二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 【3Z】モノクロ
- 日時: 2010/01/10 20:52
- 名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: zKcuwG5/)
はい。消えた!!
軽くスランプ・・・。
これからも頑張るんで!
宜しく!!
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- Re: 【3Z】モノクロ ( No.3 )
- 日時: 2010/01/10 20:54
- 名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: zKcuwG5/)
〜♪第二小節♪〜
あっはい。 分かりました!
(めんどくさい・・・・。)(意味わかんない)
表と裏・・・・。
表と心・・・。
私の中は、いつも——モノクロ——・・・。
「死ねよ・・・。」
「お前、うぜーんだよ。」
「「「アハハハハ!!馬鹿!死ねよ!!」」」
バンッ!!ボトボトッ!!
私に向かって、いろいろなものが、降り注ぐ。
分かるかな?そう。私、いじめられてるんだ・・・。
ん?何でそんなに、冷静なのかって?
それは・・・もう、慣れたから・・・かな?
あぁ。慣れたって言うのは・・・
幼稚園から、精神的に大人びていた私は、周囲の人から避
けられていた。たくさんの仮面を付け替えていた。
小学校に入ったら、親に虐待され、痣だらけ・・。
友達は、数人。仲の良いように装っていた。
中学校に入ると、成績が学年トップでないと許されない生
活になり、自由などなかった。いじめの的にされ、それは
だんだんエスカレートしていった。友人も、いなくなっ
た。親も、教師も、周囲の人も、誰も信用できなくなった。
仮面の数は、増え続け、本当の自分が分からなくなった。
高校に入っても、何も変わらないことは、分かってた。
分かってたんだ。でも、やっぱり、少しは期待してたん
だ。私の見るものが、見る世界が、変わるかもって・・・
いや、願ってたんだ。自分が、自分の見る世界が、変わっ
てくれるんじゃないかって。こんな自分でも、変われるん
じゃないかって。
こんな世界は嫌だって。こんな生活は、嫌だって。
みん
なのように、自由になりたいって———…
- Re: 【3Z】モノクロ ( No.4 )
- 日時: 2010/01/10 21:36
- 名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: zKcuwG5/)
〜♪第三小節♪〜
・・ある日の職員会議・・・
「今回の議題は、問題になっている“イジメ”につてです・・・。」
「・・・あの・・・。ウチのクラスの沖野さんなんですが、いじめられてるようでして・・・・。それも、1年生からずっと・・・。この学校は、クラス替えがないので、
これからも続く可能性もあるし・・・。」
「あぁ。あの沖野さん・・・。」
「えぇ。・・多分、成績がいいので、逆恨みとかかなって。もし宜しければ、他のクラスに変えることはできませんかね?」
「う〜ん・・・。いじめがないクラス・・・。
あぁ!坂田君!!君のクラスはどうかね!?
イジメはないといっておったではないか!」
「・・・・別にいいっすよ?あんた等がいいなら。
・・・でも、確実に信頼はなくなるでしょうね。」
「・・・あぁ。しょうがないことだ。では、3年生から変わってもらおう。」
________________________________________
朝から授業なんてやってられっかよ。
眠ィ〜。サボりやすかね・・・。
そんなことを考えながら、俺は屋上へ足を進める。途中、土方のヤローが何か言ってたが、
無視してやった。・・・姉さんが亡くなってから、もうしばらくたつ。でも、ヤローは何も無かったかのように過ごしてやがる。・・・気にくわねー。
—「キモイんだよ!」
—「此処からとべよ。」
—「何?とべないの?」
大勢の女達の声。飛び出してくる卑劣な言葉・・・。人を馬鹿にしたような笑い声。
何だ?この声。
いつもは静かな屋上から、聞こえてくる声。
—「死ねよ。」
イジメ?それしか思い浮かばなかった。言われてる方は、何も言わない。いや、言えないのか?どちらにしろ、人の命をごみのように扱うこいつ等に、腹が立った。
だから、助けてやることにしたんだ。
ギィィィイ・・・・
女達が、一斉に俺の方を見た。
「お、沖田様///!ど、どうして・・・。か、帰るよ!!」
リーダー格の女が、そう叫ぶと、覚えてろよだとか、調子に乗るなだの言って、そそくさ
と帰っていった。
「大丈夫かィ?」
其処には、綺麗系の女がいた。でも、その女の顔には表情が無かった。その女の瞳には、輝きが無かった。
そんなことを考えていると、女が口を開いた。
「はい。大丈夫です。助けていただき有難うございました。では、」
そういって立ち去ろうとした。
「待って下せェ!!」
呼び止めていた。何故だろう・・・?普段の俺は、こんなことしねーのに・・・。
「・・・名前は・・・何ていうんでィ?」
とっさに聞いていた。今日の俺は、変だ。いつもは、土方さんに死ねとか言いまくってる俺が。人の苦しむ顔を見るのが好きな俺が。人のことなんて気にしない俺が。こんな事、聞くなんて・・・・。
「三つ葉。・・・2年A組、沖野 三つ葉。」
驚いた。姉さんと同じ名前。何処と無く、似てる。顔立ちも、髪色も・・・・・・
そうか、重ねてたんだ。コイツを、姉さんに。
「俺は、2年Z組の沖田総悟でさァ。よろしく。」
「よろしく。じゃあ。」
そういって、彼女は教室に戻って行った。
これが、アイツとの出会いだった。
何でだ?胸が痛い・・・。あぁ。コレが一目惚れってやつか・・・。
あぁ。初めて会った奴に恋しちまうなんてな・・・。
- Re: 【3Z】モノクロ ( No.5 )
- 日時: 2010/01/10 21:37
- 名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: zKcuwG5/)
〜第四小節〜
春休みも明け、あと一年乗り切ればこの高校ともおさらば、あのクラスメイト達ともおさらば。
がんばらないと・・・。
でも、何か皆の視線が、痛い。
何故だ?
「沖野さん。良かったわね。」
「でも、逃げるなんて卑怯じゃない?」
「ねぇ。チクッたの?先生達に・・・。」
覚悟しといて・・・。と言って、去っていく女子達。
今だ何の事だか理解できない私。
「・・・何言ってるの・・・・・?」
皆が集まっている掲示板を見ると・・・
『2年A組の沖野 三つ葉さんは、
3年Z組にクラス替えになります。』
・・・・・・え?ウ・・ソ・・・。
私が、Z組?
何で?何でなの・・・。
〜Z組教室前〜
来て見たものの、何なんだこのクラス?
凄く恐ろしい言葉が聞こえてくるような・・・。
—「死ねェェェ〜!!ゴリラァァァアア!!」
だとか・・
—「猫耳女は即死刑・・・・」
とか・・・
入りたくな〜〜い〜〜!!
でも、入らなきゃ・・・。
いや、入れない・・・。
でも・・・いや・・・でも・・・・
もういい!入っちゃえ!!
ガラガラ・・・
し〜ん・・・
皆見てるよ・・・。もう嫌だ。帰りたい・・・。
えっと、席は・・・。窓際の後ろから2番目。
お、中々いい席♪なんて、言ってられない。
皆の視線が痛い・・。
大人しく席に座る私。
バンッ!!
勢い良く開いたドア。
「おー。HRはじめるぞ〜。」
「きりーつ!気をつけ〜!礼!お願いします。」
白衣にくわえタバコ、白髪の天然パーマの教師とは思えない人物が教卓の前に立つ。
「えー。今年は、新しい生徒がZ組にやって来た。
まぁ。転校生っつーワケではないから、特別扱いは、しねーけど、自己紹介ぐらいはしとけ。」
そう言われ、前に出る。
「えっと、沖野 三つ葉です。宜しくお願いします。」
ある男子生徒が、驚いたような目で、私を見ている。
何なんだ?此処の生徒はホントに・・・。
そんな時に・・・
ガラガラ・・・
ある生徒が入ってきた。
「沖田君〜。遅刻してんの分かってる?」
「えぇ。分かってますぜ?行きに、迷子が居たんで、家まで送ってきたんでさァ。」
首に赤い変なアイマスクをぶら下げて、当然のように嘘を吐く少年。
「嘘ついてんじゃねーよ。寝てただろ。」
「ばれやした?・・・あ・・・。」
「・・・あ・・・。」
その少年は、去年の終わりに助けてくれた少年、そう。
沖田総悟だった。
「えっと。あの時は、どうも有難うございました。」
彼のもとえ近づいた私は、お礼を言った。
「いえ、いいんでさァ。でも、何でA組で、学年トップの成績とってた奴が、Z組に落ちてきたのか、それを教えて下せェ。」
びっくりした。いきなりそんなこと聞かれるなんて思ってなかった。
「え・・・。私も、わかんないって言うか・・・」
「まぁ、いいから席につけ。」
今、歯車が動き出した・・・・・・
- Re: 【3Z】モノクロ ( No.6 )
- 日時: 2010/01/10 21:37
- 名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: zKcuwG5/)
〜第五小節〜
「おはようアル!!三つ葉!!」
「おはよう。三つ葉ちゃん。」
あれから、1ヶ月が過ぎ、友達も出来た。
私がこのクラスに入れられた理由を先生に聞いたら、
—「いつもいつもメンバー変わんないクラスだから、挑戦
・・・みたいな?・・・なんつーか、“アブノーマル”の中
に、“ノーマル”な子を入れるっつー挑戦・・・かな?」
と言われた。意味わかんない。その後私が、
「成功したんですか?」
と、問うと・・・
—「うん!!大成功☆大人しいし・・・まぁ。あんまし活発
な子じゃなくて良かったよ〜。」
なんていわれた。特に、“大成功☆”っつー所が、めっさ腹
たったんですけど!
・・・・でも、どうせこれは嘘。
理由は・・・イジメ・・・。どうせまた、前の担任が耐えら
れなくて職務放棄したんだろう。
「お〜い!沖野〜?」
「・・・・」
「お〜い!!」
「・・・・」
「沖野ォォオ!!」
「・・・はい?」
あ〜、ぼーっとしてた・・・。
つーかさっきから、おいおいおいおいうるせーんだよ!
あー其処、キャラ変わってね?とか言わない!
これが素だから、今まで猫被ってただけだから。
「なんだよ!その返事!?銀さん泣いちゃうよ〜!!」
「・・・泣けば?」
って、もう六時間目の現国かよ!?
あ、だから天パがいるのか・・・。
「え〜。三つ葉ちゃん、ひどい・・・。」
お前は、キモイ。
そうやってるうちに時間は過ぎ・・・
〜帰りのST終了後〜
「三つ葉ちゃん!ちょっと寄り道しいて帰らない?」
仲の良いお妙ちゃんが、誘ってくれた。
「そうアル!たまには、寄り道するアルヨ!」
神楽ちゃんも誘ってくれた。
・・・でも、今日はだめなんだ。行かないと、殺される!!
「ごめん。今日はだめなんだ・・・。本当にゴメンね?」
そういって帰った。あーやばい!
遅れちゃう!!
〜あとがき〜
今回、短め?
まぁ、次がんばりやす!!
- Re: 【3Z】モノクロ ( No.7 )
- 日時: 2010/01/10 21:40
- 名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: zKcuwG5/)
〜第六小節〜
はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・着いた・・・
ガチャ!!
「遅れてごめん!!」
これは、まだ皆知らない事で・・・・。
・・・翌日・・・
「おはようアル!三つ葉!!」
「お、おはよう。」
やっぱりまだ、“友達”って言うのには慣れない・・・。
何か、怖い。だから今でも、予防線を張っているんだ。
いつもの通り五月蠅いクラス。
前までは、苦痛だったのに。
今は、楽しいのと、不安とが半分半分。
「おはようごぜェやす、三つ葉。」
「おはよう。」
隣の席の沖田君が、話しかけてくれた。
する話の、ほとんどが“土方君のマヨにからしを入れた”
だの、“土方君にタバスコ入りのケーキ食べさせた”などと言うイタズラの話。
このクラスの人にとって、それが普通って事に驚いた。
そうこうしてる内に・・・
「うるせーぞおめー等!!中二のノリですかこのヤロー」
などと意味の分からない台詞と共に、先生の登場だ。
HRも終わって、1時間目・・・。
現国である。=銀髪天パ先生のグダグダな授業だ。
黒板には、
『友情・努力・勝利』
と、書かれている。
いや、授業中にすることじゃねーよ。
っつーか、さっきまであんなに語ってたのに今は、ジャンプを熟読中だ・・・。
そんな時。
ガラッ!!
ある男子生徒が入ってきた。
黒に少し紫が入ったような髪色、左眼に眼帯、片目でも、鋭く光を放つ眼。そして、不良って感じの服装。
ってか、初めて会った人なら絶対こういうだろう・・・。
“鬼太郎!?”本当に、ゲゲゲ●鬼太郎ににてる。
しかも、ケータイのストラップは、目玉の親父と言う、
なんとも面白い。(目玉の親父好きなんだって)
「よ〜高杉!珍しいな、お前が学校来るなんて・・・。」
「うるせー。」
そいつの名は、高杉晋助。
私の後ろの席である。
ついでに・・・・私のただ一人の友達(?)って感じの人。
まぁ、幼馴染だな、うん。
最初こそ怖かったものの、段々慣れてきた。
めんどいな・・・。アイツ、絶対絡んでくる。
別に、喧嘩弱いわけじゃないから。
何でかって?小さい頃から、イジメと虐待に耐え、晋助から、
体術とか習って、自分でもがんばって、強くなった。
でも、目立つのが嫌で、今まで隠してきた。
あぁ。今までの平穏(?)な日々が・・・
大変な日々の始まり
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