二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: マギ —運命と魔導殺し— ( No.90 )
日時: 2013/01/01 02:41
名前: 黎 (ID: VXkkD50w)

お正月編その2。〜煌帝国編〜



「皆さんは我妻にべたべたしすぎです!!」
「「「誰が妻だよ!?」」」
 こたつに入っている、トーマ、ジュダル、紅玉、白龍、紅覇。突然の紅明の言葉により、ジュダルと白龍と紅覇は激怒した。
「?紅明さん結婚なさってたんですか?」
「私も初耳よお。」
 トーマと紅玉は驚いたように言った。
「ぷぷ。気づかれてないやんの〜!」
「はずかしいですね・・・。」
「明兄・・・がんば!」
「やかましい!」
 勝ち誇った3人の物言いに紅明はテーブルに拳を打ち付けた。
「皆さんケンカは・・・。」
「よおし・・・。ここにはもちが腐るほどあるからな。大食い競争といこうじゃねえか。勝った奴がトーマを嫁にできる。」
「「「オッケー!!」」」
「ええっ!?」
 この時点でトーマはやっと自分のことでこうなっていると自覚した。
「お兄様たちへんねえ・・・。」
 紅玉は蜜柑の皮をむきながらつぶやいた。











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「うう…。僕もう限界・・・。」
「同じく・・・。」
 うぷっと紅覇と白龍はバタンと倒れこむ。
「ふ、ふたりとも!?」
「いいのよおトーマ。なんだか楽しそうだもの。」
 蘭々として言う紅玉にトーマは何も言えなかった。
「紅明・・・。貧弱なお前はあきらめな…。俺がトーマを一生もんにしてやるよ・・・。」
「いいえ…。あなたのような破廉恥な人に我妻は渡しません・・・!」
「妻じゃねーだろ!!」
 ジュダルは全否定した。
 ちなみに今2人が食べたもちの量は67個。
 紅覇は35個。白龍は42個だ。
「そろそろ…決着をつけましょう・・・。」
「・・・ああ。そうだな・・・。」
 ジッとジュダルと紅明はお互いを見た。
「・・・これで・・・!」
「おわりだ・・・!」
 ぱくっと68個のもちを食べた瞬間、2人は地に伏せた。
「じゅ、ジュダルさん!?紅明さん!?」
 結局、決着はつかなかった。








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「・・・ん・・・。」
「あ・・・。」
 2人が目覚めたときはもうおひるごはんの時間だった。
「みなさーん。お雑煮できましたよ〜。」
 白瑛が雑煮を持ってきた。
「私が作ったんですよ。」
「「「「「へえー・・・。」」」」
 白龍以外は感心したようにふたを開けた。
「「「「え・・・?」」」」
 そこには、モザイクでしか表せない物体が。
「あ、姉上ええええええええええええええええええええええええええっ!!!」
 そこには、固まるみんなと叫ぶ白龍の姿があった。





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しつこいですが、今年もよろしくです!!