二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: カービィ達がクトゥルフ神話TRPGをするようです。 ( No.6 )
- 日時: 2012/11/26 18:10
- 名前: グレイ ◆Qk0AOa1nlU (ID: jOSKkG.u)
- 参照: http://ははは、検索が大変だ。
1章 始まるのは一体何か
【RP】
遥が先程の場所に走って戻ってくると、女の子はまだ同じ位置で座っており、すぐに遥の方に目をやる。
「あ、ありがとうございます……」
「気にしないでヨォ。一応元刑事だったしネェ……ちょっとこういうことを見てると許せない、って言うか……」
「そうなんですか……」
歩夢は立ち上がろうとするが、足に痛みが走って立つことが出来ない。
【PL】
「怪我した足は、どうにかなりませんか?」
「そうですね……応急手当という技能のロールでどうぞ。今回は50で良いでせう」
【RP】
《応急手当ロール:50→58(失敗)》
歩夢はスクールバックの中にハンカチがあったので、それを使って手当を使用としたが、失敗してしまった。
「いっつ……」
「大丈夫カイ? 足を捻ったノ?」
「はい……後ろから押されて……」
うーん、と遥は考えるような仕草をして、歩夢に問い掛ける。
「何で襲われそうになってたのか……分かるカイ?」
《目星ロール:60→94(失敗)》
「すいません……分からないです……」
「うーん……じゃあ、何かされなかったカイ?」
歩夢の頭に、先程の注射器が過ぎった。
「……何か、注射器で右の二の腕辺りに注射されました」
「……ソウ……」
再び、うーんと遥は考えるような仕草をする。
その間に、歩夢は立とうとするがまたも痛みが走り、前のめりに転びそうになった。
《人を“背負う”にはSTR対SIZの対抗ロールに勝つ必要がある。
遥STR:10 対 歩夢SIZ:7
→(成功)》
それに気づいた遥は、歩夢を支えて、背中に背負った。
「危ないヨ? とりあえず、家に帰ったらどうダイ?」
【PL】
ここで一旦VTRを止めて、エヌゼットはマホロアを見た。
「因みに、歩夢さんの内はここから3つほど電車に乗って駅に移動しなくてはならない距離にありまする」
「遠いナ」
「しかし、ここの辺りには親戚で仲良しである星野さんの家と、星野さんが働く家もありまする、電車に乗って家に送っても良いですし、星野さんの方へ合流しても宜しいです」
と言う風に告げると、マホロアは少し考えた後に、すぐにじゃあ星野の所に行くヨォ、と答えた。
因みにこの間約5秒である。
「合流を優先したいところだしネェ……」
「了解です」
「あと、ここでクトゥルフ神話のダイスは振れるカイ?」
「無理です」
無駄に爽やかな笑顔だった。
【RP】
「あの、ここからだと駅に行って3つくらい電車に乗らないといけないので……」
「遠い、ネ……そして僕も精神的にヤバイ……」
「?」
背負っている、つまり歩夢を背中に乗っけている状態であり、軽い女性恐怖症である遥にとっては精神的に来るものがあるのだろう。
どんどん顔が青白くなっていく。それでもまだ平気なのは、歩夢がかわいい系の女子だったからなのかもしれない。
「そう言えば、私の親戚の星野さんという方の職場とお家が近くにあるんです! 良くお泊まりをさせて頂くこともあるので、一旦そこに行くのはどうでしょうか?」
「……親戚ネェ……分かった。今日はもう暗いし、明日一緒に警察の方に行くケド……大丈夫?」
「分かりました!」
元気に答える歩夢と、力なくフラフラと歩夢を背負って歩く遥。
そして2人は、歩夢の親戚である星野の家に行くことになった。