二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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*妖精の尻尾*
日時: 2010/01/06 09:25
名前: チャミー (ID: mY4PpL58)

この小説は、『FAIRYTAIL』のキャラたちの日常を描いた物語です。


 注意
*荒らしはやめてね。
*感想書いてくれると嬉しいナ。
*是非読んでみてね。



>>2 「登場人物紹介」
>>9 「登場人物紹介Ⅱ」
>>13「星霊たちのプロフィール」

>>1 「第1話 妖精の尻尾」 
>>3 「第2話 仕事より空腹」
>>4 「第3話 空腹より仕事」
>>7 「第4話 愛さえあれは何もいらない」
>>8 「第5話 恋敵、時々天敵」
>>10「第5話 恋敵、時々宿敵」
>>11「第6話 恋敵、時々ライバル」
>>12「第7話 恋敵、時々親友」

>>17「番外編 信じるか信じないかはアナタ次第」

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Re: *妖精の尻尾* ( No.1 )
日時: 2009/12/21 17:42
名前: チャミー (ID: p4jphIw6)

第1話「妖精の尻尾」


ここは、魔導士ギルド『妖精の尻尾フェアリーテイル』。
この物語は、この『妖精の尻尾』の——


どんがらがっしゃーん!!


「誰がお前に負けるってェ?? この、おしゃべりパンツが」
「黙れ、クソ炎!! おめでたい頭しやがって」
「なんだと!? この、さらさらヘアーが!! やんのか!?」
「ああ、やってやる!!」

「ちょっと!! 二人ともスト———ップ!!! まだ説明の途中でしょ!!」

「あ、そっか? 悪ぃ悪ぃ」

コホン、では気を取り直してもう一度。
この物語は、『妖精の尻尾』の個性的な仲間達が繰り広げる物語である。

「……言い直したわりには微妙な説明ね」

この、やけに突っ込む女はルーシィ。一応、『星霊魔導士』なのである。
ちなみに本人曰く、好きな星霊は子犬座のニコラらしい。

「なぁ、ルーシィ。その、『説明』ってのは何のことなんだ??」

この、さっき言い争っていた男(おめでたい頭のほう)は、ナツ。『火の滅竜魔導士ドラゴンスレイヤー』である。
あ、忘れるとこだった。一応主人公ね。

「おい、ナツ。お前は大人の事情ってモノを知らねぇのか」

さっき言い争っていたもう一人のさらさらヘアーのほうは、グレイ。『氷の造形魔導士』である。
すぐに服を脱ぐクセがある、将来が危ない人。

「あい!」

この青い猫は、ハッピー。
猫だけど魔導士。『エーラ』という魔法を使う。
「あい!」が口癖。

「なーなー、そんなことより、早く仕事行こうぜ。ホラ、魔物退治で40万ジュエル!! 行くぞ、ルーシィ」

ヘラヘラと笑いながら、ナツが言う。

「あっ、お前逃げる気か!?」

グレイがそう叫んだときには、ナツとルーシィの姿はなかったという。

「逃げやがったな、あの野郎!!」

グレイはそう言うと、二人を追いかけて走って行った。


***


「ついてくんじゃねぇよ!!」
「うるせぇよ。てめーこそ逃げんじゃねぇ」
「あい!」

「なんで私まで……」

二人と一匹が騒いでいる後ろで、ルーシィは一人落ち込んでいるのであった。
その手には、仕事の依頼の紙が握られていた。

Re: *妖精の尻尾* ( No.2 )
日時: 2009/12/18 15:25
名前: チャミー (ID: sUTR7t67)

登場人物紹介


*ナツ・ドラグニル
 火をまとって戦う『火の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)』で、『火竜サラマンダー』とも呼ばれている。
 赤い髪に竜のうろこのような模様のマフラー、そして、裸に上着を着るという季節感のない服装が特徴。
 乗り物に極端に弱く、炎を食べれるこの物語の主人公(一応)。
グレイとは犬猿の仲。


*ルーシィ・ハートフィリア
 ナツと出会って『妖精の尻尾』に加入した星霊魔導士。
 実は超大金持ちのハートフィリア家のご令嬢で、家出少女。金銭感覚が鈍っている……ということはない。
 常に金欠のツッコミ役。


*グレイ・フルバスター
 氷の造形魔法を使う、ナツのライバル。
 かっこいいけど、すぐに服を脱ぐ妙なクセのせいで台無し。このクセは師匠の影響らしい。
 実力は『妖精の尻尾』の中でもトップクラスで、炎の魔法を使うナツとは常にケンカしている。


*ハッピー
 いつもナツと一緒にいる猫。でも、ちゃんとした魔導士で、『エーラ』という魔法を使う。
 「あい!」が口癖で、ギルドのマスコットキャラクター的存在。


*エルザ・スカーレット
 鎧の魔導士で、さまざまな鎧を換装して戦う『騎士ザ・ナイト』という魔法を使う。
 『妖精の尻尾』最強の女で、『妖精女王ティターニア』と呼ばれている。
 ナツとグレイのケンカを止められる唯一の存在。


*マカロフ・ドレアー
 問題児だらけの『妖精の尻尾フェアリーテイル』をまとめるマスター。
 『巨人ジャイアント』という魔法を得意とする。氷や炎などの魔法も一通り使える。
 聖十大魔道の一人。


*ミラジェーン
 『妖精の尻尾』の看板娘で、『週刊ソーサラー』という本のグラビアもやっている。
 元S級魔導士で、昔は『魔人』と恐れられていたらしい。
 変身魔法が得意で、エルフマンの姉。


*ロキ
 『週刊ソーサラー』の『カレシにしたい魔導士』の上位ランカーの常連。かなり女好き。
 実は人間ではなく星霊で、黄道十二門の一人『獅子宮のレオ』。
 指輪魔法はロキ本来の力ではなくて、本来の力は『獅子宮のレオ』として呼ばれたときにしか使わないらしい。
 ちなみに、ルーシィは好みのタイプらしい。

Re: *妖精の尻尾* ( No.3 )
日時: 2009/12/18 15:47
名前: チャミー (ID: sUTR7t67)

第2話「仕事より空腹」


「いや————ッ!!!」


「なんだよ、ルーシィ。そんな『こっち見ないで!!』みたいな顔しなくてもいいだろ」
「だって、あんた、頭!! 頭見なさいよ!!」
「頭ァ?? なに言ってんだ?」

ルーシィが見たもの、それは——

「ぶーっ、ナツ、何だそのアタマ!! キノコ生えてんぞ」

そう、頭にキノコが生えていたのである。
……もちろんグレイの頭にも。

「はぁ!? キノコが生えてんのはてめーだろ。バカじゃねーのか?」

ムッとして、ナツが言い返す。
もちろん、ナツの頭にもキノコははえている。

「ああ!? キノコはてめーだろーが」

グレイが頭にキノコをはやして言い返す。

だいたい、なんでこんなことになっているのか。
それは、数分前のこと——


***


「腹減ったー」

ナツが気合の抜ける声で言った。

「知るかよ。だいたい、まだ仕事の途中だろ。我慢しろ」

そう言うグレイだが、その直後、ぼそっと「腹減ったー」と呟いた。

「アンタも言ってんじゃん」

ルーシィはそう言ったが、ルーシィのおなかの音もさっきから鳴り響いている。

「ルーシィ、おなかなってるよ」

ハッピーが笑いながら言った。


***


そして、現在に至る。

「いたらねーよ!!」

グレイがケンカの途中で突っ込んだ。


「はぁ〜。早く帰りたーい」

ルーシィが空を見上げて言った。
その後ろでは二人がずっと騒いでいる。
森の中なので人の迷惑にはならないが、鳥はばさばさぁっ! と音を立てて飛んでいき、動物も逃げるように走り去った。


「もー、なんなのよー!!」

ルーシィは空に向かって叫んだ。
その後ろでは、ナツとグレイが森を破壊していた。


続く

Re: *妖精の尻尾* ( No.4 )
日時: 2009/12/18 16:26
名前: チャミー (ID: sUTR7t67)

第3話「空腹より仕事」


「……あのね、ひとつ聞いてもいい?」

ルーシィがナツとグレイにむかって言った。

「ここ、森じゃなかったっけ?」
「…………」

ルーシィが言うとおり、森であったこの場所に、植物は全く見当たらない。
ナツとグレイは何も言わなかった。
……が、反省しているわけでもなかった。

「だいたい、お前が——」
「そう言うお前こそ——」

案の定ケンカを始めた二人を見たルーシィは言った。

「仕事はどうするの?」
「「あ、忘れてた」」

ナツとグレイが声を揃えて言った。

「えっと、今回の仕事は森に住んでる魔物を退治することだよ」

ハッピーが言った。
……が、三人は言った。

「おい、グレイ」
「なぁ、ルーシィ」
「あのさ、ナツ」

「「「森って、どこだ?(かな?)」」」」

三人は顔を見合わせて、ただ笑うしかなかった。
すると、突然ハッピーが言った。

「なにか来るよ」

「ああ。森の魔物とかか?」


どおぉぉん


足音とともに、一匹の魔物が現れた。

「あっ、コイツだよ! 依頼書に載ってた魔物!!」

ハッピーがそう叫ぶと同時に、ナツとグレイは魔物に飛び掛った。

「あの魔物を倒すのは、俺だァ!!! 火竜の鉄拳!!」
「ナツには負けねぇ!!! アイスメイク ランス!!」

炎と氷がなんとも言えないタイミングで魔物を襲う。
あと少し魔法を繰り出すタイミングが遅くても、早くても、お互いの魔法を打ち消してしまうぐらいのタイミングである。

「火竜の咆哮!!」
「アイスメイク ハンマー!!」

闇雲に攻撃を繰り返す二人を見ていたルーシィも、魔法を発動させた。

「開け! 時計座の扉!! ホロロギウム!!」

ルーシィは、魔法で星霊『ホロロギウム』を呼び出した。
そして、中に入った。

「なにやってんだ!! ルーシィ!!」

ナツが叫んだ。

「『私、巻き添えになるの嫌だから』と申しております」

ホロロギウムがルーシィの代わりに言った。

「なんだよ、それ。ま、いっか。火竜の鉄拳!!」

ナツの技が炸裂し、魔物は倒れた。

「よっしゃあ!! オレが倒したぜ!!」
「クソッ、負けたか……!!」

なにか言っている二人とハッピーにむかって、ルーシィが言った。

「じゃ、ギルドに戻ろっか」

二人と一匹は頷いて、ギルドに向かって歩き出した。


達成感があふれていた彼らだったが、ひとつ大切なことを忘れていた。
そう、森に住む魔物どころか、森自体を消滅させてしまったということを——




続く

Re: *妖精の尻尾* ( No.5 )
日時: 2009/12/18 16:27
名前: 聖歌 (ID: wV.w8U6X)

フェアリーテイルの小説ですかー。
おもしろいので、又来させてもらいます☆


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