二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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BLEACH【中編小説集】リク募集中
日時: 2010/01/02 10:34
名前: 鬼姫 ◆GG1SfzBGbU (ID: RrZohNJD)

永劫に続くかのような長くてただ退屈な旅路
その旅の途中一瞬にして"アナタ"という名の嵐風が吹き去っていった
"ワタシ"の中の淡い花弁を散らしながら











皆様お久しぶりです^^

以前こちらでBLEACHの長編小説を書いてた鬼姫です

何度目かの消去にあい、ついに…
挫折してしまいました(苦笑

いやぁ、本当に挫折してしまうものですね←

と、いうわけで大変申し訳ありませんが例の話はいつかまた復活できましたら書かせていただきます




話は変わって、今回の小説についてです

何度消去されても挫折しづらいように中編小説集で行きたいと思います^^
短編ではなく、あくまでも中編を(笑

中編と言いながらも絶対無駄に長くなります←


流れとしては
BLEACHキャラ×オリキャラの恋愛小説となります

シリアス、ギャグ何でも頑張ります★

オリキャラのPFは全て物語の最後に載せますね



リクは年中無休で受け付けていますので是非ご利用ください^^
鬼姫はシリアスonlyになる傾向があるのでギャグが読みたい方はリクお願いします

リクの場合は↓をお使い下さい
【リク用紙】
BLEACHキャラ:1人だけ選んで下さい
オリキャラ:1人だけです、どんな子がいいかという希望がありましたら^^
内容:どんな設定の恋愛話がいいかです、シリアスorギャグなど

コメントも年中無休で受付中です!
感想、意見、応援何でもお願いします♪



本格的な執筆は来年からとなりそうです^^;


さっそく一日で三回目の消去に遭ってしまいましたが



今回はどこまで続くでしょうか?
鬼姫のBLEACH恋愛中編小説集始まりです


†お客様†
・秋空様
・湯山アヤカ様


†小説目次†

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Re: BLEACH【中編小説集】リク募集中 ( No.1 )
日時: 2009/12/30 21:12
名前: 鬼姫 ◆GG1SfzBGbU (ID: EUu3Ud2H)

>>秋空様


ギン&オリ破面、スターク&リリネット両方書いてみたいと思いますb

完成度は保障できませんが(笑


スターク&リリネットの方なのですが
元々考えていたスターク×オリ破面の話があるのでそこと繋げちゃってもよろしいでしょうか?


年明けからとりあえずできる限り頑張ってみますので暇潰しにでも読んでやって下さい^^

Re: BLEACH【中編小説集】リク募集中 ( No.2 )
日時: 2009/12/30 21:14
名前: 鬼姫 ◆GG1SfzBGbU (ID: EUu3Ud2H)

では初めに
記念すべき第一作目の予定を発表します(笑


第一作目は↓

第5十刃・ノイトラ×オリ破面

です^^

最初っから本人の趣味一直線のマイナーキャラ主人公です(苦笑


どんな話になるのかはお楽しみにww

Re: BLEACH【中編小説集】リク募集中 ( No.3 )
日時: 2009/12/30 21:15
名前: 鬼姫 ◆GG1SfzBGbU (ID: EUu3Ud2H)

【Prologue】深紅の女神———ノイトラ×オリ破面


俺の世界はあの日から灰色で
己でやったことなのに後悔が俺を襲う
誰にもぶつけることができない想いで俺の世界は灰色に染まった

そんな俺の世界に久しぶりに色がさす
目が眩むような美しい深紅
血のようなおぞましさはなく
まるで赤く燃える炎のような激しさだけが俺の瞳を刺し貫いた

本当にこの瞳に映したいのは
あの懐かしい翠色
すべてを癒すような優しさと
生命力にあふれた美しさ
この視界から消えろと叫んでいてもこの穴のあいた心臓はそれを求めていて


翠色に似た紅色のお前は
あいつと似ているようで何かが根底から違うんだ

俺を見る瞳も違えば
俺にかける声音も違う

それでも俺に対する優しさという名のお節介は本当に同じほど溢れていて
そこに懐かしさと苦しさを感じる




お前は俺についていくと言った
何処までも
最後まで

それを試してやろうじゃないか
紅色のお前が何処まで俺についてこれるのか
いつまで俺に付き合ってられるのかを








絶望を背負う俺の前に現れた深紅のお前はまさに女神と称するのにふさわしい

Re: BLEACH【中編小説集】リク募集中 ( No.4 )
日時: 2009/12/30 21:17
名前: 鬼姫 ◆GG1SfzBGbU (ID: EUu3Ud2H)

【No.1】深紅の女神


「藍染様より、見に来てくれとのことです」

背後から従属官テスラの声が聞こえる
振り向かずに俺は寝台に腰かけたまま口を開いた

「どうせまた雑魚を生むだけだ…何でそんな場に俺が行かなきゃならねぇ」

藍染が言うには
今日はまた新しい破面を”作る”そうだ
滅多に使える奴なんて生まれないただの実験
俺はそんなものに興味はない

「ですが…藍染様の命ですので」

声音でテスラの困り顔がはっきりと浮かぶ
それが面白くて俺の機嫌は少しだけマシになる

「時間は?」

「今、すでに始まっているかと…」

その答えを聞いて黙って立ちあがる
テスラに一声もかけぬまま部屋を出て無機質な廊下を歩いていく
慌てて俺の後についてくるテスラを従わせて目指すは実験室


そこまで言うなら、見に行ってやろうじゃねぇか
少しは俺を楽しませてくれ











「やっと来たね…ノイトラ」

実験室は深い穴のようでそれを囲むように他の破面共がいる
穴の底に立つ藍染は遅れて来た俺を見上げて強気に微笑んだ

「ご覧…この子がキミにあげる子だ」

俺に口を開く間を与えぬまま藍染は話を進める
もうこいつのこの態度に慣れはしたが少々ムカつくことも確かだ
藍染の言葉で昔の約束を思い出す
いつだったかも忘れるほど前に、俺にもう一体の従属官をやると言っていた
だが、今の俺にテスラ以外の従属官はいらない
そう言おうとして薄く開いた口は穴の底にいる一体の破面を見て閉じることを忘れた


最初に視界に入ったのは目が眩むような深紅の豊かな髪、その上に被さる見覚えのある仮面
藍染の声にひかれるように、俯いていたそいつは顔をあげる
視線が交差したとき、その顔に俺の瞳は釘付けにされた

仮面紋の形からその顔立ちまで
すべてがあいつと同じなんだ

—————————————ネル…ネリエル

無意識に心の中で呟かれる名前
無意識に歯を食いしばって手を握りしめる
ずっと前にこの手で外の世界に放り出した女
認めたくはないけれどその強さに憧れた女

そいつと同じ顔をした奴が眼下にいる
悪い夢でも見ているのだろうか
本当にどこまでもあいつに似ているんだ
強気な瞳も
緊張に固く閉ざされた唇も
しなやかな肢体も

「そうだ…名前をまだ聞いていなかったね」

静けさが満ちる空間に一つの声が響く
その声に眼下の破面は藍染の方へと視線を動かす
視線が外れたことが少しだけ嫌だった

「…名前?」

首をかしげてそいつは藍染を見上げる
生まれた破面は誰でも必ず名前を持っているはずで
だから、藍染はそいつの答えに首をかしげた

「そう、名前だよ…キミの名前」

「名前…私の、名前」

名前、そう呟きながら破面はもう一度俺を見上げる
交差した視線で何処か、俺の奥を探られたような気がした
暫くの沈黙の後、破面は俺を見たまま口角を上げた

そう、小さく笑ったんだ

スッと瞳を閉じて俺との繋がりを閉じるとそのまま藍染の方を向いて瞳を開く
強気な瞳の輝きはどこか増したようにも感じられ
口角を僅かに上げたまま、破面は口を開く


「私の名前はネリエル、ネリエル・トゥ・オーデルシュバンク」



新入りの破面は、確かにはっきりとあいつの名を名乗った


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