二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナGO『トリップ*孤独な少女*』 ( No.5 )
- 日時: 2012/11/17 14:37
- 名前: ARISA ◆05Q6suVuis (ID: bczxLXEO)
○一話
こんにちは、私、闇紅霞姫と言います。
自己紹介という自己紹介もあまりないのですが、とりあえずよろしくお願いします。
さて、今私は何をしているのかというと、落ちています。
いえ、テストとかの成績が落ちているわけでもなく、ジェットコースターに乗っていて落ちているわけでもありません。
純粋な意味で、落ちています。
降下、といったほうが皆さんにはわかりやすいかもしれません。
はい、私、闇紅霞姫は、落ちています。
どこからって?
学校の屋上からです。
「……どうしてこういうことになるのかなあああ!!」
叫びながら落ちても現状は変わらないため、落ちています。落ち続けます。
いえ、自分から落ちたというわけじゃないんですよ?
突き落とされましてですね………
いますごい発言をした、とお思いの皆さん。はい、私はとんでもない発言をしました。
友達(?)とちょっとした口論がありまして、ビルからDIVE中です。
これには色々と分けがありましてね……
〜回想〜
「ちょっとあんた生意気なんだけど。」
「そうだよ、ちょっと勉強ができて運動ができて男子からもチヤホヤされるからってさぁ。」
「むかつくんだけどぉ〜?」
今の時代ではありえないようなこのいじめの現場の屋上で、私はいじめっこ1,2,3に囲まれていた。
何でも私が勉強ができて運動も出来て……((以下略 それがむかつくらしいです。
なんていう迷惑な、って話なんですけどね。
私だって勉強ができるとは思わないし、勉強ができたくって出来ているわけでもない。運動だって、容姿だって。
すべては私が望んだわけではないのだ。
私は、ただ平穏に生きていたいだけなのだ。
何も言わなかった私に更に苛ついたのか、いじめっこ2が私の肩を押す。
「なんか言えよ、この“孤独の姫君”よぉ!!」
そう言うと、他のいじめっこも私の肩を押す。
すると、私の身体はいとも簡単に宙に舞う。
「ちょ、やばくね?」「落ちるよ…!」「逃げろ逃げろ!!」
バタバタといじめっこ達が屋上からいなくなると同時に———
私は、青空の一部と化した。
〜回想終了〜
と、言うわけで今渡しは落ちています。
まぁ、この人生楽しかったし、心残りはないから、別にいいかなぁとか思っていたりします。
次に生まれてくる時は、平穏に生きて、しあわせになりたいなぁ、なんて思います。
それでは皆さん、サヨウナラ。
私がいなくなってもお元気で!
と、思っていたら———
「霞姫いいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!」
………あれ、幻聴かな?上から私の友達の声が聞こえるよ?
そう願って私は上を向いたのだが、その願いは目の前の光景で破壊された。
「霞姫いいいいいいいいいいいい!!!!」
「え、ちょ!?日向!!?」
私の友達の炎歌日向が、私と同じように空中を舞っていたのだ。
「なんでいるの、ちょっと、危ないよ!?」
「ほら、手ェ伸ばして!早く!」
そう言われたため、わけも分からず手を伸ばすと、日向が私の手を引き、私たちは身体を重ね合わせる形になっていた。
「—————————」
日向が、最後に何かを言って、それが聞き取れなかったため何を言ったのか聞こうとした瞬間————
私達の身体は、地に叩きつけられた。
こんにちは、ARISAです。
はい、霞姫と日向、落ちました。
とりあえず、これからイナGOの世界に行く予定なので、温かい目で見守っていてくださると嬉しいです←
それでは、次の話で会いましょう。