二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

え、明久に転生・・? ( No.5 )
日時: 2012/10/19 22:41
名前: 紫炎 (ID: E4SfFOIY)

誰もいない路地裏から声が聞こえる。今すぐに、というわけにもいかずここは様子を見る

『放してください』
『いーじゃんかよー、な!遊ぼうぜ』
『そうだぜ!刃向かえばどうなるかぐらいは考えることは可能だろ?』
『へへへ』

ゲス共の声が誰も居ないためかよく聞こえる。さてと、そろそろ悪者退治と行きますかな

『ま、どうせ誰もいないとこだからな』
『そうそう。助けが来るとでも思ったら間違「いではないんだよね」っ!?』

前世で趣味で身につけたストーキングが役に立つとは思わなかったが、女の子にも気づかれずにまずは一人、静かに気絶させる。そう、気分はスネークのように

『テメッ、ヤスオになにしやがる!』
「気づかれずに気絶させたーーーだけだよ!」

体制を低くして、一気に懐に潜り一発で鳩尾に深く入れ、声を出させることなくしとめる。さて、後は一人だが

『これでもくらえっ!』
「チッ、不意打ちか。けどな、声を出した時点で失敗なんだよ!」

そこらへんに落ちている鉄パイプを拾い上げ、当てようとする。だが、俺にしたら遙かに遅い方だ

「消えろっ!」
『ひでぶっ!!』

振り降ろされる場所を読み、回し蹴りを決めて勝利を納めた

え、明久に転生・・? ( No.6 )
日時: 2012/10/20 09:47
名前: 紫炎 (ID: E4SfFOIY)

「ほら、大丈夫か?」
「あ、はい」

雑魚を倒し、女の子を助ける。よかった、怪我はしてないようだ

「そういえば、何で絡まれたりしたんだ?あ、悪い。答えたくなけりゃ、別に言わなくてもいいけどさ」
「家に帰ろうとしたら話しかけられて・・・あの有り難うございました」

そういえば、俺って助けたこともないから、こうして有り難うって言われたことがなかったけ

「別に、あの時見かけて気になったから助けただけだよ。むしろ助けない奴が最低だ。強者であろうと弱い奴も助けられないなら強いと名乗る資格はねぇ。弱い奴がどんな奴であろうと助けることができるんなら、そいつは強者だ」

と、口では言っておく。騙すようだが、今の俺が言えることではない。強者気取りの最低な俺が

「ま、気をつけて帰れよ」
「あの、助けてくれたお礼に何かしたいのですが・・・」
「吉井明久」
「え?」
「文月学園二年F組の吉井明久だ。礼として覚えておけ」

名前を言い、その場から立ちさる。さて、今日の晩は何を作ろうか

『吉井明久・・・ですか。ふふっ、礼は必ず返します』

無論、その声は俺の耳には届いていなかった