二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒子のバスケ ー7+1色のキセキー ( No.75 )
- 日時: 2012/11/19 13:21
- 名前: ココロ# (ID: WzT3Lj.p)
話し終えると、黒子さんは、私の頭をぽんぽん、となでた。
私は、黒子さんの優しさに、甘えた。
苦しくて、
寂しくて、
悲しくて、
なんともいえないこの感情を黒子さんは、包み込む位の優しさを、黒子さんは、持っている。
「落ち着きましたか?」
「・・・はい。すみません。」
「いえ。僕でよければ、また相談にのりますよ。」
また、なきそうになった。
下を向いていたら、
「・・・大丈夫ですよ。黄瀬君だって、こんなかわいい人に興味がない訳ないじゃないですか。」
「っぁ!!!かわいいって、そんな訳ないです!
私なんて、
暗いし、
ネガティブだし、
笑わないし、
そんでもって、性格なんて!」
「・・・もっと自分に自信もってください」
「でもっ・・・!!」
「黒子っち?と、こなたっち?なにしてんスか?」
「「!」」
「黄瀬君・・・どうしましたか?」
「え?や、黒子っちが忘れ物とりにいって、帰って来ないから・・・」
「あ、すみません。」
「こなたっち、今日、なんで、来なかったんスか?」
きかれても私は黙って、黒子さんの後ろに隠れた。
そしたら、
「すいません。黄瀬君。先に帰っててください。」
「え、何でっスか?」
「特に理由はありませんが。」
「ヒドッ > <」
黄瀬が去ると黒子さんは、振り返って、
「とりあえず帰りましょうか。」
「・・・はい。」
「マジバ寄って話しましょう。」
「・・・マジバ?」
「ここのバニラシェイクおいしいんですよ。」
「・・・・・」
たぶん、黒子さんは、私を励まそうとしている、と、思う・・・
「・・・帰りますか。」
まだ来たばかりなのに、私は言った。
「はい。」
帰り道。黒子さんは、傘を忘れたらしいので、私の傘を二人でつかってる。
まぁ、あいあいがさ・・・的な。(はたからみると、黒子さんは見えないとおもいますが)
「・・・あ。もう少しで、僕の家につきます。すみません。送っていただいて。」
「はい。」
「・・・七瀬さん、黄瀬君に、告白はしないんですか。」
「もう、しません」
「そう、ですか。」
「あ。僕の家、そこです。」
その時、私は黒子さんの服の裾をつまんで、
「ありがとうございました。」
とだけ言って、さよならをした。
初恋は、実らないんだね。
どんなに、私が好きだって。