二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ドラゴンクエストⅨ ドラクエ好き大歓迎♪
- 日時: 2010/01/08 16:49
- 名前: チヒロ ◆xTJtP.L5$I (ID: lwQfLpDF)
こんにちはっ 初です。
大好きなドラクエで小説書いてみようかなと。
応援よろしくお願いします♪
ドラクエⅨは10回ほどやってるんで(←やりすぎっ)
シナリオは頭の中に叩き込んでありまーす。
ゲームとはちょっと違うところもありますが
楽しんでくれるとうれしいです。
ではどうぞ↓↓
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- Re: ドラゴンクエストⅨ 初ですっ☆ ヨロシク! ( No.6 )
- 日時: 2010/01/08 16:33
- 名前: チヒロ ◆/46IGocN$f (ID: lwQfLpDF)
人間界と天使界をつなぐ、『星の扉』と呼ばれる渦から、マルヴィナは天使界の床に足をついた。
おかえり、という言葉があちこちから聞こえ、マルヴィナは頭を下げる。
「あ、星のオーラね・・・って、どんだけ集めたのよアンタっ」
星のオーラ—あの結晶のことだ—を見た天使が大声を出し、口を押さえる。
「ウォルロにはいい人間が多いのね。いろんな人から感謝されるんでしょ」
感謝。星のオーラとは、清き心の持ち主が、何かに感謝した時生じる。
そして、集めたオーラを、天使界の最上階に聳え立つ世界樹に供える・・・
それこそが、本当の天使の役目だ。
「ああ、呼び止めてゴメン。オムイ様に報告してきな。後で世界樹の様子も教えてね?」
マルヴィナは返事をして、階段を上っていく。
長老オムイ。彼が、この天使界の長。
そして、人間界から戻った天使は、皆彼に報告をする。
そのために、いつもこの部屋は混む時間と空く時間とがある。今日は混んでいた。
マルヴィナは、守護天使になりたてだった。
つい最近、師匠である上級天使イザヤールから受け継いだばかりだった。
そのイザヤールの姿が見えた。誰かと話している。
「ラフェットさん・・・?」
その人(天使?)は、イザヤールの喧嘩友達(らしい)であり、マルヴィナの憧れ——ラフェット。
その二人の話し声が、マルヴィナにはなぜかはっきり聞こえた。
「驚いたわ。マルヴィナがもう守護天使になるなんてね。っていうか、よく許したわね?」
その質問に、イザヤールは表情を曇らせる。
生真面目な顔を、いつにも増して真面目にして、
「違う。私は反対したんだ。ただ、長老オムイ様が」
・・・えっ。マルヴィナは、小さく声をあげる。
「・・・だろうと思った」
「・・・笑っているのか?マルヴィナはまだ未熟だ・・・何かあるかも分からないというのに」
「・・・・・・」
「君はエルギオスの悲劇を忘れたのか?」
盗み聞きがいけないことは分かっていた。しかし、無視することができない。
何か、止めるきっかけは——
「!」
マルヴィナの前の天使が、すっ、と横に動き、オムイとの対面を許した。
「おお、守護天使マルヴィナか」
のんびりとした口調で、オムイは言った。
そういったわけで、マルヴィナは盗み聞きを止めることが出来たのだが——
- Re: ドラゴンクエストⅨ ドラクエ好き大歓迎♪ ( No.7 )
- 日時: 2010/01/08 16:50
- 名前: チヒロ ◆z/TBpzd3$Y (ID: lwQfLpDF)
題名変えました。
もう初じゃないし・・・
- Re: ドラゴンクエストⅨ ドラクエ好き大歓迎♪ ( No.8 )
- 日時: 2010/01/08 17:19
- 名前: チヒロ ◆aYL9D6dz (ID: lwQfLpDF)
「よお、マルヴィナ!」
セリアスが走ってきた。
セリアス。彼は、マルヴィナが見習い天使だった頃からの友達だ。
「ああ、セリアス。守護天使にはなれそうか?」
「いや、無理そう。
・・・くっそう、何でマルヴィナやキルガは守護天使になれたのに、俺はなれん?」
キルガ——彼もまた、見習い天使の頃からの付き合いだ。
そして、天使界至上最年少で守護天使となった、とんでもないヤツだった。
「・・・あたしは・・・」
本当はなれなかったんだ。
さっきのイザヤールとラフェットの話を聞いてしまい、そう言おうとしたが止めておいた。
「あたしは、まぐれだよきっと。セリアスもすぐなれるだろ」
「そーかねー・・・そうだといいけどさ。あ、キルガだ」
セリアスが指をさす。マルヴィナが振り返る。
「あ、キルガ、今帰ってきたんだ。星のオーラ、こぼれそうだよ」
マルヴィナに言われ、キルガは「大丈夫だよ」と答えた。
キルガは顔に張り付いた髪の毛を、すっ、とはらい、小さく笑う。
「ああ、いいよなイケ面は。そういう仕草がしっかり決まるんだから」
セリアスが皮肉を言い、キルガは微笑から苦笑に。
「あたしがさっき世界樹に捧げてきたときは結構輝いていたぞ。神の国へ帰れるのも、そろそろかな」
「・・・世界樹に女神の果実が実った時、神の国へ帰れる・・・か」
セリアスは溜め息。
「こりゃ、俺が守護天使になる前に神の国へ帰ることになるんじゃないか・・・?」
「嫌なら人間界に残るんだな」
マルヴィナが笑い、
「断ります」
セリアスが即答した。
キルガはそれをしばらくながめていたが、
「・・・ひとまず、報告してくる」
そう言って、階段を上っていった。
マルヴィナは星の扉を見る。
「・・・なぁ、この噂ってホントかな?」
「?」
「星の扉を通らずに人間界へ行ったら・・・天使の力を失うって」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・考えたくねぇ」
「・・・・だよな」
会話終了。
「・・・えっと、んじゃ、あたしは行く。んじゃ」
微妙な雰囲気で、二人は別れた。
- Re: ドラゴンクエストⅨ ドラクエ好き大歓迎♪ ( No.10 )
- 日時: 2010/03/20 12:20
- 名前: みなちー (ID: yjS9W/Zh)
文章うまいですねぇ。 私は一回クリアしました。主人公の名前はナツキです。
- Re: ドラゴンクエストⅨ ドラクエ好き大歓迎♪ ( No.11 )
- 日時: 2010/06/12 15:44
- 名前: ななしば (ID: j5agIZR0)
私もドラクエやってました〜!
面白いです!この小説 そんけ〜。
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