二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- バトルロワイアル-ZERO-
- 日時: 2009/11/02 23:17
- 名前: KI-MA (ID: vWRv9TUU)
初です☆
まだぜんぜんわかりませんが
がんばりますので
よろしくお願いします(^^ゞ
コメントしてくれたら
更新率上がりますよぉ
更新率低いかもだけど
許してください(;_;)
一応受験生なんで(笑)
あとバトルロワイアルを知らない方は
まずはYahooでバトルロワイアルを
調べてから見たほうが
面白いと思いますよーぅ
http://www.youtube.com/watch?v=cOfaYFIHt1g
↑イメソン
http://www.atc.ne.jp/user/seikindo/bonjovi.htm
↑歌詞(日本語有)
- Re: バトルロワイアル-ZERO- ( No.13 )
- 日時: 2009/10/23 22:08
- 名前: KI-MA ◆XPGPmiNYm2 (ID: s92qBU7.)
一の後ろから大きな声が聞こえた
その声の主は木山龍来(男子5番)だった
『お前ー、それがどういう意味かわかってるのか?』
中澤は不思議なくらい落ち着いた声で
聞き返した
『俺はこんなことしないって言ってるんだ!!』
龍来はきっぱりと言い返した
『なんで俺たちがこんなことしないと
いけないんだ?俺はこんなの間違ってると思う!
だから、ゼッタイ俺はこのプログラムに
参加しない!!!』
その時だった
一は中澤の手に黒い物が見えた
最初はそれが何だかわからかったけど
はっきりと見えた。
それは…
拳銃だ!!
【残り29人】
- Re: バトルロワイアル-ZERO- ( No.14 )
- 日時: 2009/10/23 22:50
- 名前: KI-MA ◆XPGPmiNYm2 (ID: s92qBU7.)
それは、一瞬の出来事だった
一も何が何だか分からなくなっていた
ただそのときみえたのは
血のしぶきだった
それはおそらく龍来の血だろう
『馬鹿だなぁ、きーやーまー。
負け犬はここで始末するように言われてるんだよ』
中澤は笑いながら言った
「何考えてるんだこいつは。人を殺しといて
なんで笑えるんだ、どうなってるんだよ」
一はパニックに陥っていた
それはほかの生徒も同じだった
教室がざわめく
逃げ出そうとする生徒…
それを威嚇発砲する兵隊…
一はただそれを見ているばかりだった
自分でもまだ頭の中が整理できていなかった
「いままで、一緒のクラスだった
仲間が…しんだ?」
一と龍来はそれほどよく喋るなかでは
なかったけど
今まで普通にいた同じクラスの
生徒が死んだことにとても
胸が痛んだ
「胸が苦しい、なんでだ。
なんなんだよ…コノキモチハ…」
『はいは〜い、静かにしろー
先生困るなぁ。負け犬が一匹死んだだけだぞぉ
先生もみんなを殺したくないんだー』
中澤は困った顔をして言う
『でもなぁ。先生は
負け犬みたいなやつが大嫌いなんだ〜。
だからあんなことをいった奴は
容赦なく殺すから、みんな木山みたいにはなるなよ〜』
そういうと中澤は龍来を
指差して、近くにいた兵隊にこう言った
『そのゴミを始末してくれ』
その言葉に一人の生徒が立ちあがった
『龍来を馬鹿にするな!!!』
それは吉川匠(男子18番)だった…
【残り28人】
- Re: バトルロワイアル-ZERO- ( No.15 )
- 日時: 2009/10/25 00:53
- 名前: KI-MA ◆XPGPmiNYm2 (ID: 2mcH.5bJ)
匠は椅子を蹴りあげ
中澤に突進していった
『龍来はゴミなんかじゃない!負け犬なんかじゃない!
龍来を馬鹿にするな!!!』
『ほんと馬鹿だよなぁ、この負け犬が!!!!』
中澤はそう言い捨てると
匠に銃を向けて、引き金を引いた
その銃弾は、匠の口元めがけて飛んでいく
そして、口は貫通してしまった
『ぐぎゃぁぎぎゃぁぁぁっ』
匠の悲痛な叫びが聞こえてくる
しかし、喉をやられてしまったのだろう
まったく声が出ていない
周りには口の中の皮膚が
飛び散っている
「嘘だろ…なんでこんな簡単に
人が死んでしまうんだよ…」
一は胸が苦しくて息が詰まってしまう
『すまないなぁ吉川〜。負け犬は
この国ではゴミ以下なんだ。じゃあなっ』
中澤はそういうと銃を、
倒れている匠に向けて3発銃を撃った
匠の顔はもげてしまい床に転がり落ちている
中からはドロドロしたものが
たれ落ちている…
「くそっ、これは悪夢か?
夢なら夢で早く覚めてくれ…」
一は心の中でそう叫ぶ
もうこれ以上人が死ぬのはミタクナインダ…
【残り27人】
- Re: バトルロワイアル-ZERO- ( No.16 )
- 日時: 2009/11/06 00:31
- 名前: KI-MA ◆XPGPmiNYm2 (ID: ADREmkmP)
匠と龍来は小学生の時からの
腐れ縁だった
2人は口では否定するものの
心では親友と認めていた
2人とも同じ野球部に入り
匠はショートで龍来がセカンドで
息のいぴったりなプレーを
見せてくれていた
そんな二人がいま死んだ…
匠は悔しかったんだと一は思った
親友である龍来を馬鹿にする
中澤が許せなかったんだろう
一は匠の気持ちが痛いほどわかった
自分も宗斗があんなこと言われたら
飛び出していただろう
血生臭いニオイが教室に漂い
みんなが悲しみに暮れているとき
中澤がパンパンっと手を叩いてこう言った
『よ〜し、もういいなぁ?
みんなそんな顔してると生き残れないぞぉ』
こんな顔にさしてるのはお前だ、と
一は心の中でつぶやいた
『それじゃぁ始めようかぁ…
男子1番、亜南海斗!!』
こうして死のデスゲームが幕を開けた…
【残り27人】
- Re: バトルロワイアル-ZERO- ( No.17 )
- 日時: 2009/11/06 23:43
- 名前: KI-MA ◆XPGPmiNYm2 (ID: 0T2ECwzo)
次々と名前が呼ばれていき
もうすぐ一の名前が呼ばれる頃になっていた
一は呼ばれるまでの間
ずっと片岡先生のことを考えていた
片岡先生はどうしたんだろう?
自分たちを見捨てたんだろうか?
一は唯一信用していた先生だけあって
裏切られたと思うと心が痛んだ…
『先生……』
先生が今どうなっているかは分からなかったが
今の一は、辛いことがつづきすぎて
心がいっぱいいっぱいになっていた…
そしてとうとうこの瞬間がやってきた
『男子4番、霧谷一!!』
そう呼ばれると一はゆっくりと
立ちあがり、歩き出した
ディバックをもらって教室を出た
兵隊たちがズラリと並ぶ廊下を
後にし、校門に出た
今は夜、冷たい風が頬に当たる
ついに始まったんだ…と一は思った
もうみんなが敵なんだ
ボーっとしていたら殺される…
しかし一は心のどこかで
みんななら話し合えば何とかなると思っていた
『とにかく今は、逃げなきゃ』
そういうと一は走り出した
一の姿は暗い闇に消えていったのだ……
【残り27人】
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