二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

【3Z】モノクロ
日時: 2010/01/10 21:44
名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: zKcuwG5/)

もう、いきなり書きやす!!
__________________________


 〜♪前奏♪〜

ねぇ。私、うまれてきて良かったのかな?

みんなに嫌われて、一人になって、たくさんの仮面作って、

本当の自分を隠して・・・。

誰も私を分かってくれない。いっつも表面ばかり見て。

なら、もう誰も分からなくて良いって、
心を閉ざして。

でも、違ったんだね。私が見せようとしないのに、

人が見てくれるワケないよね・・・。

貴方達のおかげで、気付くことができた。ありがとう。

だから、貴方達が、私の目の前から消えるのが怖い。

お願い。ずっと、そばにいて・・・。

ずっと、私の心に問いかけて・・・。

もう、私を一人にしないで・・・。

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11



Re: 【3Z】モノクロ ( No.9 )
日時: 2010/01/29 21:22
名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: 3JA2YsPn)

〜第五小節〜

「おはようアル!!三つ葉!!」

「おはよう。三つ葉ちゃん。」

あれから、1ヶ月が過ぎ、友達も出来た。
私がこのクラスに入れられた理由を先生に聞いたら、

—「いつもいつもメンバー変わんないクラスだから、挑戦
・・・みたいな?・・・なんつーか、“アブノーマル”の中
に、“ノーマル”な子を入れるっつー挑戦・・・かな?」

と言われた。意味わかんない。その後私が、

「成功したんですか?」

と、問うと・・・

—「うん!!大成功☆大人しいし・・・まぁ。あんまし活発
な子じゃなくて良かったよ〜。」

なんていわれた。特に、“大成功☆”っつー所が、めっさ腹
たったんですけど!
・・・・でも、どうせこれは嘘。
理由は・・・イジメ・・・。どうせまた、前の担任が耐えら
れなくて職務放棄したんだろう。

「お〜い!沖野〜?」

「・・・・」

「お〜い!!」

「・・・・」

「沖野ォォオ!!」

「・・・はい?」

あ〜、ぼーっとしてた・・・。
つーかさっきから、おいおいおいおいうるせーんだよ!
あー其処、キャラ変わってね?とか言わない!
これが素だから、今まで猫被ってただけだから。

「なんだよ!その返事!?銀さん泣いちゃうよ〜!!」

「・・・泣けば?」

って、もう六時間目の現国かよ!?
あ、だから天パがいるのか・・・。

「え〜。三つ葉ちゃん、ひどい・・・。」

お前は、キモイ。

そうやってるうちに時間は過ぎ・・・


〜帰りのST終了後〜

「三つ葉ちゃん!ちょっと寄り道しいて帰らない?」
仲の良いお妙ちゃんが、誘ってくれた。
「そうアル!たまには、寄り道するアルヨ!」

神楽ちゃんも誘ってくれた。
・・・でも、今日はだめなんだ。行かないと、殺される!!
「ごめん。今日はだめなんだ・・・。本当にゴメンね?」

そういって帰った。あーやばい!
遅れちゃう!!

Re: 【3Z】モノクロ ( No.10 )
日時: 2010/01/29 21:23
名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: 3JA2YsPn)

  〜第六小節〜

はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・着いた・・・

ガチャ!!

「遅れてごめん!!」


これは、まだ皆知らない事で・・・・。




・・・翌日・・・

「おはようアル!三つ葉!!」
「お、おはよう。」

やっぱりまだ、“友達”って言うのには慣れない・・・。
何か、怖い。だから今でも、予防線を張っているんだ。

いつもの通り五月蠅いクラス。
前までは、苦痛だったのに。
今は、楽しいのと、不安とが半分半分。

「おはようごぜェやす、三つ葉。」
「おはよう。」

隣の席の沖田君が、話しかけてくれた。
する話の、ほとんどが“土方君のマヨにからしを入れた”
だの、“土方君にタバスコ入りのケーキ食べさせた”などと言うイタズラの話。
このクラスの人にとって、それが普通って事に驚いた。

そうこうしてる内に・・・
「うるせーぞおめー等!!中二のノリですかこのヤロー」
などと意味の分からない台詞と共に、先生の登場だ。
HRも終わって、1時間目・・・。
現国である。=銀髪天パ先生のグダグダな授業だ。

黒板には、
『友情・努力・勝利』
と、書かれている。
いや、授業中にすることじゃねーよ。
っつーか、さっきまであんなに語ってたのに今は、ジャンプを熟読中だ・・・。
そんな時。

ガラッ!!

ある男子生徒が入ってきた。
黒に少し紫が入ったような髪色、左眼に眼帯、片目でも、鋭く光を放つ眼。そして、不良って感じの服装。
ってか、初めて会った人なら絶対こういうだろう・・・。
“鬼太郎!?”本当に、ゲゲゲ●鬼太郎ににてる。
しかも、ケータイのストラップは、目玉の親父と言う、
なんとも面白い。(目玉の親父好きなんだって)

「よ〜高杉!珍しいな、お前が学校来るなんて・・・。」

「うるせー。」

そいつの名は、高杉晋助。

私の後ろの席である。
ついでに・・・・私のただ一人の友達(?)って感じの人。

まぁ、幼馴染だな、うん。
最初こそ怖かったものの、段々慣れてきた。
めんどいな・・・。アイツ、絶対絡んでくる。
別に、喧嘩弱いわけじゃないから。
何でかって?小さい頃から、イジメと虐待に耐え、晋助から、
体術とか習って、自分でもがんばって、強くなった。
でも、目立つのが嫌で、今まで隠してきた。
あぁ。今までの平穏(?)な日々が・・・


大変な日々の始まり


Re: 【3Z】モノクロ ( No.11 )
日時: 2010/01/29 21:23
名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: 3JA2YsPn)

あ、えっと、今回から、オリキャラ出そうと思いやす!で、軽く設定を・・・

名前:仲野 舞(なかの まい)
性別:♀
成績は、学年2位(1位は、三つ葉)。3Z生徒。

なんかあったら、付け足すかも・・・。
__________________________

        〜第七小節〜

「よう。昨日どうだった?」
話しかけてくる高杉。
「凄かったね。」
昨日とは、“鬼兵隊”のライブ。
間に合って良かった。遅れたら殺されてたからね?

「「「「「え、知り合い?」」」」」
皆、やっぱ驚くよね・・・。

「う、うん。幼馴染・・・。」

その後も、高杉は私に話しかけてきた。



そのとき、私達を・・・いや、私を睨んでいる眼に、気付いていた・・・けど、・・・気のせいだと、思い込んでた。





昼休み。私は、あまり話したことのないクラスメイトに声をかけられた。

「あの・・・三つ葉さん。一緒にお昼食べない?」

友達の少ない私にとって、それはうれしかった。

「え、いいの?」
「うん。一緒に食べよう?」

その子は、クラスでも人気のある女の子。
名前は、“仲野 舞さん”。
3Zでは珍しい、成績が学年トップクラスの子。

仲良くなれるかな・・・。

お昼は、凄く楽しかった。
友達が、また増えた。それが、何よりうれしかった。




それから、毎日お昼を一緒に食べた。

少し、学校が好きになった。

Re: 【3Z】モノクロ ( No.12 )
日時: 2010/01/29 21:24
名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: 3JA2YsPn)

〜第七小節〜

この物語は、其処まで甘くない。

このまま、仲良くなって、はい。おしまい。

なんて、有得ない。

この物語の本編は、此処から。と言っても過言ではない。

今までは・・・今までの日々は、これからの前置きにしか

過ぎない・・・。

そう・・・これからの地獄の日々の・・・




ある日のお昼。今日も、舞と一緒に食べる。
いつもの様に、屋上で、笑いながら食べるんだ。
そう、思っていた・・・

「お弁当食べよう?」

いつまでも、黙ったままの舞に、声を掛けた。

「ねぇ?どうしたの・・・?たべy「目障りなの」」

「ぇ・・・?」
何で・・・?

「あたし、アンタのこと嫌いなの。」

何で・・・?

「いじめられてるくせに、いっつも、成績は学年1位だし。アンタ、目障りなの。」

何で何で何で・・・

私の弁当箱がひっくり返される。

「見てなさい。パチンッ!!」

舞は、自分で、自分の頬を叩き、屋上から出て行った。

また私は、裏切られた。

それしか分からなかった。

舞が何をしたいのか、分からなかった。


仕方なく、教室に戻る。
そこには・・・・
机に突っ伏して泣いている舞の姿があった。

「どう、したの・・・?」

その取り巻きの子達が、睨んでくる。

「三つ葉ちゃんがそんな人だと思わなかった。」

「・・・何?」

「とぼけないで!」

何の事か、分からなかった私でも・・・

「舞?どうしたんでィ?」

教室に入ってきた、沖田君が聞くと・・・

「・・・み・・三つ葉が・・・。
ひっ・・アンタの・・こ、ことなんて・・・き、嫌いって・・言って・・・あたしを・・叩いて・・・」

そう言った。あぁ。そう言う事か・・・。
私に罪をなすりつけようと・・・。
私を悪者にしようと。そう言う事か。

皆が、謝れ!だの、最低!だの言ってくる。

乗ってやろうじゃないか。
私が、悪者になれば、良いんだろ?

「・・・フッ。ゴメンね?これで良い?気は済んだ?」

私が、悪者になれば、舞は、攻められなくて済むんでしょ?なら・・・友達のためなら、悪者にでも何でもなってやらァ。



あとがき

やっぱ、こう言う展開にしてみやした。
感情移入して、皆さんに泣いてもらおう!
って事で、泣けるような作品になるよう、がんばりやす!!

Re: 【3Z】モノクロ ( No.13 )
日時: 2010/01/29 21:25
名前: 沖田京子 ◆qjQ5/KoTvU (ID: 3JA2YsPn)

三つ葉は、初めての友達だから、イジメられてる姿を見たくないから、自分が犠牲になろう。と、思ってるわけです。たとえ、その友達に裏切られたとしても。

__________________________

  


        〜第八小節〜

あれから、前の生活となんら変わりない生活を送った。
いや・・・前より酷い生活になった。
大事な友達に裏切られて、信用してた皆にイジメられて・・・。
ってか、前に先生『このクラスには、いじめないから』
とか言ってたよね。
私は、絶対イジメられるのかな・・・。

朝、学校前

はァ・・・。
行かなきゃ行けない。
でも、行きたくない。

そんなことを頭の中で考えながら、重い身体を引きずり、
やっと、靴箱。

「・・・。」

まただ。靴箱の中には、猫の血まみれの首。
その血で書かれた『死ね』の文字。

毎日、毎日良くやるよな・・・。

私は、ソレをゴミ箱に放り込み、教室へと向かう。

ガラララ・・・

皆の視線が痛い。

「良く学校にこれるわね。」

仲の良かったはずの妙ちゃんに言われた。
辛かった。

「なんで、学校に来るネ?
    お前なんか、来なくて良いアル!」

神楽ちゃんにも言われた。

「・・・別に、来るか来ないかは、私の自由。


    ほっといて・・・・。」

「ンだと・・・?お前のせいで泣いてる奴がいんだぞ!?ほっとけるわけねーだろ!?」

土方くんが言ったと共に、皆がじりじりと迫ってくる。

「お前が悪いんだろーが!」
  「ちょっと、成績が良いからって、調子のんなよ!」

皆に、殴られ、蹴られ、罵声を浴びせられ・・・。

でも、一番辛かったのは、アイツの一言だった。

「アンタが、そんな最低な奴だとは思いやせんでした。」

沖田君のその言葉が、一番辛かったんだ・・・。
なぜかって?それは、私が沖田君のこと好きだから。

その時・・・

「皆やめなよ!三つ葉がかわいそうだよ!」

舞が言ったんだ。自分を良く見せるために。

「あんな優しい子を叩くなんて・・・。」
      「酷い奴ネ・・・。」

皆が、口々に、言い始める。
舞は、私に向かって黒い笑みを浮かべていた。


もう、友達には、戻れないのかな・・・。



Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11



この掲示板は過去ログ化されています。