二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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◆D灰◆終焉ノ曲芸…第1幕【完】 12/23up!
日時: 2009/12/23 19:36
名前: なさにえる (ID: QShSD58R)

 呪われてるんだ。そっか、呪われてるからこんなに消えるのか!!!←現実逃避

 まぁ、これで何回目になるかもわからないけど……
消えては不死鳥のように((しつこく…そして執念深く!!!))
 甦り続けるなさにえるの駄サーカス((小説))にご入場いただきありがとうございます((終焉ノ曲芸の後のはサブタイみたいなもんです))

   _____ただいま、作者はない知恵を絞って創作中(と言う名の現実逃避中)です……

基本シリアスになり…ならない!!!!です。ギャグあり。
流血、グロ表現あるので苦手な人Uターン!!!

更新は出来るだけ早くしたいですが……気長にお待ちくだs((殴!!!

なお、オリキャラ募集は〆切りました。
ちなみに登場時期も順番もすべて作者のきまぐれです←ちょ

            ◆◇◆◇◆◇◆◇◆
  ◆エクソシスト◆
ラオ=リャン     >>11 ←NEW!!!
ハイディッヒ・スチュアート >>4
グロリア・シュトリューゼム
日向 棗
クロウ=ネヴィル

ヴァル・インディーズ(悠s作)
瑞夜((葛端s作)
テッサイア・J・ロマーリオ(哭辿s作)

  ◆ノア◆
ジゼル・ノクターン

ソカル・ヴィデス(燈龍s作)
黒夜(すとろべりーs作)

  ◆その他◆
カッサンドラ・スパナ


     ………

†第1幕† 血ト鉛ノ舞曲  >>19

              ◆◇◆◇◆◇◆◇◆

   †お客様†
セピア様、悠様、哭辿様、燈龍様、赤色ウサギ様、葛端様、すとろべりー様
ねこうさぎ様、神無月陽菜様

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Re: ◆D灰◆終焉ノ曲芸……哀レミ狂詩曲 ( No.1 )
日時: 2009/12/18 20:29
名前: なさにえる (ID: QShSD58R)

   第7夜  ……侵入


「ドーラ姉〜♪」
  「お姉ちゃん〜」

孤児院のドアを開けたとたん小さな子供たちが飛び込んできた。
「また機械いぢり?」
「そのお兄ちゃんたちはぁ?」
「誰ぇ???」
答える間もなくアレンたちまで子供たちに取り囲まれて袖を引っ張られたりよじのぼろうとしたり……。

「なにぃ〜」
 「変な服!!!」
「白髪が二人もいる!!!」

まったく容赦ないいわれようだ。

      「白髪かぁ……」
        「……………」
  ため息をつくアレンとそっぽをむくハイネ。
   「子供ってある意味で残酷よね」
         「気にするな、アレン。たかが白髪って言われ手ぐらいで」
           「そうそう、たかが白髪だろ」

     「…………」

ラビとヴァルの絶対確信犯の言葉に余計傷つくアレンだった。


「この人たちはシスターのお客様よ。だから騒がない」
  「知らないもぉん♪」
   「きゃはははははは」


        「こぉらぁああぁぁ!!!騒がないって言ってんでしょ!!!!」

走り回る子供たちを怒鳴るドーラの迫力にラビとヴァルもさすがに引いた。


  「ねぇ、ドーラぁ」
「もう……あとで遊んであげるから」


    諦めたドーラはそう言うと騒ぐ子供たちをなだめて、アレンたちを孤児院の二階に案内した。



「失礼しま〜す」
ドーラはドアを開けると中へラオたちを通した。

そこに座っていたのは穏やかな表情をしたシスターだった。
歳は四十そこそこに見えるが、全身から癒しオーラを発しているようだ。

「ようこそ。エクソシストの皆様。お待ちしておりました」
その顔がハイネを見てパァッと輝いた。

     「まぁ♪ハイネちゃんじゃない♪」



           ____は、ハイネちゃん!?




あの無愛想で無口のこいつが
                            、、、、、、
               ____________ハイネちゃん!!??

吹き出しそうになったラビは口を手で塞いだ。



      「…………お、お久しぶりです」

             明らかにハイネちゃんと言われた時顔が引きつった。


「あの人ってこのシスターだったんですね」
「いい人なのに」
「ハイネちゃんってのが駄目なんかね?…プッ」
「笑うな、馬鹿ウサギ。」
「ほらほら!!!シスターの前でそんな怖い声だすなさぁ((汗」
「そんな面倒くせぇことで悩んでたのか」
「まだまだ餓鬼よね、ハイネも」
       「ドーラ……」
           「おぉ怖い」


逃げるようにドーラは部屋にすみにひっこんだ。

ふと、ラオはシスターの影に隠れるように少女が立っているのに気がついた。
ラオの視線に気がつくと余計に隠れてしまった。

    「あの子は?」
     ラオはドーラに訪ねた。

「あ、この子はここの孤児のドット。本当はトゥーランドットっていうんだけど長いでしょ」
ドーラは微笑むとトゥーランドットの頭を優しくなでた。

「殺人事件に巻き込まれてこの子は独りぼっちになったから………ここで一緒に暮らしてるの」


     「…………」


「……そう、イノセンスだったわね」
我に返ったシスターは金庫から大きな水晶玉を取り出した。

   窓から入る光で美しく輝いている。




あまりの美しさにめんどくさいとぼやいていたヴァルも黙りこんだ。



                  「これが______?」
                    ラオは呟いた。

                     「そう。わかったのは最近なのよ」

           「適合者はいるんさ???」
               「残念ながら私じゃないみたいね……」



    「じゃあ、回収したんだ。帰ろうぜ」

              ヴァルはそう言った。



「そうですね。ノアもいるみたいですし。ここに危害が行く前に速く回収した方が良さそうですし」

       「それじゃあ、早めに帰った方がよさそうね」
              ラオもそう言うと水晶に手を伸ばした。







             _______________へぇ……イノセンスか






   「!!!!???」


ラオはハッと顔を上げた。

「どうした??」
ハイネが聞いた。

   「い、いま_______」



そう言おうとした刹那____





                  「イノセンスも〜らいっ♪」



突然男の声がしてラオの目前で風にさらわれるように水晶がいつの間にか見知らぬ青年の手に渡っていた。


     「ノア……!!!」
        アレンたちは驚いてイノセンスをかまえた。








             「''哀''のノア……ジゼル・ノクターン」




     男___ジゼルはそう言って水晶を掴む腕に力を込めた。
               


            _____________パキィイィィィ


高い悲鳴を残して水晶にひびが入ると砕けた。
バラバラと散らばるイノセンスのかけらをラオたちは何も出来ずに見つめた。




                 「仕事のついでだ。遊んでやるよ」

Re: ◆D灰◆終焉ノ曲芸……哀レミ狂詩曲 ( No.2 )
日時: 2009/12/18 20:29
名前: なさにえる (ID: QShSD58R)

            ラプソディア
   第8夜 ……哀レミ狂詩曲


「今暇だしさ、相手して上げるよ。エクソシスト___」

ジゼルはきざったらしくそう言うと前髪をかき上げた。
    「さぁ、イノセンスは壊れたし誰から来………」


         そう言ったジゼルの鼻先を銀色の物体が駆け抜けた。



              「お!?」


「よくもシスターのイノセンスを……」
スパナを構えたドーラが呟いた。
          「やめろ、ドーラ!!!」
ハイネが止めようとしたがその前にドーラは再度スパナを投げていた。
           銀色のスパナは唸りをあげてジゼルに向かって飛んだ。




    「幾つもイノセンス壊してきたけど………」
          ジゼルはフッと笑うと手を軽く振った。

              _______ジュッ!!!

   一瞬で消えるスパナ。


      「…………エクソシストよりも先に向かってきた人間はあんたが初めてだ」


唖然とするドーラは無意識で腰のスパナを握っていた。

         「あんたみたいな気の強い女も良いけど………」


気がつくとジゼルはドーラの目の前に立っていた。
 長い指がスッとドーラの頬に触れた。



        「………タイプじゃないんだよな」
          ジゼルの指がかすったドーラの髪の毛の先が縮れて消えた。









                 ____________カチッ


   「離れろ………」
     ジゼルのこめかみに銀色の銃口が突きつけられた。
      「ハッ____怖い怖い」

ジゼルはニヤッと笑うと窓から身を躍らせた。
  息を飲むシスターの目の前でジゼルは悠々と空中を歩いてみせた。まるで目に見えない床があるようだ。



        「馬鹿ウサギ、ラオ。こいつ頼んだ……」
          「わかった」
           「馬鹿ウサギってのは引っかかるけどまかせろさぁ」

             「_____僕は手伝いますよ」
               アレンがイノセンスをかまえて隣に立った。
          「邪魔すんじゃネェぞ」
              「安心してください。足手間といにはなりません」
             「ハッ____」



ハイネとアレンは窓から飛び出した。














             「_________で」









「ヴァルは行かないの???」
ラオは鋭い目をヴァルに向けた。

「馬鹿いうな。お前らが心配だから残ってやったんだろ」


              「………本音は?」

「誰があんな面倒な戦いに自分から首突っ込むか」
素っ気なくいうヴァルの後ろでラオは頭を抱えた。


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