二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【妖狐×僕ss】おりじなるすとーりー ( No.2 )
日時: 2012/11/14 21:29
名前: 回路 (ID: EpPczols)

第二話/近寄るな、変態


ラウンジへ入った瞬間、クラッカー音が鳴り紙吹雪が頭にひらひらと落ちてきた。
突然のことに驚く桜懍と火衣は、目の前にいるここの住人であろう人々を只々呆然と見つめている。その中からうさ耳をつけた男、百目の先祖返りの夏目残夏が二人の前に足を踏み出す。

「はい、初めまして〜。りんたん、かいたん☆」
「…りんたん?」
「かいたん………」
「そう☆二人はりんたんとかいたんさっ!」
「………キモ」(ボソッ
「あれぇ、かいたん…今何言ったの〜?」
「いえ、何でもありませんが」

ただでさえ新しい家で不安だろうところにいきなりうさ耳男(しかも身長たかい。変質者っぽい)が現れたおかげで不安がより一層大きくなってしまった桜懍は火衣の背中に隠れる。それを見た火衣は桜懍を守ろうと残夏を睨みつける。

「……いやだなぁ。二人して僕をそこまで警戒しなくても。僕のガラスのハートが壊れちゃうよぉ?」
「どうぞ、壊れてください」

火衣は「近寄るな変態」オーラを出して残夏を威嚇。
残夏の後ろにいる住人&そのSS達は呆れた顔で残夏と火衣を見つめていた。

「………そんなに威嚇しなくても。僕には君達の全てを知っているんだ。意味ないよ?」
「…っ!?…百目の先祖返りか…」
「隠しとうしたいんだろうけど…バレバレ☆それは君達の心の弱さがあるからかな〜?」

ラウンジには不穏な空気が漂う。
我慢が続かなかったのか火衣の背中から桜懍が出てくる。

「もうええよ、火衣。…それより、何でラウンジに来たん?」

それに対して残夏は答える。

「りんたんとかいたんの歓迎会をするからだよっ☆」


続く