二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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イナズマイレブン 二つの疾風
日時: 2009/12/25 16:48
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
参照: http://ameblo.jp/dgrayble/image-10417821026-10350736399.html

風丸の妹設定で、お話を進めて行きたいと思います。

 嫌いな人はどうぞ、回れ右してください。

 URLに妹の設定画を張ります。

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Re: イナズマイレブン 二つの疾風 ( No.1 )
日時: 2009/12/25 16:49
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
参照: http://ameblo.jp/dgrayble/image-10417821026-10350736399.html

1 陸上から離れた疾風
 一人の少女が、すっと封筒をジャージ姿の中年男性に渡した。
 この男性は桜森ようりん女子中学校、陸上部の顧問だ。
 
 「これは、どういうつもりだい?」
 
 「書いてあるとおりですよ」
 少女はこう答えると、顧問の先生は首を横に振った。
 
 「これは、なんかの冗談かね。君は将来、プロでも十分やっていける程、才能があるのだよ」
 
 少女の差し出している封筒には大きく『退部届』と書かれていたのだ。
 退部するかしないかは、生徒の自由。だが、彼女の才能を考えて、顧問はもう一度よく考えるよう、説得したかった。
 しかし、少女は首を横に振る。
 
 「私はもう決めたんですよ、先生」
 
 そして、彼女は——風丸 流千(かぜまる るち)はにっこり笑って、こう言った。

 
 「お兄ちゃんと同じ道を歩むって」

Re: イナズマイレブン 二つの疾風 ( No.2 )
日時: 2009/12/25 16:50
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
参照: http://ameblo.jp/dgrayble/image-10417821026-10350736399.html

2 挑戦

 「円堂、行くぞ!」
 
 水色の髪をポニーテールにし、さらに前髪で左目を隠している少年は、そのかけ声と共に、ゴールにめがけて、シュートした。
 彼の名前は風丸 一郎太。この雷門イレブンのDFだ。
 風丸がシュートしたボールを、GKの円堂 守は軽々と受け止める。
 
 「さぁ、どんどん来い!」
 
 パンと手を鳴らしながら、気合を入れる円堂。
 彼らはつい最近まで、エイリア学園との戦いで地元を離れていた。そして、新たな敵との戦いに備え、ここに戻ってきたのだ。
 
 「よし、次は俺だぁ!!」
 
 マフラーをしている白に近い銀髪の少年、吹雪 士郎が叫んだ。
 それと同時に足を高く上げ、思いっきりサッカーボールを蹴る。
 その早くて力強いボールは、まっすぐとゴールに吸い込まれていくようだ。
 だが、それを止めたのは、円堂ではない。
 円堂に届くギリギリの所で、誰かが割って入ってきたのだ。
 そして、そのままボールを足で華麗に蹴り返す。
 雷門中のメンバー達は、その光景に唖然として見ているしかなかった。
 ボールを蹴り返したのは、一人の少女だった。
 ノースリーブの白いユニフォームに赤い半ズボン。そして、わき巫女のようなひじに着けている赤い袖が、特徴的だ。
 ユニフォームの左胸の部分には、『桜森』と書いてある。
 
 「あの学校は……!」
 
 風丸が小さく声を上げた。
 
 「どうした、風丸」

 ゴーグルにマント姿の少年、鬼道 有人が振り返って、彼を見る。
 
 「いや。まさか……」
 
 鬼道の質問に、風丸は答えなかった。それに対し、鬼道は少し眉を潜めたが、何も言わなかった。


 黒い髪に赤い眼の少女は体制を直し、円堂に向き直った。

 「あなたが、雷門のキャプテンですか?」

 「あぁ、そうだ」

 円堂は、感情一つ入っていない凍るような少女の声に対し、いつもの明るい態度で答えた。
 少女は桜色をした一つの封筒を、彼に差し出した。

 「私達、桜森女子中学校、サッカー部はあなた達雷門中学校のサッカー部に練習試合を申し込みます」

Re: イナズマイレブン 二つの疾風 ( No.3 )
日時: 2009/12/25 16:51
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)
参照: http://ameblo.jp/dgrayble/image-10417821026-10350736399.html

ユニフォームは>>0で流千が着ていたものと同じです。

Re: イナズマイレブン 二つの疾風 ( No.4 )
日時: 2009/12/25 19:22
名前: アヤカ (ID: VTrHJ6VV)

3 挑戦状

 「その挑戦を受けるわけにはいかないわ」

 「監督!」

 バスから降りてきたのは、雷門イレブンの監督、吉良 瞳子。
 
 「桜森女子のサッカー部と言ったら、弱小チームよ。そんなチームと練習試合をした所で、なんの得にもならないわ」

 言っていることはきついが、内容は正しい。
 それが分かっているのか、円堂達は何も言わなかった。
 すると、黒髪の少女はふふっと微笑んだ。

 「それは、もう昔の事です。私達、桜森チームはもう、新キャプテンによって、生まれ変わったのです」

 「新……キャプテン?」

 円堂達や瞳子は眉を潜めた。
 少女は彼らの疑問に満ちた表情を見ると、くるりと体の向きを変えた。

 「私は桜森のFWの木下 黒舞(きのした くろむ)です。勝負を受けるか受けないかは、あなた達次第。でも、断った場合に、うちのキャプテンがどう動くかは、知りませんよ」

 黒舞と名乗った少女はそう言うと、その場を立ち去った。

 残された雷門イレブンがポカーンと黒舞が去った後を見ていると、風丸が円堂に話しかけた。

 「円堂」

 「なんだ、風丸?」

 「俺はこの勝負を受けたいと思う!」

Re: イナズマイレブン 二つの疾風 ( No.5 )
日時: 2009/12/25 19:50
名前: 沙紀 ◆7/Kp.DKOrE (ID: bIwZIXjR)

ちょっと待って!!
ゆうちゃん、絵上手すぎ!!!
神だぁ!!!!

風丸の妹・・・
勝負、勝つのかな??

更新頑張って!!


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