントの顔には、怒りの文字しかもう無い。

「てめえ!テツヤを、元に戻せ!」

「俺と、決闘い、勝てばいいだろう。」

「デュエマか!受けて立つ!」

・・・・・・・数ターン経過し、現在シントのターン・・・。

「俺のターン!アンタップ、ドロー!マナチャージ!手札から、3マナ

で、スーパー・ゴーオン・ピッピー召喚!ターン終了だ!」

 こうして、いよいよ終盤だ。

Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.6 )
日時: 2012/10/04 17:29
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

 第一話の続き

 が、武闘は、ギラリと目を光らせ、こういった。

「このターンで、ジ・エンドだ。」

「何!?」

 武闘の場には、アンノウンの召喚酔いを無効化し、さらにコストをア

ンノウンなら1、さらに種族の中にゼニスがあれば、2下げるのだ。

「召喚・・・・・・・。武の頂、マキシマム・ザ・マックス!」

 その時、そのクリーチャーが武闘の後ろに現れた!実体化とでも言っ

たところか。シントは思わず声を漏らす。

「やばい!ここまでリアルカードは・・・・・・・。ああ!そうか!」

「やっと気がついたか。こいつはアンノウンだから、召喚してそのまま

攻撃出来るのさ!このメッサダンジリの効果でな!」

 クリーチャーは普通、召喚したターンは攻撃できない。しかし、スピ

ードアタッカーや、進化クリーチャーは、召喚酔いしないのだ!

「マックスで、ワールド・ブレイク!全てのシールドを、焼き尽く

せ!」

「がっ!」

 シントのシールドは0枚!絶対絶命だ!

Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.7 )
日時: 2012/10/04 17:45
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

 第一話の続き

 しかし、奇跡とは、起きるものなのだ。

「シールド・トリガー発動!地獄スクラッパー!メッサダンジリ・ドラゴン破壊!」

「ぐおおお!しかし、寿命が少し延びただけだ!無頼シント!」

 シールド・トリガー・・・・・・・。ブレイクされたシールドは、手

札に行くが、シールド・トリガーがシールドから来た場合、手札の代わ

りに、タダで使用可能なのだ!まさに、大逆転!!!

 シントは、ニヤリと笑った。

「ジ・エンドはお前の方だ!俺のターン、6マナで、独走状態!鬼無双

カイザー『真剣(ガチ)』召喚!」

 独走状態!鬼無双カイザー『真剣』・・・・6マナの、レッドコマンド・ドラゴン/ハンター。

「このカードはな!ガチンコ・ジャッジっていってアタック時に、お

互いカードをめくり、そのカードのコストが相手以上だと発動する効果

を持っているのさ!さらに、スーパー・ゴーオン・ピッピーの効果で

召喚酔いしない!ガチンコ・ジャッジ!」

Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.8 )
日時: 2012/10/04 17:59
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

 第一話の続き

 シントのガチンコ・ジャッジ。二人ともカードをめくる。勝者

は・・・・・・・。シントだ。

「やった!効果で、ブレイクされたシールドを、墓地送り!つまり、シ

ールド・トリガーは発動しない!」

「なんだとおおおおおおおおおおおお!」

「俺の勝ちだ!スーパー・ゴーオン・ピッピーで、トドメ!」

「ぐああああああ!おゆるしくだ・・い・・・が・・・・・・・。」

二時間後・・・・・・・。

 二人の少年が、気絶したもう一人の少年を、介抱していた。

「ここは・・・・・・・。!」

 シントと、テツヤは武闘を起こす。

「やっと起きたか。さあテツヤに謝れ!おおう!?」

 しかし、武闘は首をふった。

「まて、誰だお前ら!全く覚えがない。」

「とぼけてんじゃねーよコラァ!!!!」

(無頼がヤンキーに見える。)

 と、テツヤは思ったが口にはしなかった。

「まあ無頼。こいつの話を聞こう。」

 この後・・・・・!敵の正体が明らかに!

第一話(完)