二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ひぐらしのなく頃に 輝
日時: 2009/12/11 16:54
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: 2nnbbVZM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13247

新しい仲間が増えた時
それは新たな惨劇を意味する

新たなカケラが増えた時
それは戦いのループを意味する

それでも私は戦える

たとえ貴方が信じないとしても、私は絶対信じてる———

これが運命だとしても、奇跡は必ず起きるから———ッ!

☆*☆*☆*☆

お初の人も、前作を見てくれた方も、どうもです☆

大会中に消えるって!て突っ込んでしまいました(汗
まあ、頑張っていこうと思います♪

此方は前作「ひぐらしのなく頃に 歩」の続編です!
・・・それだけです!(オイオイ

前作「ひぐらしのなく頃に 歩」
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14018
前々回、プロローグ〜10話
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13893
前回、11話〜15話
http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=14084

♪ひぐらしソング&ひぐらし動画♪
「コンプレックス・イマージュ」FULL
http://www.youtube.com/watch?v=4DtEicUihng
「澪尽し編OP」
http://www.youtube.com/watch?v=hj0HAaK0kfU&feature=related
「その先にある誰かの笑顔のために」
http://www.youtube.com/watch?v=XdvOUCeYYZo&feature=related
神画質 「Super scription of data」
http://www.youtube.com/watch?v=hILGMmFHPnY&feature=related
アニメ「ひぐらしのなく頃に解」厄醒し編〜祭囃し編
http://www.youtube.com/watch?v=GRvlA9TSY6Y&feature=related
「why,or why not」
http://www.youtube.com/watch?v=2Y169Ca5sxE

〜*♪此処に来てくれた仲間達♪*〜
ゆずき
うっさー
ユメさん
m,kさん
藍羽さん
瑠留
月乃さん

皆!ありがトゥーッス☆
〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

では楽しんで読んでもらえたら光栄です♪

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Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.17 )
日時: 2009/12/09 20:25
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: akyskkyw)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13247

瑠留☆

友だねー!ウチも瑠留に会えて嬉しい☆

いやいや!土下座なんてしなくていいよ!
むしろこっちが土下座したい♪

よし!小説へGO!

Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.18 )
日時: 2009/12/09 20:34
名前: 藍羽 (ID: ASdidvAt)

こんにちわー。

詩音・・・!
来世も双子がいいね、ですか。
この言葉、すごく感動しますー!!
次はどうなっちゃうのでしょうか?
頑張って下さい。

Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.19 )
日時: 2009/12/09 20:53
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: akyskkyw)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13247

藍羽さん☆

ウチもですよ!
祭囃し編で聞いた時、胸に響きましたね!

あと、ウチのことは呼びタメでおkですよ〜ん♪

Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.20 )
日時: 2009/12/10 16:34
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: f30p0hGp)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13247

        19、双子

—宏人side—
俺は驚きながらも、詩音という人を知った。
双子の妹・・・、消さないと邪魔になりそうな存在だ。
心の闇が、蠢きだす。


帰り際、俺は詩音に声を掛ける。
「詩音だっけ?」
「?はい、そうですよ」
詩音は此方に向くと、ニコリと笑い掛ける。
しかし、俺には醜いとしか感じない。

俺は無表情で、詩音に伝えた。
「俺は、魅音の居場所を知ってるぞ」
「え・・・」
耳を疑うような、そんな驚きの顔。


「連れて行ってください」
剣幕の顔で歩き出そうとする詩音。

「あぁ、分かった」
俺が頷くと、歩き出す。


そこで立ち止まる、振り返る。
「あの、お姉の何処って・・・」
そこで詩音の言葉が止まる。

詩音を石で殴ると、小さく悲鳴を出しながら、ダランと地面に落ちた。




俺が詩音を殺す準備を施すと、床の軋む音が聞こえた。
「気が付いたか」
「アンタなんでしょ・・・」
今まで沈黙が続いていた部屋に、怒り口調で呟いた。

「アンタが、魅音を・・・!!!」
ギリッと下唇を噛む。
俺を見据えるその瞳は、殺意の目。


俺は詩音の質問に答えるべく、乾いた血の付着した斧を見せる。
「そう、俺が此処で、この斧で殺した」
「・・・・ッ」
その俺の冷静さから、詩音は余計に身体を震わせた。

「此処の部屋と、その斧の血は、魅音の・・・・!!」
詩音は目を見開き、魅音の死を悟る。
俺は無言で、頷いてやった。


「どうして!何で魅音をッ!」
「別に、向こうから攻撃を仕掛けてきたから」
平然と言ってやると、詩音は顔を

「あり得ない!あの子は昔とは違う!魅音は仲間を第一に考える子なんだッ!」
「どうだか。あいつは俺を殺そうとした」
信じないと分かって、俺はこの話を止める。


俺は詩音を見下ろしながら、問い掛けた。
「俺が今から、何をすると思う?」
「愚問ですね・・・・」
俺の質問を、戯言だとばかりに、鼻で笑う。



「でも、双子でよかったじゃん」
俺の発言に、詩音は顔を歪ませた。
意味が分かっているのだ。

俺は詩音の頭を狙って、斧を振り翳す。
「もうすぐ姉と同じ所に行けるんだから・・・」
「殺る気ですか・・・」
詩音が先程の質問に答えるかのように呟く。



「いいことを教えてあげます」
詩音が悪戯笑みを浮かべる。

「貴方が私を殺しても、私の仲間は殺せませんよ?」
「ふぅん・・・」
死に際に余裕でいられることに、苛立ちを覚える。
俺が生返事を返すと、「あと一つ」と詩音が付け足した。


「本当は私達、魅音と詩音が逆なんですよ」
「・・・・」
興味のない冷めた顔をして、俺は詩音を見下す。


「へぇ、覚えておくよ。姉の詩音さん・・・」
非情という仮面を被って、俺は斧を振り落とした。

—詩音side—
「へぇ、覚えておくよ。姉の詩音さん・・・」
最後に耳の奥で聞いたのは、そんな声だった。


魅音、あんたは殺されてたんだね・・・?

ごめんね、気付けなくて・・・・。

私だけ、苦しみを逃れようなんて思わない。

「ありがとう詩音。いや、魅音———」

隣でそんな魅音の声が聞こえる。

私が魅音でも詩音でも、どっちでもいいよ。

私達は、誰にも負けない絆を持ってる双子だから———。

——————————————————————
えーとですね。
やっぱり姉妹が逆の件は伝えてみたかったんです!
せっかく目明し編で分かったので!
そして、タイトルも「双子」にしましたー!

Re: ひぐらしのなく頃に 輝 ( No.21 )
日時: 2009/12/11 16:25
名前: マユ ◆vars8VB/bg (ID: 2nnbbVZM)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=13247

        20、最愛の友

—宏人side—
詩音の首筋と手首に手を当て、脈をとる。
生臭く、ぬるっとした液体が、俺の身体を染めた。
「・・・・・」
詩音の死を悟ると、俺は無言で立ち上がる。

そして、居間へ向かおうと踵を返した刹那。



「ひろ・・と・・・?」
上手く言葉が出てこず、途切れ途切れに呟く優羽。
其処には、部活メンバーがいた。

「何で・・・!」
俺の問い掛けには答えず、皆一点を見つめる。


部屋の至る所に付着した大量の血。
そして、どす黒くなった詩音。
それは残酷にも、俺の行為全てを物語っていた。


「宏人・・・。お前まさか・・・・ッ!!」
圭一が顔を真っ青にして、言葉を詰まらせる。
それ以上の恐ろしいことは言えない。
そんな感じだった。


「来ちゃったんだな。仕方ない・・・」
冷酷に、残虐な発言をし、皆が震え上がった。
床を軋ませて、一歩後ずさる。

俺は一歩ずつ傍により、斧を揚げた。
「死ね・・・!」



残虐に振り落とす斧と、無数の嘆きと呻き声。

幾つもの血しぶきが舞う。

皆の流した血は、誰の血か判らないほど入り混じった。


「宏人・・・!どうしちまったんだよ・・・!」
そんなおかしくなった俺に、声を掛ける圭一。
そんな声を掻き消したくて、俺は只管斧を振った。


もう虫の息となっている元仲間達。
もう、終わる・・・。



そう感じた時、ポツリと丸く小さな染み。

俺の目には、心なしか涙が溜まる。
それは躊躇なのか、それとも慈悲なのか、意味は俺にも分からない。

「これが、友人を殺す殺人鬼の気持ちなんだな・・・」
ポツリと放った言葉。
それは、初めて味わう悲愴だった。


人を殺すのは、こんなに苦しかったっけ?
人を殺すのは、こんなに悲しかったっけ?

そんな想像を絶する悲痛は、俺を悩ませた。



「宏人、目を覚ましてよ・・・!宏人!」
俺のことを、声を限りに呼び掛ける女の声。
周りの光景は、涙で揺らいだ。

俺は斧を大きく振りかぶった刹那。


「ごめんな・・・」
初めて発する、友への謝罪。

その言葉を聞いた彼女は・・・。


最後の最後に、血だらけの顔で、あの日のように笑った———。



最後に送るよ、俺からのプレゼント。

さよなら・・・最愛の友・・・・。


——————————————————————
赤染し編も、もう終了間近!
次の編の名前考え中です。


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