PR
二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: マギ —運命と魔導殺し— ( No.3 )
- 日時: 2012/11/07 18:53
- 名前: 黎 (ID: kgjUD18D)
—プロローグ—
—シンドリア宮殿にて—
キイイイイイイン・・・。
幼い蒼い髪をした少年、アラジンの額が輝きだした。
「お、おい!どうしたんだよアラジンッ!」
自室のベッドの上で金髪の少年、アリババはアラジンの肩を揺さぶる。
「大丈夫だよ。アリババ君。」
アラジンは優しく自身のつかんでいるアリババの手を外す。
「・・・どうしたの?」
赤髪の少女、モルジアナもじっとアラジンの目を見つめていった。
「…僕にもよくわからない。ただ、何かと共鳴してるんだ・・・。」
「「共鳴?」」
アリババとモルジアナはあっけにとられていった。
「・・・魔導司でもマギでもダンジョン攻略者でもないなにか・・・。」
アラジンはギュッと首に下げていた、もと、ウーゴ君がいた笛をにぎりしめる。
重々しいフインキになりかけたところをアリババがベッドから立ち上がって、
「な、なにしてんだよ!これから市場に行くってのに、そんな顔すんなよ!早く行こうぜ!」
な?と笑顔でモルジアナの腕を引っ張って立ち上がらせる。
「…そうですね。せっかくの休日ですし。行きましょうアラジン。」
「…うん!」
アラジンはモルジアナの差し出された腕を握って立ち上がった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
—シンドリア王国市場—
『ついた…!ここがシンドリア王国かぁ…。見つかるかな?』
茶髪の可憐な少女、トーマ・アンダーソニックはブレスレットに話しかける。
—それはお前が判断することだ。—
『まあ、そうだねえ…。』
トーマはハハと苦笑いをした。
『けど、絶対に見つけるさ。そのための旅だもの。
「自分捜し。」』
運命が回りだす。
PR