二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 大神 小さき村から始まる大きな物語
- 日時: 2010/01/30 09:19
- 名前: 夢幻双 ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: イエアと呼ぶのはやめてw
—挨拶—
はじめまして。
夢幻想と申します。
これからよろしくおねがいします。
まぁ、とりあえずは『大神』というゲームをもとにした小説です。
知らない人はぜひ買ってください。
ちなみに2010年にDS版が発売されます。(価格未定)
ぜひ買ってください。感動しますよw
では、なるべく知らない方(多いと思う)にも分かるようにしますので
どうぞ生暖かい目で見守ってください^^;
—〜—
注意
・のんびり更新です。
・カオスです。
・荒しは原則無視方向で
・ネタバレします。
・この時点で危険を感じたらプラウザの戻るを押してくださいw
ではどうぞ。
あ、そうそう多分分からない用語があると思います。
そのときは何なりとお申し付けください。
一応用語解説を設けておきますのでそちらを見てからで。
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.12 )
- 日時: 2010/02/02 19:59
- 名前: 夢幻想*妄想イェア!! ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
まける気がしない。わけないお^p^
凍神「タヒ亡フラグw」
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.13 )
- 日時: 2010/02/07 18:49
- 名前: 夢幻想*妄想イェア!! ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: アイフル♪
第二話 前
空は真っ赤に燃え、気味の悪い空気が漂っていた。
強風のためか、子供くらいある大きな岩も空を羽が生えたかのように飛んでいた。
白野威の像は石の目でその様子をずっと見ていた。
すると一つの大きな岩が白野威のほうへ飛んできた。
『カキンッ!!』
岩が何かにはじかれその場にころがる。
白野威の像の前には一人の女性が立っていた。
桃色をきちょうとした着物、二つに分かれた長い前髪、細いつり目、色白い肌、露出の多い胸(桃のようだw)そして背中に漂う帯。
この女性がこの災厄をはらったご神木、『木精 サクヤ姫』である。
サクヤ姫は転げ落ちた岩と空を見ていった。
「あなおそろしや……。
まるで古の伝承如き怪しき有様。
どうしてこのようなことに!?」
そういうとサクヤ姫は白野威の像の方を向く。
白野威はスラリとした体、紅いところどころにある模様、筆のような尻尾……。
いかにも神そのものだった。
「……ともかく、ことは一刻を争います。
百年あまり、わが身を尽くして魔より守りしこの器……。
ついに主のもとへと返す時が来ました……」
サクヤ姫は白野威と逆の方を向くと、手で丸を書いた。
その描いた丸はヒカリをおびた。
「いざ天照る神よ。
今こそその力で濁世をあまねく照らし」
そしてそのヒカリを帯びたまるはいっせいにヒカリだし、
一つの鏡となった。
ただの鏡ではない。鈍く模様が刻まれ、所々が炎のようにとびでている。
「我等に神明のお導きを授けたまえ!!」
そういうとサクヤ姫はその鏡を宙に投げる。
鏡は主のもとへと向かうかのように白野威の像のもとへと飛んでゆき、像の背中に止まった。
すると鏡はいきなり炎をまとい、像も生きているかのように動き出した。
白い毛並み、赤い模様、筆のような墨……。
やはり、アノ像だ。
鏡がヒカリをおび、白野威と呼ばれた『大神 アマテラス』は像の台からスルリとおちた。
「おお、その汚れなき純白の御芳容はまさしく—……。
我等が慈母に坐すアマテラス大神!(オオミカミ)!
百年の昔その身命をなげうって強大な魔のものを退治し—……。
この国を救いたもうたその威風、些かも変わりありませぬ。
石像に身を窶して時を経ながらよくぞお戻りになりました……」
そういうとサクヤ姫は細い目にたまっている雫を袖でふき取った。
しかし、アマテラスは話が長いとあくびをして、ヨコになり、丸くなった。
「……」
サクヤ姫はそれをみて涙も吹き飛んだ。
「と……ともかくアマテラス大神。
この猛り狂う雲の有様をごらん遊ばれよ」
サクヤ姫は空を指差す。
アマテラス大神は寝転がりながらそれを見た。
岩はとび、台風以上の有様だった。
「貴方がお隠れになった後も世には物の怪が蔓延り(はびこり)
この緑美しき国【ナカツクニ】を乱しておりました。
然れども、これほど不吉な有様は見たことがありませぬ。
どうか貴方の通力で闇を祓い……。
悪しき物どもを成敗したまい……。
そして—……?」
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.14 )
- 日時: 2010/02/07 18:49
- 名前: 夢幻想*妄想イェア!! ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: アイフル♪
第二話 後
サクヤ姫は懐をキョロキョロする。
そして自分の胸をおさえる。
「おや?これは何ぞ?
急に懐がこそばゆく……。
ホホッ。 ウフフフッ!!
アハハハハハハハ!!!」
するとサクヤ姫の懐はら虫のようなものがとびでて地面にころがった。(指の爪ぐらいの大きさ)
「ハァハァハァ、い、今のは一体……?」
サクヤ姫は地面に転がったものをみた。
「お、お前は……!?」
すると地面に転がったものは自らコロコロころがりだす。
アマテラスはじぃーっとその物をみている。
やはりアマテラスでもしらないものなのであろう。
すると物は急にピョンピョンはねだし、しゃべりだした。
アマテラスはソレをみて飛び起きて威嚇した。
「イテテテテ……。
ひでぇことしやがんなぁ!!
たいした体でもないのにギャーギャー騒ぎやがってェ!!
クソ難しい話してるから面白くしてやったんだろォ!?」
するとサクヤ姫がそのものにはなしかける。
小さくてよく分からないがほのかに緑のヒカリをおびている。
「これ玉虫や、お前また私の懐で昼ねを……?」
すると物はそれにこうかえす。
「オイラをムシケラ扱いすんなっていつもいってんだろォ!?
オイラは全国行脚の旅絵師——……。
『イッスン』サマだィ!!」
この妖精のような小さいのは『さすらいの絵師 イッスン』という。
「ホレ……その眼(まなこ)を開いてオイラの名筆を篤と拝みなァ!」
イッスンは絵巻をとりだすと、アマテラスのカオになげつけた。
その絵は紛れもなく木精サクヤだった。
だが、これはタマガハラの絵の描き方っぽくはなく、なんというか中国の昔の絵のようだった。
「どうだい、本物より可愛くかけてるだろォ?」
イッスンはなにをおもったかアマテラスの鼻の先にそり、アマテラスにはなしかけた。
「おい……、この不景気なツラした毛むくじゃらァ!
……おやァ?
このトボケ顔、どこかで見覚えがあるような……。
そうだ!お前あの《白野威の像》にソックリじゃ—……」
『パクッ』
そのはなしが終わる前にアマテラスはイッスンをパクリと口の中にいれた。
しかし、まずかったのか、べちょりとイッスンを地面におとした。
するとイッスンはよだれまみれになったことにおこったようで、緑の光は赤くなった。
「ブェ〜ッ!!ななな……何しやがんだィ!
コノヤロウ、大和男子(ヤマトオノコ)をヨダレでベトベトにしやがったなァ!?
おのれェ、このイッスンさまを無礼るやつァゆるさねェ!」
イッスンはようじのような刀を懐からとりだしていった。
「こうなったらオイラの獲物、《名刀電光丸》で——」
『ギャォォォォォォォォン!!!!』
そのときだった。
空を揺るがすような大きな雄たけびが聞こえたのは。
イッスンはいつの間にかアマテラスの鼻先にのぼっていった。
「なななな、なんだァ あのうなり声は?
それに……よくみりゃァ夜みたいに真っ暗じゃねェか!」
するといままで一言もしゃべらなかったサクヤ姫が口を開いた。
「アマテラス大神。
私のはかなき力では神木村を救うのが精一杯でした。
村のいきとし生ける魂は我が果実のうちに守りたれば——。
これを切り落とし村をよみがえらせ給え!」
そうサクヤ姫はいうと、たくさんの花びらがサクヤ姫の体をまといはじめた。
「大神たる貴方なら必ずや正しき道を見出し——
その神業で天地万有を生成化育したもうことでしょう」
するとサクヤ姫は大きな神木となった。
神木といっても、今は花もちり、かれたような状態だった。
特徴といえば、クルリとまがった枝と、不思議と新鮮な桃のみだった。
「なんだいもう元のご神木の姿に戻っちまうのかィ?
それにしてもサクヤのねぇちゃんおかしなこといってたなァ。
村の魂を果実の中に守ったとか……」
イッスンとアマテラスはご神木を見上げる。
すると、ブヨン、ブヨンと不気味に動く、大きなピンクの桃がめにはいる。
「あの実だなァ?切り落とせば村がよみがえるってねぇちゃんがいっていたのは……」
しかし、見上げる高さにあるため、いくら大神とてあの高さはとどかない。
「でもアノ高さじゃ何か特別な力でもない限りどうやっても届かないぜェ。
そんなことより、どうしてこんなに真っ暗なんだァ?
オイラが昼ねしている間に何があったんだよォ!」
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.15 )
- 日時: 2010/02/09 06:08
- 名前: 夢幻想*妄想イェア!! ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: アイフル♪
風は一向にやむ気配もなく、むしろどんどん強くなっていくのがよく分かった。
アマテラスはなんとかジャンプして取れないかとなんかいもジャンプしたが、あげくのはてに取れなかった。
そして、イッスンはそのアマテラスに見かねて、こういった。
「だァ〜かァ〜ら。オイラの話聞いてなかったのか?ジャンプやなんかでとれるもんじゃないぜェ。
……おわァッ!」
急に強風がふき、イッスンが飛ばされそうになった。
しかし、アマテラスの毛をしっかりとつかんだため、なんとか飛ばされることはなかった。
「しっかし、すっごい風だなァ。
毛むくじゃら、風が入ってこない場所へいこうぜェ」
アマテラスは歩き出し、ご神木のうろに入る。
するとご神木のうろにはなんと扉があり、そこをあけ、中へ入ることが出来た。
そこは、神木村によくにた、どこかだったw。
イッスンはあたりをキョロキョロしていった。
「どこだい、ここわァ。
今度は急に静かになっちまったけど_
村にこんな場所、在ったけェ?」
【天の川】
キラキラと星の輝きとともに聞こえるさざめきや、川のせせらぎ。
しかし、人もいなく、なんともさびしいところだった。
「ともかく、ココは用心していこうぜェ。
たとえばグルッとあたりをよく見回すとか、視点を変えるとか……。
まぁ色々やってみてよォ。
何かお前、ボケーっとしてるから心配なんだよなァ」
そして、さわさわと生気の感じられない草を踏みしめて、アマテラスはまっすぐ進んだ。
すると、橋の前に何故か鏡があった。
キチント手入れされ、台に置かれて白いお茶のみにヒイラギのような草が添えられていた。
アマテラスはスルーしようとしたが、イッスンがそれをみるたび、けを引っ張る。
「ちょっとまちないッ!なんでこうスルーしようとするかなァ?
あれは……物実の鏡じゃねぇか!
あの鏡に身を写したら、その者の記憶が永遠に鏡の中に刻まれるのよォ。
つまり、もしもお前がやられちまっても、少し前からやり直せるってこったィ。
何事も備えが大事ってこったィ!慣れない内はなァ!」
しかし、アマテラスはその鏡を軽くスルーした←
赤くところどころペンキがはがれた橋をみる。
ソレと同時に川のほうも目に入った。
透き通り、綺麗なエメラルドグリーンの川は、空の星を写し、それはまるで【天の川】のようだった。
橋を渡りきると、ツボがきれいに並んでいるところに出た。
それをみるとまたもイッスンがまた話す。
「おっとォこりゃ壊しがいのあるツボがたくさんならんでらァ!
ブッ壊したら何かいいモンが出てくるかもしれないぜェ?
ドカンと頭突き一発お前の石頭をくらわしなァ!」
アマテラスは言われたとうり、腰を低くし、少し下がっておもいっきりツボを壊す。
するとナカから小判が一枚出てきたり、一文や二文が出てきた。
これをイッスンが拾うと、すかさずアマテラスにかけていたさいふにつめる。
全部壊し終わると、さいふには100両も給っていた。
「景気よくやったなァ、大将!
この調子で壊せるものはどんどん壊していこうぜェ!」
しばらく歩くと、がけがあった。
アマテラスがジャンプしても上れない高さだ。
しかしソコには、ちらりとみえる宝箱があった。
これをみてイッスンは奮闘した。
「待て待てェ!
あそこにあるのはなんだァ?
オイラの勘がお宝の匂いを嗅ぎつけたぜェ!
ちょっとここを上って見に行ってみようじゃねぇかァ!
高いところへとび乗るなんざ、造作もねェだろォ?
ジャンプ一番!壁でもう一度キックしてカベジャンプだァ」
その助言のおかげか、アマテラスはポンポンといけた。
きしにつくと、まずは宝箱。
幸い鍵はかかってなかったので頭突きをしたらあいた。
ソノナカには、《神骨頂》が入っていた。
これはアマテラスの好物であり、これを食べると傷ついた体も治りが早くなる。
そしてさらに進むと、橋に差し掛かった。
しかし、橋はジャンプしても渡れないほどに壊れていた。
「アレェ、橋が壊れちまってらァ。
丁度言いや、確かお前、アマテラスっていったなァ。
アマ公お前《筆玉》って言葉は知ってるかァ?
活きのいい筆書きには魂が宿るってお話さァ。
百聞は一見に聞かずだィ!まァ、見てな!」
イッスンはおもむろに筆と墨を取り出す。
そして、壊れた橋にむけると、こわれた空間を補うように筆で塗りつぶした。
すると、こわれたはずの橋がよみがえったではないか。
「ヘヘッ、どんなもんだィ!コレがオイラの筆技、その名も画龍だァ!」
イッスンは自慢げに筆をしまうと、うんちくを始めた。
アマテラスは驚いた様子もなしに、ただイッスンの自慢話に耳を傾けていた。
「画龍ってのは筆で書いたものに魂を宿す筆技の一つで_
失われたものの復活ををつかさどる筆神様の力なのさァ。
オイラもこの技1つを極めるのに相当な修行をしたんだけど……。
この世には全部で十三もの筆神様がいるんだぜェ!
その十三の筆神様ってのはもともと一人の神さまでよォ。
その神さまが死んじまった時十三の力が国中バラバラに散って……。
それが世の庶物にやどって筆神様に姿を変えたって話さァ。
一体どんな風に十三もの筆技を使いこなしていったんだろうなァ」
アマテラスは大きく「ワン」と一回鳴いて、よみがえった橋を黙々とわたっていった。
- Re: 大神 小さき村から始まる大きな物語 ( No.16 )
- 日時: 2010/02/08 19:58
- 名前: 夢幻想*妄想イェア!! ◆lWYtn5MZ2k (ID: PQvy21Xz)
- 参照: 夢幻双っての俺だからw
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