二次創作小説（紙ほか）※倉庫ログ
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- 魔人探偵 脳噛ネウロ２
- 日時： 2010/01/27 22:28
- 名前： song （ID: p17IpJNR）
どうも！ songです。
ネウロワールドに首を突っ込むわけですが、今作品の世界観は『魔人探偵 脳噛ネウロ』の続編となります。即ち、ヤコが19歳の時間軸です。
ではでは〜♪ 楽しく読んでくいただけると嬉しいです。コメ待ってます。
—登場人物—
・桂木 弥子
父親の『謎』の死がきっかけでネウロと出会う。以後、しかなく探偵役を演じるが、現在はかつての経験・人脈・名声を利用し、難事件を解決する交渉人として『世界一の探偵』と称される程。
・脳噛 ネウロ
『謎』を唯一の栄養源とする突然変異種の魔人。地上に来てまもなく桂木弥子と出会い、彼女を隠れ蓑に選んで『謎』を探し始める。現在は瘴気に満ちた状態であり、魔界道具にも独特のアレンジが付け加えられている。
・吾代 忍
元々はやくざ運営の金融会社『早乙女金融』の副社長代理。現在は望月総合信用調査に副社長兼監査役として出向し、実質的な社長として働く。元チンピラなだけに血の気が多く短気でキレやすいが、義理堅い性格。
・あかねちゃん
早乙女金融が入る以前からそこにあったと思われる、事務所のコンクリート壁に塗り込められた女性の死体。現在は携帯電話にストラップとしておさげだけが本体と離れ、弥子をサポートしているもよう。
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- Re: 魔人探偵 脳噛ネウロ２ ( No.1 )
- 日時： 2010/01/27 23:07
- 名前： song （ID: p17IpJNR）
プロローグ
ある日本晴れが彼方まで渡る５月の末——
「火火火……まさかあんたと一緒に犯れるとは思わなかったぜ」
独特の笑い方で自身の満足を堪能する男一人と……
「まだ、何か用事が？ 」
その男が自分の側にいることを懸念する人物が一人。
「冷てーな。共犯者じゃねーかよ。もうちっと気を許しても……」
「イヤ」
ただ一言でその人物は男の伸ばす手を振り切る。
「……まぁいい。だが、結局のトコロ俺もあんたも能力の使い道を探し求める生粋の犯罪者。強力な『仲間』は増やしといて損はしないぜ？」
不敵な笑みを浮かべ、男は体の向きを変えた。
「フン……」
「火火火……俺はあんたの能力に惚れたんだ。近い内にまたどこかで会うだろ。そん時に良い返事を期待してる」
そう言って、男はその場から去って行った。
「能力の使い道を探す犯罪者……かぁ。間違ってはないんだろうけど、私に自分を売ろうなんて、思い上がりも甚だしいんじゃない？」
悪意の芽は絶えず育ち、そしていつしか『謎』を生んでゆく。
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