二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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D.Gray-man 裏切り者
日時: 2009/12/27 21:30
名前: アリス (ID: sC1Xeyy3)

はい…まぁ前に作ってたんスけど…消えちゃったんで始めから…よろしくお願いします…。
何かテンション低かったのはすいません!!


注意事項

1.アリスが嫌い☆

2.D灰嫌い☆

3.オリキャラ?ふざけんな!!

4.荒らし☆

5.パクリに来たぜ!!

以上が当てはまる方は今すぐ戻るボタンを押しましょうww


自作のオリキャラです↓


◇エクソシスト


名前【スイ】
年齢【不明】
性別【女】
国籍【不明】
誕生日【不明】
血液型【O型(恐らく】
外見【肩にかからないぐらいの長さの水色の髪。目の色は藍色。身長178cm】
性格【コーヒー大好き☆科学班の手伝いをよくしている。D灰メインのキャラの中ではリナリーの次ぐらいに頭良い。薬を作ったりするのが趣味。コムイ曰く「1000年に一度いるかいないかの天才児」らしい。天才】
その他【実は失敗作のアクマ。3年前に伯爵に捨てられ、教団にエクソシストとして入団。イノセンスを扱えるのはスイの体の持ち主がイノセンス適合者だったから】


◇イノセンス


名前【胡蝶乱舞】
型【装備型】
形【扇】


では本編へGO→

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Re: D.Gray-man 裏切り者 ( No.1 )
日時: 2009/12/27 21:41
名前: アリス (ID: sC1Xeyy3)

—プロローグ—


アクマとなる者もたまには神に救いの手を差し延べられたりするのです。


それが彼女…スイ。


彼女の体は伯爵の甘い言葉に乗せられて悪に手を染めてしまいました。
そして生き返らせた自らの愛する者に…殺されたのです。


嗚呼、哀れな彼女に差し延べられたのは伯爵の手と伯爵の笑顔——…。


“これでまた一つ世界の終焉へと駒を進めましタ”


伯爵はそう嬉しげに微笑むとスイに手を差し延べました。
スイはその手を心から嬉しく思い、彼に忠誠を尽くすと誓いました——…。


けれどそんな彼女の忠誠は呆気なく潰されました。
彼女は人を殺せなくなっていたのです——…。


人を殺せないアクマなど、ただの機械。
伯爵はスイを棄てました。
まるで玩具の様に。


彼女は嘆き、悲しみ…そして。
一筋の光を見付けたのです。


“君が伯爵に捨てられたアクマかい…?”


そう言ってコムイはスイに優しく手を差し延べました。
スイはその一点の曇りもない笑顔を見つめ、コムイの手を弱々しく握ったのでした——…。

Re: D.Gray-man 裏切り者 ( No.2 )
日時: 2009/12/28 13:11
名前: アリス (ID: sC1Xeyy3)

第一段「出会い」


カツ…カツ…カツ——…。


広く大きな廊下にスイの靴の音が響き渡った。
スイの足取りは、重い——…。


「朝っぱらから無線で起こされたら困るっつーの…」


スイは大きなあくびをして、科学班の部屋に入った。
そこには誰もいない。
コーヒーの香りが漂うだけで誰もいないのだ。


「何?うちのこと馬鹿にしてる訳?」


スイはこめかみに血管を浮かばせ、呟いた。
スイは教団の中のエクソシストで神田の次ぐらいにキレやすい。
だから常に気を付けなければならないのだ。


「あ、スイ!!」


凛とした声が響き、スイは振り返った。
そこにいたのはリナリー。


「あ…リナリー。コムイは…」

「兄さんなら指令室よ。付いて来て」


リナリーはニッコリと微笑んだ。
長く綺麗な髪を揺らし、リナリーは歩き出した。
スイはリナリーの言うがままに付いて行った。
着いた先は科学班全員が集まっていた。


「あぁ、スイ!!起きたんだね!!」

「朝っぱらから何?」


機嫌悪そうにスイはコムイを見つめた。
コムイはヘラッと笑い、スイの肩に手を置いた。


「入団者かも知れないけど、アクマかも知れない人が来たから判断して貰って良いかな?」

「そんなことか…はいはい、見せてー」


野次馬を退けて、スイは映像をジッと見つめた。
白髪の少年。
パッと見るとそれしか分からない。
けれど密かに左目にペンタクル模様がある——…。


「呪われてるけど立派な人間。久し振りに鑑定しがいがあるんじゃない?」


スイは笑顔を綻ばせた。
コムイの緊張感も一気に溶ける。
科学班の全員が戻って行く。


「あぁ、そうだ。リナリーとスイは彼を迎えに行ってくれるかな?」

「しょうがないなぁ」

「行って来るわね、兄さん」


二人は白髪の少年の元へと向かった。


白ト黒ガ交ワルコトナド出来ナイ——…。


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