二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【学園アリス】 太陽の光 【小説】 ( No.44 )
- 日時: 2012/11/01 21:03
- 名前: 愛理 ◆aGZ9OPSgQQ (ID: PDUPGN/L)
〆黎さん
そう言っていただけると嬉しいですね♪
キャラ崩壊していないという事だけを切に願っております←
そんな滅相もない! でも何だか嬉しいです♪
ありがとうございます♪♪
〆黒簾香菜さん
この2人は書いてて何だか楽しいコンビでしたww
裏データはデューンさんとクロノ君のみ知っております←
〆かのさん
本当にすいませんでした;;
優子「違うわよヒカリさん。愛理の説明力がないだけよ」
まったくもってその通りです← すいません;;
裏データ…確かに怖いですねww
〆クロさん
おお、凄いですね! なるほどなるほど…!
だからいろんな事を知っているんですね…! 何か感動です…!←
詳細ありがとーございました♪
〆キリクさん
そ、そうですか? よかったです♪
キャラ崩壊しないように心がけたいと思います;;
10 危険能力系
「なあ、アンタは何系なん、優子ちゃん?」
「…は?」
いきなりの蜜柑の質問に優子は顔を顰める。
今日は能力別授業の日である。
そんな時にいきなりのこの質問。
優子は蜜柑を見据えた。
「…アンタに教える必要はないよ」
「うぐぐっ…相っ変わらず毒舌やな…!!」
「ゆーうこっ、能力別授業いこーぜ!」
紗和が元気よく誘ってくる。
——昨日デューンのおかげで傷は癒えた。
だが疲労はぬけきっていない。
そんな状態で今日もペルソナに会うのかと思うと優子は余計に疲れた。
「…面倒くさいな」
「んなこといわずに行くぞ! 棗君ももう行ってんだろーし」
「…はぁ」
「あ、夜咲さんも一緒にいこう!」
「……いいけど」
紗和が九六も呼ぶ。九六は静かに近づいてきた。
そして3人は危険能力系クラスへと向かった。
* 〜 * 〜 *
危険能力系クラス教室の扉の前に到着した3人。
どこかダルそうな優子。が、入るしかない。
————その時、いきなり優子の肩をガシリと掴む手。
「優子」
「ペル…ソナ」
「任務が入ってな。お前に頼みたいんだ」
「…ちょっと待て!」
急なペルソナの発言に紗和が叫んだ。
優子を自分の方に引き寄せると真剣な目つきでペルソナを見た。
「この間優子は任務に行ったばっかだろ! なのにまた今回も急に単独任務かよ!?」
「ああ。本来は棗に頼もうと思っていたんだが…アイツが逃げてな」
「……いいよ、僕がやる」
静かに優子はきりだす。“そうか”と返すペルソナ。
そしてペルソナは優子に任務内容の入った封筒を渡す。
優子は露骨に嫌な顔をした。
「読んだらすぐに封筒を排除して任務に行け。それと…今回の任務は“消す”んだぞ?」
「え…?」
「敵を“殺す”のではなく…“消して”こい。……分かったな」
その言葉の意味を理解した優子は目を見開く。
紗和と九六の表情も変化した。
絶望する優子に背を向け、ペルソナは去って行った。
「ゆ、優子…」
「……行ってくる」
「待って」
九六の制止の声。優子はゆっくりと振り向いた。
いきなり九六が優子の持っていた封を取る。
また別の意味で目を見開く優子。
「私が行くわ。…黒宮さんは休んでればいい」
「……余計な御世話だよ」
「そんな辛そうな顔してるくせに何が余計なお世話よ」
凛とした声は優子の心に響く。
九六の真っ直ぐな視線が優子にささる。
きつく唇をかみしめる。
そして優子は九六から封筒を奪い返すと、そのまま任務へ向かった。
「…優子、アリス使うのかな…」
「使うでしょうね。奴の命令は絶対。…でも、あのアリスはあの子が一番使いたくないはずよ」
「……」
紗和は心配そうな瞳で見つめていた。
* 〜 * 〜 *
(敵は一グループ…こいつら全員……消す、のか…)
沈みきった表情。乾いた笑みを優子は浮かべる。
そんな時、ドンッと誰かと肩がぶつかる。
それさえにも気付かずに優子は進んでいく。
「あ、わりい…ってアレ? あいつ…?」
「確かお前の従妹と同じクラスの黒宮優子…だったっけ?」
「翼知ってるんだ? あれぇ、もしかしたりー?」
「しねぇよ!! ただアイツ有名だから…って何なんだよ雪乃、その笑みは!」
雪乃はにやにやしながら少年——翼をからかう。
封李は不思議そうな表情で優子の後姿を見ていた。
その時優子の持っていた封筒が、風に乗って跡形もなく…消えた。
* * *
今回の話でちょっと影が見えた優子の3つ目のアリス。
分かった人は凄いです…!